13/01/04 19:58:08.84 5IWAgiDh0
"Buttle busier than ever on the ice"
二人の仕事の始まりは、
パトリック・チャンの母親がバトルに、
EXを振付しないかと電話してきたことからだった。
もちろん、バトルは、「イエス」と答えた。
返事をするやいなや、バトルはどんなプログラムを創りたいかを確信した。
「振付師として、僕は自分の仕事を愛してる。
でも、これほど才能のあるスケーター達と一緒に仕事する機会はそう多くない。
僕はパトリックのスケーティングに敬服しているんだ。
彼らは、ショパンのような、クラシックなものを望んでいた。
でも、僕からすると、彼の滑りにはあんなにものすごいパワーと純粋さがあるのだから、
なにかもっとドラマティックなものにすべきだ、と感じたんだ。
ショパンの作品なら、滑らか(優雅)にはなるだろうけど、ドラマテックな展開はない。
ラフマニノフにいい作品があった。
これこそ彼にぴったりだ、しかも彼が今まであまりやったことがないものだ、そう思った。
彼は、そのパワフルさと詰め込みプログラムで有名だ。
僕は、彼の滑りの成熟さを見せたいと思った。しかもシンプルなままで。
時には、ある一つの動作を長く保つことが、すごく効果的なこともあるんだ。」
-EXをSPに変える困難さについて-
「EXから競技プログラムを作ると、時には期待外れになってしまうこともある。
だって、全く同じ完全性を維持することはできないからね。
でも、パトリックと一緒ならやり遂げることができた。
彼はすごくパワフルで、1つのクロスカットでフルスピードになれる。
僕は、クワドへのプレパレーション(準備動作)を創った。クロスカットを3つで。
そして、彼にそれをやって、と言ったんだ。
彼は1つのクロスで、僕が3つ目で行ったところまで行ってしまったよ。
僕としては、もう、
"オーケー。じゃあ、ここは、1つか2つのクロスだけにしとこう"
って、そんな調子だったよ。
ほんとに信じられないくらいすごい。
僕等は、あの僕が大満足していたEXプロの品位を保つことができたんだ。」