13/11/02 17:55:08.25 uWxQJZn+0
荒川静香の目
適切だったコーチ判断
激動の展開の中の最終滑走。
どうしても音は聞こえるもので、集中力を維持するのは本当に難しい。
でも安藤さんは、氷に立った時、表情が全然硬くなかった。
初挑戦の選手にはできない。経験でまさった、と思う。
けがを抱えていた安藤さんが、自分の演技をすることだけに集中できたのも良かった。
私が2004年に優勝した時も、故障を抱え、最後まで滑り切りたい一心だったのを思い出す。
4回転、やりたかったと思うが、試合は生き物。メダルを意識するなら、ニコライ(モロゾフ・コーチ)の判断は適切だった。
トリノ五輪の私の時もそう。サーシャ(コーエン)が転んだ段階で「今日は3回転ルッツ―3回転ループはやらない」と。
理由は言わない。ただ「やらなくていい」と。
浅田さんは、ジャンプに集中し切って、つなぎの部分にいつもの元気がなかった。
スパイラルで止まりそうに見え、後からあおりたくなった。
でも、直前の練習までジャンプに不安を残していたから、ていねいに滑るのは正しい選択。
直前の金妍兒選手の点数発表が間延びしたのも、実は大きなプラス。
浅田さんは、あの時間を使い、名前が呼ばれるぎりぎりまで、アクセルの確認をしていた。落ち着くのに役立ったと思う。
無駄な失敗などないし、失敗しないと学べないものがある。
SPからここまで持ち直したことは、大きな収穫。
2人とも、今回をスタート地点と考えて、これから闘っていってほしい。
(トリノ五輪金メダリスト)
2007ワールド 朗らかみどりと対照的
URLリンク(www.youtube.com)
日経コラムより
フィギュアスケート選手には、大きく分けて2つのタイプがあると気づいた。
勝負事、試合の緊張感が好きな「アスリートタイプ」と自分のスケートに没頭し
表現することが好きな「アーティスト」。両方を備えたのは高橋大輔でまれな存在。
浅田真央、安藤美姫ら日本の選手は試合が好きなアスリートが多い。
ランビや自分、ヨナはアーティスト。
アーティストにとっては試合は窮屈。試合のプログラムは点が取れるように要素を
入れることが最優先。
ショーでは曲に合わせて技を選ぶことができ、表現ができる。競うプレッシャーから
開放されると、自分の限界に挑戦できる。
プロになったランビが4回転を跳ぶのもそれが理由だろうし、自分も3-3を楽しく
練習している。
「なんで試合に出ないの。こんなにできるのに試合で使わなきゃもったいないよ」
プルシェンコに言われた。彼は「エンターティナー」だが、「アスリート」気質が強い。
「ショーの世界が好きなの」というと不思議そうな顔をしていた。プルシェンコは最近
ISUから選手資格を剥奪されてしまった。五輪にでたアマの選手なのに所属連盟に
無断でショーに出演したことが問題視された。
真相は知らないが、プルシェンコの一件は、アマとしてのけじめはつけなさいという
ISUのメッセージかと感じる。剥奪直前まで日本に滞在し満喫していた「アスリート」は
「出たい」と言っていた2014年ソチ五輪も出場不可能になったことをどう受け止めるの
だろうか。
原文ままだとまずいだろうから、ある程度省略しています。
(以下引用者により略)
【発言集の証拠動画】
ニコ動はアカウントがないと動画を見ることができないので
コメはできませんが無くても見ることができるURLを貼っておきます
(p)URLリンク(d.hatena.ne.jp)