14/02/21 18:32:10.20 dvBonoo40
元全日本2位、中庭健介
「ソトニコワ選手の演技が終わり、149.5点が出た時点で、キム・ヨナ選手がパーフェクトに演技をしても勝てないと思っていました」
「プログラムの構成が、大きく違いました。ソトニコワは、基礎点で、約4点も違うほど、難易度の高い構成にしています。
3連続ジャンプの最後にバランスを崩しましたが、マイナス1からマイナス2という程度の減点で大きな影響を与えるものではありませんでした。
言い方は悪いですが、キム・ヨナ選手のプログラムには“スカスカ感”がありました。男子もそうでしたが、女子でも、技術点で勝負がついたと感じました。
決して疑惑の判定などではないでしょう。GOEに関しても、ソトニコワ選手のジャンプには高さがありましたし、
スピンにおいても、スピードでキム・ヨナ選手のそれを上回っていました。プログラムコンポーネンツ(演技構成点)のソロニコワの得点については、
少し高いのかな?とも思いますが、これは許容範囲でしょう」
元全日本4位、今川知子
「ソトニコワ選手は、元々、高難度のジャンプや、スピンや、ステップをこなすだけの能力を持っていて、ジュニア時代は将来を嘱望された選手でした。
ただ、シニアデビューを果たしたここ2年は、体型の変化などで、低迷の時期を過ごしました。今季は体も絞り、団体戦にも出ずに、
上手くこの五輪の個人戦にピークを持ってくることに成功しました。団体戦の活躍で、リプニツカヤに注目が集まったことで、
プレッシャーを感じることなく力を発揮できたのでしょう。5コンポーネンツ(演技構成点)の内訳を比較すると、振付の項目は、
ソトニコワ選手が勝っていました。最後まで勢いに乗り、キレが良く、パワフルにスピーディーに振付をこなしていたソトニコワ選手が、
キム・ヨナ選手り勝っていると感じたジャッジが多かったのかもしれません」
「ソトニコワ選手は、着氷でバランスを崩した後半の3連続ジャンプ以外は、高さとキレのあふれるジャンプでGOEでも、
プラスの高い評価を得たことには納得できます。私は、後半のダブルアクセルー3回転トゥループの連続ジャンプが、
ポイントだと見ていましたが、それも綺麗に決め、GOEも高く9.94を稼いでいます。対してキム・ヨナ選手は、ジャンプは全て成功していますが、
後半の2アクセルー2トゥー2ループの3連続ジャンプの3つ目のジャンプの着氷の流れが、やや失速し、プラス評価は得ているものの、
GOE0.79の評価しかありませんでした。次の3回転サルコウも空中軸が、やや歪んでいるのを、着氷にこじつけた感じで、
着氷の流れはあるものの、GOEで0.9の評価となりました。細かいミスがGOE評価の違いになったのでしょう」
「ステップシークエンスでレベル4を取るには、上半身をどう上手く使えるかなんですが、その部分がソトニコワが上だった。キム・ヨナは、弱った」
>ソトニコワは、基礎点が10.10の3回転ルッツ+3回転トゥループ、同8.14の2回転アクセル+3回転トゥループ、
>同9.24の三回転フリップ+2回転トゥループ+2回転ループと、基礎点の合計が27.48となる難易度の高いジャンプに挑戦した。
>
>しかも、点数が高くなる後半の4つのジャンプのうち、2つに高難度の連続ジャンプを入れてきた。
>その3連続ジャンプの最後にミスをして減点されたが、回りきった後の失敗だったため、減点もわずかで、8。34点を獲得している。