12/07/20 03:00:04.89 TdyLsA91
セロトニンは脳内物質の一つで、脳内物質にはそのほか「ドーパミン」、「アドレナリン」
「ノルアドレナリン」、「ギャバ」といったものがある。
これらの物質はシナプス(脳神経細胞の継ぎ目にわずかな隙間があり、この隙間のことを
シナプスという)の間を流れていて、情報の伝達を行っている。
脳内物質を放出する側をシナプス前部、吸収する側をシナプス後部という。
情報の伝達にはシナプス後部にレセプター(受容体)と呼ばれる"口"があり、
ここから脳内物質が取り込まれ情報が次の細胞へ伝わるが、
取り込まれなかった脳内物質はシナプス前部にあるトランスポーターという"口"から再吸収され、
脳内物質は再利用される。
通常シナプスに放出された脳内物質はレセプターから吸収されたり、
トランスポーターから吸収されてしまう。
このため、脳内物質は次に放出されるまではシナプスから徐々に減っていく。
そこで登場するのがSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)。
SSRIは、セロトニンを放出するシナプスにのみ"選択的に"作用し、
シナプス前部にあるトランスポーターからの"再吸収"を"抑止"する"物質"である。
トランスポーターからの再吸収を抑止することによりシナプス中のセロトニンの濃度が上がり、
レセプターからセロトニンが吸収されることが多くなる。
666が言いたいのはおそらく、吸収されたらセロトニンが減るじゃんってことなんだろうが
吸収されまくるほどセロトニンがあるなら鬱じゃなくなる。