12/02/03 00:00:07.59 発信元:121.3.252.109
HAHAHA、皆考えることは同じってかw
そんなわけで節分ネタ。題材は>>85にもある「黒田節」。
・鉄兵の博多弁は似非方言。カス氏、ファンの皆様、九州方面の皆様には深く土下座を。
・正確には2/3~2/4にかけての夜の話。
それでも許せる、という方だけ向け。
節分ていえば鬼は外ですよ。言わない地域もあるらしいけど。
いくら鬼が強いからって出てけ出てけって言われるのは切ないものがあるわけですよ。
そんなわけで自棄酒ってごろねしてる萃香さんですよ。随分削れてる月見てあーちくしょうってぼやいてるわけですよ。
いつものごとくに酔いがまわりとろんとした眼で、寒風吹きすさぶ原にごろりと転がり赤目の鬼は夜空を見据えた。
暗天浮かぶは酒をなみなみと注いだ杯のような皓月。
満ちていない光ですら夜空の星をかき消すのだから他の星が見たい者には邪魔以外の何ものでもないな、なんて詮無いことを考えた。
一度腹を立て天蓋ごと映る月を砕いてやったことがあるが、それで毎年の風習が変わるわけでなし。
たった一度なら人騒がせな絶景で済むものの、毎年毎年やろうものならそれは最早粋とは呼べない。
だいたいそれではただの駄々をこねる子供と変わらないではないか。彼女の矜持がそれを許せなかった。