11/12/14 22:29:44.03 Dr04+0CB
>>1だけど、少し雑談をする。昔を思い出した。
ジグソーパズルで言うと数百ピースの中の1つだけど。
閉鎖病棟に入院していたとき、15歳の女の子がいた。危篤状態から奇跡的に命を取り留めた子で、手首はボロボロ。ODしまくり。
一時外出(「100%親が監護で病院は責任を負わない」という条件)から戻ってくるときには、
全裸になって、刃物類を持ちこんでいないか検査されるような子。
その子の病室には「夜回り先生」こと水谷修先生の著作全冊があり、その名言を紙に書いて張っていた。
「私、クスリやっていたんだ・・・ いいんだよ」
「私、学校行けないんだ・・・いいんだよ」
「私、死にたいんだ・・・ それだけはダメだよ」
とにかく『死』と全力で戦っていた子だった。
ある日、その子にこう言われた。しかも屈託のない笑顔で。澄み切った目で。
「私、何で生きてるんだろ。死ねばよかったのに」
僕は水谷修にはなれなかった。思わず言ってしまった「そうだね。死んでいればキミにとって幸せだったのにね」と。
そう言うしかなかった。
そこそこの大学を卒業して、すんなり会社に入って、普通に仕事していた。
そういう世界があるのを知らなかった。