12/02/19 17:07:09.19 9mtU2l2m0
高速貨物列車はCLブレーキかCLEブレーキ(いずれも3圧式)。
3圧式はブレーキ管と定圧空気ダメの圧力差によって生じる力で
供給空気ダメから圧縮空気を呼び出してブレーキシリンダに供給する。
ところで供給空気ダメの供給源はブレーキ管(CLEであれば元空気ダメ管も
供給源)で、間に逆止め弁が噛ましてあるからブレーキ管と元空気ダメ管の
どちらか高い方以上の圧力になっていることが保証されている。
つまりブレーキ動作中、ブレーキ管の圧力を上げることができなければ
ブレーキは緩解しないし、ブレーキ管の圧力が上がれば供給空気ダメに
圧縮空気があるのだから緩解したあともブレーキが動作する。
不緩解時の追加ブレーキでは極端な状況であれば健全な状態に比べれば
多少ブレーキが不足するかもしれないが、もともとブレーキがかかっている
状況なのだからそのうち止まってしまう。
今や絶滅寸前のK制御弁だと、重なり位置をとっている状況でブレーキ管に
込めがあると有無を言わさず完全に緩解してしまうので、そこから目一杯
ブレーキをかけても下手をすると前回の3/4になる可能性がある。
だからATC-LもATS-Pも自動空気ブレーキ車は自動緩解させないのさ。