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1．視聴率動向と編成戦略
記者：最近の視聴率動向と編成戦略についてお聞かせ下さい。
大久保社長：2011年度の視聴率は、視聴者の皆さまのご支持を頂き、
三冠王となりました。4月以降も他局と激しい争いが続いています。
そうした中、昨年4月の番組開始後、しばらく低迷の時期もあった
「ZIP!」は、先週初めて10%を超える日があり、週間平均視聴率も9.5%と
過去最高となりました。開始時刻が異なるため単純比較は難しいのですが、
先週は裏番組と同じ時間帯のみを比較した場合、初めて「ZIP!」の視聴率が
上回った形になりました。ライバル局の番組にほぼ拮抗するところまで
視聴率が伸びてきた、これは現場の制作陣を始めとして、
よく頑張った成果と言えます。
記者：4月改編の手応えはいかがでしょうか。
小杉善信取締役：4月改編の新番組は初回2時間スペシャルの形でスタートして
いますので、真価が問われるのはレギュラー編成に戻る今週以降になります。
先週は、火曜21時からの「超再現！ミステリー」が2時間スペシャルとして
8.8%で、「最低でも2桁」との目標には達していませんが、後半の22時台は約
13%まで伸びていますので、今週に期待しています。
木曜19時からの「みんなのアメカン」も2時間スペシャルの初回が11.3%で
した。この時間帯としては20代の女性に多くご覧頂けましたし、徐々に右肩上
がりで伸びていましたので、これも今週以降が楽しみです。
金曜19時からの「ガチガセ」の初回2時間スペシャルは10.9%で、こちらも
時間が進むにつれて視聴率が上昇しています。
火曜21時から金曜20時に枠移動した「なんでもワールドランキング ネプ&
イモトの世界番付」は2時間スペシャルで13.3%を獲得し、火曜日での放送を含
め最高の視聴率となりました。
各局も初回スペシャルとして2時間拡大等で編成していますが、バラエティーは
初回から大きく視聴率を獲得する事は少ないので、工夫をしながら内容を
充実していく方針です。