12/05/09 18:22:37.61 DvA9InYL
十の蜂舎の成りしとき
よき園成さば必らずや
鬼ぞうかがふといましめし
かしらかむろのひとありき
384:優しい名無しさん
12/05/09 18:24:55.68 DvA9InYL
山はかすみてめくるめき
桐むらさきに燃ゆるころ
その農園の扉を過ぎて
苺需めしをとめあり
385:優しい名無しさん
12/05/09 18:30:10.93 DvA9InYL
そのひとひるはひねもすを風にガラスの点を播き
夜はよもすがらなやましき
386:優しい名無しさん
12/05/09 18:32:28.18 DvA9InYL
うらみの歌をうたひけり
387:優しい名無しさん
12/05/09 18:43:34.42 DvA9InYL
若きあるじはひとひらの
白銅をもて帰れるに
をとめしづかにつぶやきて
この園われが園といふ
388:sage
12/05/09 19:03:46.08 DvA9InYL
かくてくわりんの実は黄ばみ
池にぬなはの枯るゝころ
をみなとなりしそのをとめ
園をば町に売りてけり
389:sage
12/05/09 19:08:59.44 DvA9InYL
わたくしはずゐぶんすばやく汽車からおりた
そのために雲がぎらつとひかつたくらゐだ
けれどももつとはやいひとはある
化学の並川さんによく肖(に)たひとだ
390:優しい名無しさん
12/05/09 19:11:53.86 DvA9InYL
あのオリーブのせびろなどは
そつくりおとなしい農学士だ
さつき盛岡のていしやばでも
たしかにわたくしはさうおもつてゐた
391:優しい名無しさん
12/05/09 19:18:58.59 DvA9InYL
このひとが砂糖水のなかの
つめたくあかるい待合室から
ひとあしでるとき……わたくしもでる
馬車がいちだいたつてゐる
392:優しい名無しさん
12/05/09 19:52:50.83 DvA9InYL
馭者(ぎよしや)がひとことなにかいふ
黒塗りのすてきな馬車だ
光沢消(つやけ)しだ
馬も上等のハツクニー
393:優しい名無しさん
12/05/09 19:55:09.72 DvA9InYL
このひとはかすかにうなづき
それからじぶんといふ小さな荷物を
載つけるといふ気軽(きがる)なふうで
馬車にのぼつてこしかける
394:優しい名無しさん
12/05/09 20:58:18.98 DvA9InYL
(わづかの光の交錯(かうさく)だ)
その陽(ひ)のあたつたせなかが
すこし屈んでしんとしてゐる
わたくしはあるいて馬と並ぶ
395:優しい名無しさん
12/05/09 20:58:58.89 DvA9InYL
これはあるいは客馬車だ
どうも農場のらしくない
わたくしにも乗れといへばいい
馭者がよこから呼べばいい
396:優しい名無しさん
12/05/09 21:02:21.55 DvA9InYL
乗らなくたつていゝのだが
これから五里もあるくのだし
くらかけ山の下あたりで
ゆつくり時間もほしいのだ
397:優しい名無しさん
12/05/09 21:04:50.74 DvA9InYL
あすこなら空気もひどく明瞭で
樹でも艸でもみんな幻燈だ
もちろんおきなぐさも咲いてゐるし
野はらは黒ぶだう酒(しゆ)のコツプもならべて
わたくしを款待するだらう
398:優しい名無しさん
12/05/09 21:08:21.52 DvA9InYL
そこでゆつくりとどまるために
本部まででも乗つた方がいい
今日ならわたくしだつて
馬車に乗れないわけではない
399:優しい名無しさん
12/05/09 21:11:18.50 DvA9InYL
(あいまいな思惟の蛍光(けいくわう)
きつといつでもかうなのだ)
もう馬車がうごいてゐる
(これがじつにいゝことだ
どうしようか考へてゐるひまに
それが過ぎて滅(な)くなるといふこと)
400:優しい名無しさん
12/05/09 21:14:45.19 DvA9InYL
ひらつとわたくしを通り越す
みちはまつ黒の腐植土で
雨(あま)あがりだし弾力もある
馬はピンと耳を立て
その端(はじ)は向ふの青い光に尖り
いかにもきさくに馳けて行く
401:優しい名無しさん
12/05/09 21:17:12.33 DvA9InYL
うしろからはもうたれも来ないのか
つつましく肩をすぼめた停車場(ば)と
新開地風の飲食店(いんしよくてん)
ガラス障子はありふれてでこぼこ
わらぢや sun-maid のから函や
夏みかんのあかるいにほひ
402:優しい名無しさん
12/05/09 21:19:23.96 DvA9InYL
汽車からおりたひとたちは
さつきたくさんあつたのだが
みんな丘かげの茶褐部落や
繋(つなぎ)あたりへ往くらしい
西にまがつて見えなくなつた
403:優しい名無しさん
12/05/09 21:22:40.38 DvA9InYL
いまわたくしは歩測のときのやう
しんかい地ふうのたてものは
みんなうしろに片附(づ)けた
そしてこここそ畑になつてゐる
黒馬が二ひき汗でぬれ
犁(プラウ)をひいて往つたりきたりする
404:優しい名無しさん
12/05/09 21:25:03.54 DvA9InYL
ひはいろのやはらかな山のこつちがはだ
山ではふしぎに風がふいてゐる
嫩葉(わかば)がさまざまにひるがへる
ずうつと遠くのくらいところでは
鶯もごろごろ啼いてゐる
405:優しい名無しさん
12/05/09 21:31:03.61 DvA9InYL
その透明な群青のうぐひすが
(ほんたうの鶯の方はドイツ読本の
ハンスがうぐひすでないよと云つた)
馬車はずんずん遠くなる
大きくゆれるしはねあがる
紳士もかろくはねあがる
406:優しい名無しさん
12/05/09 23:53:57.07 DvA9InYL
はたけの馬は二ひき
ひとはふたりで赤い
雲に濾(こ)された日光のために
いよいよあかく灼(や)けてゐる
冬にきたときとはまるでべつだ
みんなすつかり変つてゐる
407:優しい名無しさん
12/05/10 00:04:56.71 D0ZBCAyX
変つたとはいへそれは雪が往き
雲が展(ひら)けてつちが呼吸し
幹や芽のなかに燐光や樹液(じゆえき)がながれ
あをじろい春になつただけだ
408:優しい名無しさん
12/05/10 00:17:56.23 D0ZBCAyX
それよりもこんなせはしい心象の明滅をつらね
すみやかなすみやかな万法流転(ばんぼふるてん)のなかに
小岩井のきれいな野はらや牧場の標本が
いかにも確かに継起(けいき)するといふことが
どんなに新鮮な奇蹟だらう
409:優しい名無しさん
12/05/10 00:30:09.51 D0ZBCAyX
ほんたうにこのみちをこの前行くときは
空気がひどく稠密で
つめたくそしてあかる過ぎた
今日は七つ森はいちめんの枯草(かれくさ)
松木がをかしな緑褐に
丘のうしろとふもとに生えて
大へん陰欝にふるびて見える
410:優しい名無しさん
12/05/10 00:36:28.19 D0ZBCAyX
たむぼりんも遠くのそらで鳴つてるし
雨はけふはだいぢやうぶふらない
しかし馬車もはやいと云つたところで
そんなにすてきなわけではない
いままでたつてやつとあすこまで
ここからあすこまでのこのまつすぐな
火山灰のみちの分だけ行つたのだ
411:優しい名無しさん
12/05/10 00:39:35.36 D0ZBCAyX
あすこはちやうどまがり目で
すがれの草穂(ぼ)もゆれてゐる
(山は青い雲でいつぱい 光つてゐるし
かけて行く馬車はくろくてりつぱだ)
412:優しい名無しさん
12/05/10 00:42:44.05 D0ZBCAyX
ひばり ひばり
銀の微塵(みぢん)のちらばるそらへ
たつたいまのぼつたひばりなのだ
くろくてすばやくきんいろだ
413:優しい名無しさん
12/05/10 00:50:02.39 D0ZBCAyX
そらでやる Brownian movement
おまけにあいつの翅(はね)ときたら
甲虫のやうに四まいある
飴いろのやつと硬い漆ぬりの方と
たしかに二重(ふたへ)にもつてゐる
414:優しい名無しさん
12/05/10 00:53:01.52 D0ZBCAyX
よほど上手に鳴いてゐる
そらのひかりを呑みこんでゐる
光波のために溺れてゐる
もちろんずつと遠くでは
もつとたくさんないてゐる
415:優しい名無しさん
12/05/10 00:56:17.88 D0ZBCAyX
そいつのはうははいけいだ
向ふからはこつちのやつがひどく勇敢に見える
うしろから五月のいまごろ
黒いながいオーヴアを着た
医者らしいものがやつてくる
416:優しい名無しさん
12/05/10 01:02:27.67 D0ZBCAyX
たびたびこつちをみてゐるやうだ
それは一本みちを行くときに
ごくありふれたことなのだ
冬にもやつぱりこんなあんばいに
くろいイムバネスがやつてきて
本部へはこれでいいんですかと
遠くからことばの浮標(ブイ)をなげつけた
417:優しい名無しさん
12/05/10 05:07:52.96 D0ZBCAyX
でこぼこのゆきみちを
辛うじて咀嚼(そしやく)するといふ風にあるきながら
本部へはこれでいゝんですかと
心細(こころぼそ)さうにきいたのだ
おれはぶつきら棒にああと言つただけなので
ちやうどそれだけ大(たい)へんかあいさうな気がした
けふのはもつと遠くからくる
418:優しい名無しさん
12/05/10 05:31:02.28 D0ZBCAyX
もう入口だ〔小岩井農場〕
(いつものとほりだ)
混(こ)んだ野ばらやあけびのやぶ
〔もの売りきのことりお断り申し候〕
(いつものとほりだ ぢき医院もある)
419:優しい名無しさん
12/05/10 05:46:34.89 D0ZBCAyX
〔禁猟区〕 ふん いつものとほりだ
小さな沢と青い木(こ)だち
沢では水が暗くそして鈍(にぶ)つてゐる
また鉄ゼルの fluorescence
420:優しい名無しさん
12/05/10 05:50:34.41 D0ZBCAyX
向ふの畑(はたけ)には白樺もある
白樺は好摩(かうま)からむかふですと
いつかおれは羽田県属に言つてゐた
ここはよつぽど高いから
柳沢つづきの一帯だ
421:優しい名無しさん
12/05/10 06:34:50.48 D0ZBCAyX
やつぱり好摩にあたるのだ
どうしたのだこの鳥の声は
なんといふたくさんの鳥だ
鳥の小学校にきたやうだ
雨のやうだし湧いてるやうだ
422:優しい名無しさん
12/05/10 06:37:58.01 D0ZBCAyX
居る居る鳥がいつぱいにゐる
なんといふ数だ 鳴く鳴く鳴く
Rondo Capriccioso
ぎゆつくぎゆつくぎゆつくぎゆつく
あの木のしんにも一ぴきゐる
423:優しい名無しさん
12/05/10 06:42:47.64 D0ZBCAyX
禁猟区のためだ 飛びあがる
(禁猟区のためでない ぎゆつくぎゆつく)
一ぴきでない ひとむれだ
十疋以上だ 弧をつくる
(ぎゆつく ぎゆつく)
三またの槍の穂 弧をつくる
424:優しい名無しさん
12/05/10 07:05:29.16 D0ZBCAyX
青びかり青びかり赤楊(はん)の木立
のぼせるくらゐだこの鳥の声
(その音がぼつとひくくなる
うしろになつてしまつたのだ
あるいはちゆういのりずむのため
両方ともだ とりのこゑ)
425:優しい名無しさん
12/05/10 07:08:20.06 D0ZBCAyX
木立がいつか並樹になつた
この設計は飾絵(かざりゑ)式だ
けれども偶然だからしかたない
荷馬車がたしか三台とまつてゐる
生(なま)な松の丸太がいつぱいにつまれ
426:優しい名無しさん
12/05/10 07:17:18.66 D0ZBCAyX
陽(ひ)がいつかこつそりおりてきて
あたらしいテレピン油の蒸気圧(じようきあつ)
一台だけがあるいてゐる
けれどもこれは樹や枝のかげでなくて
しめつた黒い腐植質と
石竹(せきちく)いろの花のかけら
さくらの並樹になつたのだ
こんなしづかなめまぐるしさ
427:優しい名無しさん
12/05/10 07:35:16.10 D0ZBCAyX
この荷馬車にはひとがついてゐない
馬は払ひ下げの立派なハツクニー
脚のゆれるのは年老つたため
(おい ヘングスト しつかりしろよ
三日月みたいな眼つきをして
おまけになみだがいつぱいで
陰気にあたまを下げてゐられると
おれはまつたくたまらないのだ
威勢よく桃いろの舌をかみふつと鼻を鳴らせ)
428:優しい名無しさん
12/05/10 08:00:08.41 D0ZBCAyX
ぜんたい馬の眼のなかには複雑なレンズがあつて
けしきやみんなへんにうるんでいびつにみえる……
……馬車挽きはみんなといつしよに
向ふのどてのかれ草に
腰をおろしてやすんでゐる
429:優しい名無しさん
12/05/10 08:02:25.33 D0ZBCAyX
三人赤くわらつてこつちをみ
また一人は大股にどてのなかをあるき
なにか忘れものでももつてくるといふ風(ふう)……(蜂函の白ペンキ)
桜の木には天狗巣病(てんぐすびやう)がたくさんある
430:優しい名無しさん
12/05/10 08:27:00.78 D0ZBCAyX
天狗巣ははやくも青い葉をだし
馬車のラツパがきこえてくれば
ここが一ぺんにスヰツツルになる
遠くでは鷹がそらを截つてゐるし
からまつの芽はネクタイピンにほしいくらゐだし
いま向ふの並樹をくらつと青く走つて行つたのは
(騎手はわらひ)赤銅(しやくどう)の人馬(じんば)の徽章だ
431:優しい名無しさん
12/05/10 08:56:01.80 D0ZBCAyX
本部の気取(きど)つた建物が
桜やポプラのこつちに立ち
そのさびしい観測台のうへに
ロビンソン風力計の小さな椀や
ぐらぐらゆれる風信器を
わたくしはもう見出さない
432:優しい名無しさん
12/05/10 09:00:20.28 D0ZBCAyX
さつきの光沢消(つやけ)しの立派な馬車は
いまごろどこかで忘れたやうにとまつてようし
五月の黒いオーヴアコートも
どの建物かにまがつて行つた
433:優しい名無しさん
12/05/10 09:08:45.11 D0ZBCAyX
冬にはこゝの凍つた池で
こどもらがひどくわらつた
(から松はとびいろのすてきな脚です
向ふにひかるのは雲でせうか粉雪でせうか
それとも野はらの雪に日が照つてゐるのでせうか
氷滑りをやりながらなにがそんなにをかしいのです
おまへさんたちの頬つぺたはまつ赤ですよ)
434:優しい名無しさん
12/05/10 09:13:31.35 D0ZBCAyX
葱いろの春の水に
楊の花芽(ベムベロ)ももうぼやける……
はたけは茶いろに掘りおこされ
廐肥も四角につみあげてある
並樹ざくらの天狗巣には
いぢらしい小さな緑の旗を出すのもあり
遠くの縮れた雲にかかるのでは
みづみづした鶯いろの弱いのもある……
435:優しい名無しさん
12/05/10 09:17:02.56 D0ZBCAyX
あんまりひばりが啼きすぎる
(育馬部と本部とのあひだでさへ
ひばりやなんか一ダースできかない)
そのキルギス式の逞ましい耕地の線が
ぐらぐらの雲にうかぶこちら
みじかい素朴な電話ばしらが
右にまがり左へ傾きひどく乱れて
436:優しい名無しさん
12/05/10 09:29:47.91 D0ZBCAyX
まがりかどには一本の青木
(白樺だらう 楊ではない)
耕耘部へはここから行くのがちかい
ふゆのあひだだつて雪がかたまり
馬橇(ばそり)も通つていつたほどだ
437:優しい名無しさん
12/05/10 09:37:37.35 D0ZBCAyX
あのときはきらきらする雪の移動のなかを
ひとはあぶなつかしいセレナーデを口笛に吹き
往つたりきたりなんべんしたかわからない
(四列の茶いろな落葉松(らくえふしよう))
438:優しい名無しさん
12/05/10 09:49:36.70 D0ZBCAyX
けれどもあの調子はづれのセレナーデが
風やときどきぱつとたつ雪と
どんなによくつりあつてゐたことか
それは雪の日のアイスクリームとおなじ
439:優しい名無しさん
12/05/10 10:09:38.41 D0ZBCAyX
(もつともそれなら暖炉(だんろ)もまつ赤(か)だらうし
muscovite も少しそつぽに灼(や)けるだらうし
おれたちには見られないぜい沢(たく)だ)
440:優しい名無しさん
12/05/10 10:19:34.14 D0ZBCAyX
春のヴアンダイクブラウン
きれいにはたけは耕耘された
雲はけふも白金(はくきん)と白金黒(はくきんこく)
そのまばゆい明暗(めいあん)のなかで
ひばりはしきりに啼いてゐる
(雲の讃歌(さんか)と日の軋(きし)り)
441:優しい名無しさん
12/05/10 10:32:01.25 D0ZBCAyX
それから眼をまたあげるなら
灰いろなもの走るもの蛇に似たもの 雉子だ
亜鉛鍍金(あえんめつき)の雉子なのだ
あんまり長い尾をひいてうららかに過ぎれば
もう一疋が飛びおりる
山鳥ではない
(山鳥ですか? 山で? 夏に?)
442:優しい名無しさん
12/05/10 10:44:13.21 D0ZBCAyX
あるくのははやい 流れてゐる
オレンヂいろの日光のなかを
雉子はするするながれてゐる
啼いてゐる
それが雉子の声だ
443:優しい名無しさん
12/05/10 11:18:52.29 D0ZBCAyX
いま見はらかす耕地のはづれ
向ふの青草の高みに四五本乱れて
なんといふ気まぐれなさくらだらう
みんなさくらの幽霊だ
内面はしだれやなぎで
鴾(とき)いろの花をつけてゐる
(空でひとむらの海綿白金(プラチナムスポンヂ)がちぎれる)
444:優しい名無しさん
12/05/10 11:28:54.47 D0ZBCAyX
それらかゞやく氷片の懸吊(けんてう)をふみ
青らむ天のうつろのなかへ
かたなのやうにつきすすみ
すべて水いろの哀愁を焚(た)き
さびしい反照(はんせう)の偏光(へんくわう)を截れ
445:優しい名無しさん
12/05/10 11:34:24.29 D0ZBCAyX
いま日を横ぎる黒雲は
侏羅(じゆら)や白堊のまつくらな森林のなか
爬虫(はちゆう)がけはしく歯を鳴らして飛ぶ
その氾濫の水けむりからのぼつたのだ
たれも見てゐないその地質時代の林の底を
水は濁つてどんどんながれた
446:優しい名無しさん
12/05/10 11:42:58.16 D0ZBCAyX
いまこそおれはさびしくない
たつたひとりで生きて行く
こんなきままなたましひと
たれがいつしよに行けようか
447:優しい名無しさん
12/05/10 11:48:15.27 CRwBIPs2
荒らしてるのは話題を反らそうとしてるタマノウチとノザワ。
次スレ必要かな