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tono4649leafさん
まず、基本。
フィギュアスケートという競技名について考えてみましょう。
フィギュアは「描く」。
そしてスケートは「滑る」という意味があります。
昔は音楽は流さず、スケート靴で氷の上を滑って、色々な図形を描く競技でした。
そして年を重ねる毎に、音楽が付き、踊りの要素が加わり、選手達が色々な技を考案し、現在に至る訳です。
だから、一番大事な事はスケーティングです。
そして、音楽を体の何処かで拾い、音楽に動きを合わせる事です。
そうでないと、音楽を流す意味がありません。
下半身の滑りに、上半身の動きを添える。
フィギュアスケートの表現はこれが核になっていると思います。
荒川静香さんの表現は、滑りでの表現です。
音楽に滑りが同調しているので、『作った感』が無く、自然体です。
その下半身の滑り、動きに柔軟性のある上半身の動きが付きます。
トリノ五輪のトゥーランドットは、まさに氷の心を持ったトゥーランドット姫そのものといった演技でしたね。
対して、キムヨナ選手。
まず、上半身。
表情作りは上手いと思います。
やっぱり顔は一番目に付く部分なので、気をつけていると、印象全然違います。
指先、特に肩周りから背中にかけても素晴らしいです。
ただ、柔軟性が無いので、可動域はそんなに広くないです。
そのあたりは、振付で上手くカバーしていると思います。
音を強調する拾い方や表情作りは、プルシェンコや村主章枝選手と共通している
かな~…と思います。
そして、問題は下半身。
上半身はサクッと無視して、足の動きに注目してみましょう。
………あんまり動いてません(汗)
エッジやフリーレッグでも緩急や表情作りは出来るのにもったいないな~…と、いつも思います。
下半身の使い方って、実は女子シングルよりも、男子シングルの選手の方が上手いかもしれません。
ステップ2種類、ひとつのプログラムで滑りますからね~。
だから女子も、いっその事男子並に規定をキツクしてやればいいのに!…と、時々思います。
そうすれば、誰が強いか一目で分かる(笑)
…すみません、話が逸れました(>_<)
えっと、私が言いたいのは、滑りを伴わない上半身の動きは、フィギュアの定義上の『表現力』ではなく、舞台演劇に属するものだという事です。
歌舞伎の見得のようなもので、ギャラリーの視線を集めるための方法。
だから、質問者様が膝等が気になるというのは、フィギュアを観る目線としては間違っていないと私は思います。
というか、是非とも下半身をガン見してやってください(☆_☆)
滑らずに楽してる選手って、ちらほらいますから。
最後に。
キムヨナ!
休んどらんとサクサク滑りなさいっ!(ビシッ)
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