12/01/09 20:35:37.16 U9BuSQea
>>682
ワイパックス(ロラゼパム)は中期作用型のベンゾジアゼピン系の安定剤です。
ワイパックスは肝臓で代謝酵素のCYPによる反応を受けず、直接グルクロン酸抱合を受け排出される薬剤です。
そういった意味で肝機能が低下している方に適用されやすい薬です。
他にも直接グルクロン酸抱合を受ける抗不安薬としてはエバミールやロラメット(ロルメタゼパム)、ユーバン(ロラゼパム)などがあります。
尤も、ワイパックスはCYPによる反応を受けず、他の薬剤との代謝が競合しないという意味で「肝臓にやさしい」という表現がされているのだと思います。
またワイパックス自体も肝機能低下患者では慎重投与となっております。
直接グルクロン酸抱合を受け排出されるかどうかよりも、薬としての効き具合の方が重要なのではないでしょうか。