12/03/22 08:38:21.41
>>599
種死のウィンダムみたいなカラーリングかな?
この世界ならダガーの次はGMⅡになってしまいそうでウィンダムは造られなさそう
601:通常の名無しさんの3倍
12/03/22 09:13:07.80
ダガーLもなしで量産型ガンキャノンになるのかな、ジムキャノン?
602:通常の名無しさんの3倍
12/03/22 09:56:02.95
>>600
いやいや、きっと大西洋連合とかの国内企業が
「主力機は国産で~」
みたいなことを言って試作まではいくんじゃないかな
そこでネモと性能を競い合う的な
603:通常の名無しさんの3倍
12/03/22 11:24:02.60
>>602
ウィンダム良い機体なんだろうけど作中の描写のせいで飛行できるだけの
少し被弾したら墜ちるカトンボにしか見えないのが何とも
あれならサブフライトシステムの方が性能とコスパが良い気がしないでもない
604:通常の名無しさんの3倍
12/03/22 11:52:50.46
ジムⅡの外ずらだけでダガーよりシンプルで弱そうだとか判断したゲイツが
性能で圧倒されるとかあるんだろうな
605:通常の名無しさんの3倍
12/03/22 12:33:34.46
>>602
しかしロールアウト後公開されたのはジムでもネモでもなく
リック・ディアスだったw
606:通常の名無しさんの3倍
12/03/22 15:03:36.27
地上の治安維持の為同時にプレゼンされるディジェ
607:通常の名無しさんの3倍
12/03/22 15:11:01.86
そういえばジム・スナイパー2あたりから連邦軍もモノアイなんだよなぁ・・・。
センサー系ジェガンと共用させるために頭部だけはかわりそうだなぁ
608:通常の名無しさんの3倍
12/03/22 16:32:53.14
>>605
連合軍だと後にあの巨体を宙に浮かしたり上半身から下を四脚にしたりととんでもない
改造をやらかすはず
609:通常の名無しさんの3倍
12/03/23 20:55:52.96
失いしの戦闘シーン読んでると逆シャアとかユニコーンの戦闘BGM流したくなる
610:通常の名無しさんの3倍
12/03/23 21:34:22.98
リック・ディアスか・・・あれはいいものだ
AOZでアムロが乗るリック・ディアス出てきただけで興奮したぜ
611:通常の名無しさんの3倍
12/03/24 01:24:30.60
>>585
15年前辺りにやった記憶が…機体がZZかセンチネル系だった
ような。
612:通常の名無しさんの3倍
12/03/24 13:52:22.25
>>585
何種類か出版されてるたしか、比較的新しいホビージャパン出版のやつだとサイコロで乗機が決まる一年戦争のころ中心のやつだったなぁ
一度、オデッサでグフカスタム・プロトドム・イフリート・ザクFZというアホみたいな小隊編成になって、GM頭抱えてた
613:通常の名無しさんの3倍
12/03/24 17:07:31.78
現状でナチュラルのコーディキラーであるアムロを、テスパイで派遣するだけでも
結構儲かるんじゃなかろうか。
ムーバブル入ってない1.5世代のジムⅡがゲイツよりも強いのはアップデート繰り返したからか?
614:通常の名無しさんの3倍
12/03/24 17:38:43.04
元々のジムⅡ自体RX-78より高性能だから
ゲルググ相当のゲイツなら優位に立てる
615:通常の名無しさんの3倍
12/03/24 17:45:05.46
0083とかAOZ見てると
GM2≧ジムクゥエル≒ジムカスタム>ゲルググ
くらいの描写だな
616:通常の名無しさんの3倍
12/03/24 20:48:15.36
ジムカスとクゥエルってオーガスタがNT-1をエース向け仕立て直したような機体でNT-1の尖った性能はないけど、開発時点ではハイレベルにまとまった機体だな。
>>613
アムロがガンダムに記録した戦闘データが与えた影響とか考えるとテストパイロットとしても超一流になれると思う。
617:通常の名無しさんの3倍
12/03/24 22:09:20.33
昔ガンダムってジェガンぐらいの性能はあるって設定を聞いた事があるなw
いろいろ設定を付け足される前の話だったと思うけど
618:通常の名無しさんの3倍
12/03/24 22:15:13.23
俺もそれは聞いたことがある。
619:通常の名無しさんの3倍
12/03/24 22:32:55.77
>>617
たしか、CCA公開時の設定っていうか、パンフレットとかにのった情報だったんじゃなかったか?
ラー・カイラムの全長とかもあとから変更されてるし
620:通常の名無しさんの3倍
12/03/24 23:31:34.27
>>617
公開当時の模型情報でジェガンを紹介するときに
「ガンダム以上の性能を量産機で実現!」と謳ってた記憶がある。
621:通常の名無しさんの3倍
12/03/24 23:36:21.43
>>613
ハードとしてはジェガンと比べるほど差は無いと思うが
OSの性能に越えられない壁があると思う。
622:通常の名無しさんの3倍
12/03/24 23:43:38.52
その比較的新しい奴やった事あるけどザクに乗ってて飛行機部隊にフルボッコされたなぁ、GM(ジムじゃない)も原作のイメージで出したんだけど余りの大惨事に大慌てだった
623:通常の名無しさんの3倍
12/03/25 04:14:02.29
>>617
それ初出は実は第三次スパロボ
624:通常の名無しさんの3倍
12/03/25 04:50:22.65
スーパーファミコンか
今は数種類のギレンの野望でガンダム分補給出来るからスパロボはいらんな
アクシズVやるかな……
625:通常の名無しさんの3倍
12/03/25 13:51:10.22
スーファミ時代のスパロボは熱中したが、これだけ後付け設定増やされると逆にウザいな。
626:通常の名無しさんの3倍
12/03/25 15:17:07.86
作品叩きはそこらにしとこうや
627:通常の名無しさんの3倍
12/03/25 19:27:56.79
>>622
3ダイスの出目-スキル値が機体の回避値を下回れば回避成功って奴か?
あれだと、トリアーエズやセイバーがザクやボールなんて目じゃないぐらい避けまくるから……
確実に落としたければ、必中攻撃持ちの艦船を持って来るべきというね。
おまけに、艦船は護衛機が近くにいる限り、MSの白兵戦(ピンポイント攻撃)を受けないもんだから、連邦艦隊の堅いこと堅いこと。
尤も、そうでもしなきゃ、軍艦5隻撃沈が凄いことに思えないのも確かなんだけど。
628:通常の名無しさんの3倍
12/03/25 22:05:16.85
>>627
ダイス目に特殊効果を貼り付けて…ってな奴だった。爆撃の方が命中率も高いって言うね…オデッサの設定だったから悲壮感増して結果オーライなところもあったけどww
629:通常の名無しさんの3倍
12/03/25 23:42:42.56
CCA時代は無理だけどギレンの連邦は爆撃機が主戦力だな
特にギレンVのレーザー機銃の封印を解いたデブ・ロック
630:通常の名無しさんの3倍
12/03/26 00:32:02.20
ギレンの連邦はCCA時代でさえモビルスーツなしで戦えるらしい
631:通常の名無しさんの3倍
12/03/27 17:25:41.08
>>623
さらにその設定の元になったのがSDガンダムカプセル戦記(FC)
第三次のライターが、昔カプセル戦記でガンダムとジェガンが同じような性能だったことから紹介文に書いた。
632:通常の名無しさんの3倍
12/03/27 20:15:47.39
>>621
ジェガンとジムなんて、ラプターとF15くらいの開きがあると思うがな
633:通常の名無しさんの3倍
12/03/27 23:07:37.66
ジムスナイパーカスタムの時点でガンダムと同等だとかなんとかって話を昔聞いた事がある
そもそもジムとガンダムに極端な性能差があるとは思えないんだが
634:通常の名無しさんの3倍
12/03/27 23:15:02.78
TVでもOVAでもいいからアムロが一度でもジムに乗って戦うシーンがあればと思うのは俺だけではあるまい。
635:通常の名無しさんの3倍
12/03/27 23:15:14.86
装甲材を高コストで形成に時間のかかるルナ・チタニウム合金からチタン合金へ変更。
一部の部隊の機体以外は学習コンピューターを簡易化(OSが最初から設定されている)。
ガンダムではコア・ファイターへの変形機構を持っていたコクピットを非変形のカセット式コクピットブロックに変更。
白兵戦用兵器ビームサーベルを1本に削減。
中・長射程に主眼をおいた高出力兵器ビーム・ライフルを中・近距離が主眼で弾数の多いビーム・スプレーガンへ変更。一部機体は信頼性の高い90mmブルパップ・マシンガンへ変更。
頭部カメラシステムをガンキャノンと同系列のゴーグル型デュアルセンサーに変更。
ジェネレーターの低出力化(1380kW → 1250kW)。ただし、機関軸馬力は変わらないとされている。
腰部前面中央の大気圏突入用耐熱フィルターカプセル、腰部前面左右システムコア、腰部側面の予備電動ボックスの省略。
機動性を左右するバックパック(ランドセル)および脚部のスラスターはガンダムと同じ推力のままで、各種装備を撤去した軽量化により推力比ではガンダムを上回っている。
また、索敵能力(センサー有効半径)も向上している。
ガンダムと比べ頭部内に余裕ができたため、近距離戦闘に有効とされる60mmバルカン砲の装弾数が増加している。
636:通常の名無しさんの3倍
12/03/27 23:20:55.03
アムロが戦死する小説版だと戦闘には出てないけどジムに乗ったことはあって
装甲や出力はともかく火器管制なんかはジムが上回ってるって描写だった気が。
637:通常の名無しさんの3倍
12/03/28 02:15:51.54
>>634
オリジンで前倒しされたジャブロー戦ではジムに乗ってたな
文句ばっか言ってた気がするが
638:通常の名無しさんの3倍
12/03/28 03:26:31.17
>>634
つ オリジン
639:通常の名無しさんの3倍
12/03/28 20:40:16.91
>>632
確かにジェガンとジムⅡにはそのくらい差はあると思うけど
対戦相手のゲイツがいいとこセイバーなんだからジムになって少しは戦闘になったんじゃないかと。
640:通常の名無しさんの3倍
12/03/28 20:48:48.76
ちなみにジム隊長機仕様はサーベル2本装備
ビームライフルも少数ながら配備されている
ガンダムに比べてそれ程劣る機体でもないようだ
ジムには主人公補正はつかないけどな!
641:通常の名無しさんの3倍
12/03/28 21:05:04.22
木星の赤い親ジムの影響で死亡率が上がっているんだろう
642:通常の名無しさんの3倍
12/03/28 21:16:03.38
>>632
無印だと下手するとF-4とF-22かもしれない
643:通常の名無しさんの3倍
12/03/28 21:59:05.01
傭兵連中、蛇の尻尾は飲兵衛世界だとどうなってんだろ
644:通常の名無しさんの3倍
12/03/29 00:36:07.24
尻尾も出番無さそうだ
俺はザフトの偵察部隊指揮官のその後が読みたいな
地球基地所属だからコイツも出番はないか
645:通常の名無しさんの3倍
12/03/29 06:51:47.48
980先生のアンソロのやつか?
そう言えばかなり前のオーブ入港後が全然投下来ないけど…
どしたの?
646:通常の名無しさんの3倍
12/03/29 10:57:15.93 jtSr0m0B
まじでアムロがSEEDの世界にいたら、世界はかわっていただろうか...?
647:通常の名無しさんの3倍
12/03/29 12:44:31.69
タイトル通りCCAのアムロとしても、いつどこに……失礼、考え始めるとキリが無い
ssだと何かしら影響の及ぶところに落ちてこないと話が進まない、本筋を外れると作者が客観的な考察が出来なくなるとか制約あるけど
個人的にはどこぞのssの表現にあるとおり「アムロ・レイは結局は一人の人間に過ぎない」わけで、実際大枠がそんなに変わるとは思えんな
648:通常の名無しさんの3倍
12/03/29 12:52:06.50
その一人の人間がどれだけ戦局を動かすのではなく、そこにいる人を動かすかで世界が変わるだろう
このスレの場合数多くの世界のアズラエル盟主殿がニュータイプに希望を見出し現実的なプランに舵をきっていった
むろん言うまでも無くアズラエル氏はコズミックイラで極めて大きな力をもった人物だ
649:通常の名無しさんの3倍
12/03/29 18:13:15.12
元々コーディはホモ・サピエンスのサラブレッドには成れても新種ではありえなかったからなぁ。
むしろムゥやクルーゼのほうが特異だと思うのだが。
650:通常の名無しさんの3倍
12/03/29 18:17:45.57
ニュータイプって「伝染」する…って描写…つか概念ってあったっけ?
それともあくまで「その人『個人』がNTとして覚醒云々…」する概念だったっけ?
前者ならNTとして覚醒して以前の鬱的・小物的な自分を嘲笑して悟りを得る「更に綺麗な盟主殿」…が見て見たいw
651:通常の名無しさんの3倍
12/03/29 18:59:52.68
アムロがCEに転生ネタだとムゥの同僚スタートだったな
652:通常の名無しさんの3倍
12/03/29 22:59:47.71
>>648
自分では分かっていてもどうしようもなく心に根付いた劣等感がアムロの存在によって消えるというのは興味深かったな
アムロ個人はガンダムを動かすくらいが能で、それを本人も自覚しているんだけど
その存在そのものによって救われる人がCE世界にはいる
そしてその人が世界にとても大きな影響を与える立場にいる
そういう意味ではアムロの存在でこの世界は間違いなく変わる
653:通常の名無しさんの3倍
12/03/30 12:37:33.17
では、どの時点までなら間に合うだろうか
またssから参考にするが、400氏のside Aではクライシス前からの付き合い、
427氏の失いし世界では給水からで戦闘データはあるだろうが、艦隊の実物とブライトトークの影響が強そう
98氏のbloomではまだようやく顔を出した程度で、個人的な見解だがこの頃には手遅れで戦闘技術とテクノロジーに固執しそうな気がする
アムロ一人の場合、原作開始と同時では間に合わないと思うんだがどうだろう
654:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/01 01:52:36.35
どもども、酒の勢いで書いています。427です。
7、8割程度完成ですが、明日にでも投下させるために追い込んでみようと中編その2を投下してみようかと思います。
よろしければ、2時直前あたりから投下してみます。
また先日ご指摘いただいた、ハイネの名前ですが、全く個人的な発音の感覚で、今後もヴェステンフェルスにしようかと思います。
(発音的には問題ないし、手間をおかけするのもなんだと思いますし・・・)一方で、僕のミスですが、イメリアの所属を第4艦隊に変更します。
では後ほど。
655:通常の名無しさんの3倍
12/04/01 01:56:51.82
なるほど
エイプリルフールか
656:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/01 02:04:23.67
おおw今日がエイプリルという認識になかったwwww
しまった何かしゃれた嘘をつけばよかった・・・
では行きます
※※※
緒戦は連合軍優勢というところであろう。総司令部も双方での優勢を持ってたたみかけるようだ。
いつぞやのオーブ戦でも感じたが、連合軍はなかなか人材が揃っている。この連帯性はどこか私に、1年戦争時の連邦軍を思い起こさせた。
あのときは、今日にも地球が滅ぶという立場の違いを超えて共有したものだ。
「艦隊司令部より入電!!5分後にローエングリン一斉射撃によって機雷原に穴を開ける、連絡艇などは斜線上に入らないよう警戒されたしとのこと」
いよいよか。
「第2段階ですね」
オルトヴァン中佐が、優勢であることに安堵したのか、その言葉に心なしか余裕が見られる。
「うん、第2陣の突入だ。ここまでの状況を見るに連合軍のMSも有効のようだな」
「緒戦は有利ですが、まだ我々は要塞宙域の外縁です。これで回廊を突破した連中が主戦力と衝突するでしょうな」
メランは慎重な姿勢を崩さない。もちろん回廊を防御した部隊も決して捨て駒ではないだろう。実際、EEF艦隊の挟撃に遭いながらも戦中突破を計った部隊はなかなかの練度だった。
「連合軍第2、第6艦隊とEEF第3艦隊がマルチ隊形を取り、アークエンジェル級及びローエングリン保有艦艇による、一斉射撃体勢に入ります」
「盛大な天体ショーですね」
スミス中尉はやや不謹慎なコメントを吐くが、ほぼ全員が同じ気持ちだったこともあるので誰もとがめなかった。
657:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/01 02:06:53.46
「全艦!!!ローエングリン発射ぁ!!!」
総司令官キャナダイン大将の号令の元、各艦から放たれた陽電子の光は矢というよりも、もはや小さな流星となって機雷原に大穴を空ける。
そこには直径6キロの円筒状の空間が現れた。
「よし!!!各艦隊突入!!!!!!」
3つの大穴に、各艦隊が突入していく。ザフト側は空けた大穴に防衛戦力を振り分ける必要が生じて戦力が分散する。
そのリスクを回避するために、ザフトは要塞周辺戦力を集結させることにした。
要塞司令官は緒戦で被害を受けた艦隊を一度要塞内に下がらせ、一部予備戦力を投入して対等な戦力、要塞を含めれば優位な戦況で迎撃態勢を整える。
対して、連合軍は、進入した後に陣形を広く展開し、ボアズ要塞を平面的にではあるが包囲下に置いた。球形に包囲すると、陣形が薄くなりすぎるためである。
艦隊の陣形が再編される過程でも、交戦は継続された。機動部隊は前進しザフトと戦い続ける。
「陣形再編まで時間を稼げ!要塞に向けミサイル斉射開始!!艦砲は機動部隊の支援!!」
キャナダイン大将は、陣形が再編を終え次第、一挙に要塞を無力化しようと考えているのだろう。
「ここを落とされたら、一気に不利になるんだ!!なんとしても落とすぞ!!」
イザーク・ジュール率いる一隊を中心とした部隊が連合第4艦隊に襲いかかる。
「こちらのGを奪って使っている奴か、GにはGで対抗させよ!」
フェイル中将は、レイダー制式採用記部隊を回す。対してジュール隊は、イザーク自身だけでなく、よく鍛えられた部隊で連合軍機動部隊を撃退していく。
658:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/01 02:20:22.06
「ふん、Gに乗っているとしても、この程度の腕じゃなぁ!!」
デュエルガンダムは、迫り来るMA形態のレイダーにも動ぜず、むしろその直進的な攻撃にいち早く対応して見せた。
部隊をふたつに分け、正面から迎撃しつつ、後方に下がらせた部隊に、戦線突破直後に反転し、攻撃しようともくろむ機体に集中砲火を加えたのだ。
もちろん、デュエルだけでは包囲もされよう。しかし、カスタム機ともいえるシグー・ディープアームズが、イザークの背中をしっかりと守る。
「ジュール隊長はやらせない!!!!」
レイダー隊は、大きな損害を与えられていく様に、フェイル提督は憤慨して叫んだという。
「全くなんという様だ!!馬鹿どもめ!!Gとカスタム機が著しく優秀なパイロットとしてもだ!!
片方はひと世代前の機体ぞ!選抜されてGに乗っているのだ!正面が無理なら反包囲でも何でもして戦力減衰を狙わんか!!!」
そこに、機動部隊の指揮官も同調する。
「確かにいいMSに乗っていても、敵を倒せなければ意味がないね!!!おまえ達!提督の指示は聞いたね!!バスター隊は後方から半包囲して射撃!デュエルにはデュエルをぶつける!デュエルダガー隊は近接戦闘!!」
「「「了解!!!!!」」」
「少佐に恥をかかせるなよ!!」
「「おおっ!!」」
レナ・イメリア少佐は、バスター・ダガーで直接指揮下にある部隊を持ってジュール隊の主力にあたる。
「くそっ!!急に動きがよくなった!シホ!!!」
「えっ!?いきなり名前ですかっ!!!あのっはい・・・イ・イザーク隊長!!!」
「しっかりしろ!このままでは不利だ!1度後退し、後方のラドル隊と連携するぞ!」
「えっ?了解!!!」
イザークはすぐに後ろを見せずに、殿をしつつ後退する。部隊は出血を強いられながらも要塞の重点支援宙域まで後退させた。
イメリア隊は構わず追撃し、ジュール隊が後退した空間を確保し、第4艦隊の進路をあける。
「よし、よくやったイメリア!!コスモグラスパー隊と再編したレイダー隊はたたみかけろ!!突破口を開け!!
しかる後に、艦隊は近接攻撃に入る!!!僚艦にわれに続けと発信!!!」
第4艦隊旗艦イスは、発光信号をあげつつ突撃を開始する。その様を見たビラード中将は興奮と苦笑いで混ぜ返した表情を作ったという。
「フェイルの奴め、火が付いたな。よし、補給を済ませた切り裂きと白鯨を出せ!第4艦隊を孤立させるわけにはいかない。我が艦隊も近接戦に入る!!」
第7艦隊は、第4艦隊に呼応する形で進撃を開始する。キャナダイン大将は、当初の目標である半包囲による戦力削減を断念し、第1艦隊の全面に展開する3個艦隊を突撃させて短期決戦を仕掛けることにした。
第1艦隊は3個艦隊の突撃の支援として、要塞に対する長距離砲撃を仕掛ける。要塞には陽電子砲ローエングリンが備え付けられており、これまで陣形再編作業などを妨害し、こちらに出血を強いていた。
キャナダインが早期決戦に切り替えたのも、そうした理由もあった。さらに、艦隊をザフト艦隊と肉薄させることで、ローエングリンを同士討ちの危険から使用できない状況に持ち込んだのであった。
659:通常の名無しさんの3倍
12/04/01 02:25:17.65
私怨
660:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/01 02:27:41.40
※※※
一方、EEF艦隊は、正面にザラ隊とフェイス主力部隊、サトー隊といった機動戦力の主力と交戦していた。
そこに、再編成を済ませたグラディス隊とウィラード隊が加わり、士気も十分な部隊と戦うことになった。
「やれやれ、フェイス等に加えてさっきの連中こちらか。運がないな」
「内心喜んでいるかと思いましたが?」
ぼやくエクスマス提督にスキナー参謀長は苦笑いして混ぜ返したそうだ。
エクスマス提督は大戦初期に、グリマルディ戦線でフェイスにかなりの被害を受けた経験を踏まえていたのだろう。
「ふん・・・。全艦!!!機動部隊を前に出せ!!精鋭と正面とやり合い消耗することはない。友軍艦隊と長射程の砲撃で敵を引きつけろ。
こちらに主力がいるのだ。ならば大西洋連邦の連中が要塞に肉薄するだろう。こちらは光波防御帯などを駆使して要塞砲を警戒しつつ、敵戦力を削る!!長官にも具申しろ!」
「わかりました」
「こちらは大西洋連邦に比べて機動兵器が大幅に遅れている。ロンデニオンのジムや連邦のダガーがあるとはいえ、ハイペリオンのようなカスタム機は数が少ない。
ザフトが高性能機を出してきたら不利を免れないだろう。フリーダムと対をなす機体もいるようだ。ハンニバルと戦うな、これで行くぞ」
エヴァーハルト中将はEEF第2艦隊の方針を、直ちに採用し艦隊を当初の包囲陣を崩さずに戦闘を進めることにした。
ローエングリンによる妨害はあったが、こちらは光波防御帯を巧みに運用することで、連邦ほどの被害を出さずに部隊展開ができたのである。
661:通常の名無しさんの3倍
12/04/01 02:29:56.43
支援
662:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/01 02:37:35.57
「ちいっ!!!長距離攻撃に徹するつもりか!!要塞司令部に連絡!!ミサイルの長射程攻撃で支援を求む!
サトー隊長!!ジャスティス以下機動力の高い部隊で攪乱する!!乱れたところに攻撃を!」
「おお!我が部隊は重装備の機体が多い!!貴公の部隊で攪乱してくれるとありがたい!」
「ディアッカ!!!」
「ああ!!しかし、参ったね、この上こっちにロンド・ベルが来て欲しくないぜ」
「そうだな!!!だが、今はプラントを守る事に専念しよう!!!」
「オーケー!!」
ジャスティスとバスターが、ジン・ハイマニューバを率いて近接攻撃を仕掛ける。
「各機迎撃せよ!!エール隊とソード隊は前面に!!バスター及びライトニングは後方から攻撃!!」
ミシュレ大佐の号令で、様々な装備をしたジムとダガーが散開していく。
このときあるまで準備した各種装備は、ザフトに見劣りするものではなく、ジン・ハイニューバだけでなくゲイツなどを擁するザラ隊に引けを取らなかった。
「くそっ!以外に突破に手間取るぜ!異世界の機動兵器はこっちで作られても、そこそこどころじゃないぜ!!」
ディアッカが舌打ちしていた頃、EEF艦隊も同様に苦戦を実感しつつあった。もっともこの場合、EEF側は我々の世界の兵器の力を過信しているきらいがあった。
パイロットの練度としては、やはりザフトに一日の長があったのである。
「こちらが数が上なんだぞ!!!複数で接近する敵を確実に打ち落とせ!!!たとえひとりが一機を撃墜しても、接近する前に撃滅できるはずだ!!!」
本多提督の副司令官、西嶋貞治朗少将が叫んだのも新規戦力への自信があったのだろう。アスラン・ザラの駆るジャスティスが、第3艦隊の機動部隊を次々に撃破していく。
「この戦いで終わらせるわけにはいかない」
彼の後にこう述懐している。バックパックをSFSとして運用し、ジムやダガーを上回る機動性で翻弄しつつ配下の部隊にとどめを刺させる。
「もちろん、再びキラやアムロさん、クワトロ大尉、そしてカガリと戦うときが来ることに迷いがなかったら嘘になります。
でも、あのときはこちらにも目的がありました。たとえ目の前に現れても、迷うわけにはいかないと思っていました」
この劣勢に対し、エーヴァーハルト中将は、予備戦力であるロンデニオン投入もやむなしと思いかけたという。
しかし、このとき大西洋連邦軍は、第一戦を突破し、要塞に肉薄し始めた。この報告が5分遅ければ、キラとアスランは再び戦うことになっていただろう。
大西洋連邦が第4及第6艦隊による戦線突破に成功した事に対して、ザフト要塞司令部はフェイスとウィラード隊、ハイネ隊をEEF側の戦線から大西洋連邦側戦線へと移動させた。
一歩間違えば戦線崩壊にも繋がりかねない行動であったが、要塞司令部は予備戦力全てを投入することで、戦線瓦解を防ぎきった。
この手並みは、私だけでなくハルバートン少将やクワトロ大尉も驚かされるかたちになった。
663:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/01 02:40:45.23
※※※
EEF艦隊や第7艦隊が苦戦を強いられているとはいえ、全体の戦局は依然としてこちらに有利といえた。
もう15分も戦えば、第4か第6艦隊は要塞に揚陸部隊を送れる。
このまま進めば、運がよければ我々の出番はないかもしれない。
あるいは、キャナダイン大将が前線の犠牲を減らしたいということであれば、そろそろ攻撃命令が来るか。
「前線の各司令は優秀ですね」
スミス中尉の意見に対し、ハルバートン少将はその本質を分析してみせる。
「ビラード中将の第7艦隊とエクスマス中将のEEF第2艦隊の力だな。戦端開始して以来、あのふたつの艦隊が、優位に事を進めたおかげで将兵に自信が付いた。『コーディネーターに勝てる』と言う意識をね」
「なるほど、何だかんだいって、EEF艦隊以外ではここまで大規模に戦闘はしていない。宇宙においても物心両面で対抗できる、この意識を緒戦で持たせたのは大きいですね」
オルトヴァン中佐はふたりの応酬を聞きつつ、メイン・モニターの戦況を見て敵戦力を検討する。
「警戒すべきは、フェイスにサトー隊、ウィラード隊、グラディス隊、ラドル隊、ハイネ隊、ジュール隊、そしてザラ隊といったところですね。練度や配備兵器の面で優れています」
「確かに、個人個人では優秀だが、連携のとれているときと、そうでないときの落差が些か激しいな。そこをつけ込まれているところはある。我々にはありがたいが・・・」
ハルバートン少将が濁すが、スミス中尉がはっきりと言ってみせる。
「なんというか、個としての優秀さを突き詰めたゆえに、個人主義を軍という組織でやってしまうとこうなるという悪い見本ですね。一方で、彼らの思想として明快でありますが」
「はっきりいう。しかし、要塞司令部が統制しているから一概にばらばらというのも言い過ぎだろう。横の連携は、連合軍側とて完璧といえるほどほめられたものじゃない」
やりとりをそこまで聞いて、私は画面を改めて見てふと疑問がわき起こった。
664:通常の名無しさんの3倍
12/04/01 02:41:33.33
支援
665:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/01 02:42:04.68
「クルーゼ隊がいないというのはどういう事だ?」
「そういえば見かけませんな。ヤキンに配備されているのかもしれません。ですが・・・」
「そんな出し惜しみできる状況ではないはず、だな」
メランが同じくいぶかしむ。
「予備兵力として要塞内にいるのかもしれませんし、ヤキンからこちらに向かっているのかもしれませんが、結局はこの状況で議長の片腕ともいえる人物の姿が見えないのは怪しいですな。
何かあると考えるべきでしょう。まともに考えれば、ここが陥落したらさらに不利になることは明白です。戦略レベルで何かあるのかもしれませんな」
「そうだな、早期警戒ジムⅢを出せ。ヤキン方向の警戒にあたらせよう」
そこにオペレーターから報告があがる。
「艦長!!!大西洋連邦第6艦隊に・・・大型MA接近!!」
「なんだと!?」
要塞から出撃したと見られる、新たな信号が突破直前の第6艦隊に襲いかかろうとしていた。
666:通常の名無しさんの3倍
12/04/01 02:44:00.94
支援
667:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/01 02:44:18.64
とりあえずここまでです。後編でやっと、我らがアムロさんの出番です。
案外明日投下というのがエイプリルフールと成りそうな気がしてきたw
とりあえず、また。
668:通常の名無しさんの3倍
12/04/01 03:45:04.81
乙です。
本作だとザフトがこの時点で陽電子砲持ってるのか。
となると(出番があればの話だが)そこから改良されてるだろうミネルバのタンホイザーは洒落にならない威力になりそう。
しかし大型MA…?再生か?
でもアムロ相手だとあっさり本体を見破られて落とされたり…
669:通常の名無しさんの3倍
12/04/01 04:02:58.76
乙です
大型MAですか本編でザフトがMAを使わなかった
だけになんなのか予想が出来ませんね
670:通常の名無しさんの3倍
12/04/01 04:09:30.50
ああ。リジネか>MA
671:通常の名無しさんの3倍
12/04/01 04:18:40.74
リジネといえばアッシュ・グレイだが、あいつ今までこの作品では偽名でも出てきてないよね?
特に荒木っぽいキャラもやりとりもなかったはずだし
672:通常の名無しさんの3倍
12/04/01 12:35:17.97
ミーティア付き何かの可能性は…ってエターナルがない時点で
それは無いのかな?
673:通常の名無しさんの3倍
12/04/01 14:22:09.88
ヴェルヌ…はこの時期完成してるだっけ?
674:通常の名無しさんの3倍
12/04/01 14:40:31.87
実働はゲイツのロールアウト以降からユニウス条約締結前後までという非常に短い期間で終わった
と書かれているから微妙かと出てもおかしくはないけど、出てもおかしい気がするという
675:通常の名無しさんの3倍
12/04/01 15:29:58.28
そういえば核エンジンをミーティア側に搭載した機体も試作されたとアストレイでは出ていましたね。
そのミーティアをブルーフレームが使ってたし。
676:通常の名無しさんの3倍
12/04/01 16:41:59.28
>>667
乙です!
一つ訂正なのですが、ディアッカがバスターに乗ってますがバスターはロンデニオンにあるのでは?
彼らは身一つでプラントに帰ったわけですし、先のコロニー戦でブリッツがバスターの火器を使っております。
続きを楽しみにしております。
677:通常の名無しさんの3倍
12/04/01 19:54:27.62
ミーティア核内蔵型はジャンク屋で改造した物だったんですね。
バスターはプラントで作られた予備パーツで組み上げた物とか?
678:通常の名無しさんの3倍
12/04/01 20:55:46.43
このMAが核ミーティアだとしたら自由ミーティアVS核ミーティアの大怪獣バトル勃発?
679:通常の名無しさんの3倍
12/04/01 23:02:13.75
>>675
核搭載したけどFCSがマルチロック対応=核機体じゃなきゃろくに動かせないって言う欠陥兵器だったような・・・
680:通常の名無しさんの3倍
12/04/01 23:11:05.86
ザクあたりだとふつうにつかえるんじゃあねぇ?
681:通常の名無しさんの3倍
12/04/01 23:21:03.52
いいこと考えた。イージス艦の艦橋と機関部をミーティアにくくりつけよう
682:通常の名無しさんの3倍
12/04/02 00:22:05.96
……空気の必要なガスタービンエンジンを0Gで運用する武装モジュールにとりつけてどーする
683:通常の名無しさんの3倍
12/04/02 00:28:14.67
そろそろかな・・・
684:通常の名無しさんの3倍
12/04/02 01:11:54.70
おおう更新きてたわ飲兵衛氏乙
段々と熱い展開になってきたな
今晩も来るのか楽しみ待機
ビールでも飲むか
685:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/02 01:49:01.36
どもども、4月1日に間に合わなかった件。
目算二時少し過ぎを目標にがんがります。
686:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/02 02:24:58.24
申し訳ない、大分遅れましたが30分から投下しますね。
少し急ぎすぎている気がしないでもないですが。しばしお待ち下さい。
687:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/02 02:33:55.13
(後編)※※※
「なんだあれは!!」
「イージスに近い形ですが、大型のコンテナ・ユニットが付属しています!すごい加速です!・・・っ!第6艦隊の機動部隊が戦線を突破されました!!」
「いかん!!」
紫色のMAは大型コンテナの推力も得たかなりの機動力をもって、一挙に艦隊に肉薄した。
そして超大型のビームとミサイル斉射を第6艦隊にたたみかける。降り注ぐミサイルとビームに近くの艦艇が数隻火球となっていく。
さらに不意を突かれたために艦隊旗艦が射程に捉えられてしまった。
MAは容赦なく第2射を旗艦に定めミサイルを放った。果たして、艦隊旗艦を防御すべく、2隻のドレイク級が、旗艦レイキャビックの前に割り込む。
上甲板にミサイルが降り注ぎ、ドレイク級はミサイル等に誘爆し轟沈した。
「こうもやすやすと・・・。直奄は何をしている!!!艦長!!旗艦は急速後退!!!レイダー隊を戻せ!!!」
第6艦隊は、不意打ちを受けつつも、即応して直奄のメビウスやストライクダガーを出すが、混乱状態になり、戦線はきわめて危険な状況になった。
機動部隊を揚陸隊支援のため宙域確保に前進させていたのが裏目に出たのである。グレイス中将は、自らの機動戦術に自信を持っていただけに、無念のほぞをかんだという。
「まずいな・・・」
私の危惧は、総司令部も同様に考えていたようだ。旗艦から指示が届く。
688:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/02 02:36:49.70
「総旗艦オデッセウスより入電!!予備兵力は進軍を開始し、第6艦隊を支援せよ、その後は要塞突入部隊の支援に当たれ、とのことです」
「司令・・・」
「うん、こういう時の予備戦力だろう。確かに私も投入しどきであると思う。
ワシントンとクサナギ、ネェル・アーガマに打電、進撃開始用意!!!
ネェル・アーガマとアークエンジェル、ドミニオンにハイメガ砲とローエングリンの発射準備するように伝え!!機雷群に回廊を造り第6艦隊の左翼に布陣する!!!」
「照準は?」
「ハイメガ砲なら100%で放てば要塞にもダメージを与えられる。が、あまりに強力な威力を出せば警戒もされよう。
70%で放ち要塞外郭を揺さぶる程度でいい」
「伝えます」
ロンド・ベル、オーブ、連合混成艦隊は、長射程兵器の艦艇を前に出して紡錘陣形を取り、先頭3隻がエネルギー充電に移る。そこにオルトヴァン中佐が報告する。
「司令、コレマッタ少佐から分析です。例の機動兵器は、ラクス一党が保有するエターナルに搭載されている追加モジュール・ミーティアと酷似しているとのことです。
おそらく同様のものかと思われます。我々の世界においては、デラーズ紛争時に用いられたガンダム3号機のオーキスや、ペズンの反乱時にてプランだけ存在した、Sガンダムの強襲兵装プランというところでしょうか」
私は渡された報告書に簡単に目を通す。
率直に言って、ふたつの事件は概要こそ把握しているが、使用された兵器の詳細までは把握していなかったので、例えですぐに連想することはできなかった。
前者こそ、大型の兵装があったという認識があったが、後者のプランだけの内容までは押さえていない。
Gアーマーやディフェンサーのようなものだろうか。この報告書を詳細に読む時間的余裕はなさそうだ。
とりあえずミーティア関連のところだけに目を通す。なるほど、これはやっかいかもしれない。すでに強襲を受けている第6艦隊には特に分が悪い。
689:通常の名無しさんの3倍
12/04/02 02:38:48.72
お休み前に一支援
690:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/02 02:39:49.19
「第6艦隊では対応が難しいな」
「早急に援軍を回す必要があります」
「機雷原進入と同時に、アムロ、レーン、キラ、リゼル隊を先発させる。
特務艦隊にもエール装備のダガーとレイダーにフォビドゥン、カラミティはリゼルに乗せて先発させよう。
オーブ軍も選抜した部隊をリゼルに乗せろ。後続の指揮はクワトロ大尉とジャックに執らせればいい」
「わかりました」
そこに報告があがる。
「司令、各艦エネルギー充填完了しました」
「よし、撃て!!!」
号令すると、陽電子とメガ粒子は機雷原に大穴を空け、後者は要塞に着弾する。光のあとには進むべき道が開かれた。
「進撃開始!!!」
体にわずかなGがかかる。混成艦隊は、速度を上げていよいよ戦場へと進む。
ザフト側は、一瞬動揺するも、先に第6艦隊を撃破できると踏んだのか、即座に体勢を立て直して攻撃を続行する。
「アムロ、出てくれ。第6艦隊をこれ以上打ち減らされるわけにはいかない。
それと、特務隊の強化人間には気をつけてくれ。我々と敵対するとは思えないが、時間制限が来ると無防備になる」
「わかった」
691:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/02 02:40:27.24
連合軍特務艦隊に所属していた、新型ガンダム3機のパイロットは、強化人間と言っても差し支えないだろう。
物議を醸したが、友軍である以上は考慮して運用しなければならない。
本来はクワトロ大尉に任せたいところだが、アムロを先発させる以上は混成軍の指揮を執らせる人物は残したい。
前面にSFSとして展開したリゼルにνガンダムは、出撃するとテックス・ウエスト少佐の機体に捕まる。
「少佐、頼む」
「任せて下さい」
同じように、フリーダムもダニエル・タイラント少佐のリゼルに乗る。
「お願いします!!」
「任せな!God Save Irish!」
オーブ軍は、M1AアストレイというM1のカスタム機を中心とした部隊がリゼルに搭乗する。
「オーブ艦隊機動部隊所属ワイド・ラビ・ナダカ1尉です。M1A9機、お供させていただきます」
「頼む」
そこに、カラミティがアムロと同じリゼルに捕まった。
「オルガ・サブナック少尉・・・頼むぜ」
「ああ」
互いにどこと無いぎこちなさが残るのは、刃を交えたからか、それとも強化人間だったのかわからない。その間はすぐにレーンが破った。
「アムロ隊長!!!いけますか!?」
「ああ、各機行くぞ!!!第6艦隊を救助する!!!」
「「了解!!!」」
先発隊が、速度を上げて一気に回廊を突破する。
「間に合うか!!」
692:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/02 02:42:33.44
このとき第6艦隊は、陣形が乱れたところにウィラード指揮するナスカ級高速艦隊の近接攻撃も受け、中央から分断される形になっていた。
「クールズ副司令官に、分断された側の指揮を委ねる!!!援軍が来るまで持たせろ!こうなれば、我が艦隊は友軍の防壁となる!!!
機動部隊は全てこちらに戻せ!!こちらに攻撃を引き受けさせろ!!第7と第4艦隊にはこの旨伝え!!」
グレイス提督は、ずたずたにされた状況を見て、ザフトの攻撃を自らに集中させた。攻撃続行よりも防御に徹すればまだ持てる。
そして、ザフト側は自分の艦隊を壊滅させれば戦線崩壊に結びつけられると踏んでいるだろう。
ならば、こちらに攻撃を集中させて、全体の勝利に貢献しようと考えたのであった。
「くそぉ!!!このまま死ねるかよぉ!!!」
第6艦隊に所属するアダム・ジョーン少尉は、ストライクダガーのコクピットで絶叫する。
確かに、戦力は3割近い被害を出し、分断された時点で半ば崩壊しかけていた。
しかし機動部隊が戻り、各艦が旗艦の意図を踏まえると、徹底的な防戦に徹し、全軍崩壊をすんでの所で防いでいる状況であった。
ジョーンは、自分の部隊の隊長も同僚も全て大型MAに撃破され、次は自分と死を覚悟したと、後に述懐している。
そのとき、後方からメガ・ビームランチャーが大型MAを牽制した。
「なんだ!?」
まさにそのとき、先発隊が戦場に到着したのだ。アムロがリゼルにビーム攻撃を指示し、その熟練した感覚を持って第6艦隊を攻撃していたMSを火球に仕上げていく。
「各機小隊ごとに行動開始!!第6艦隊攻撃中の敵機動部隊を撃破しろ!!!!レーン!!キラ!!サブナック少尉!!ブエル少尉!!アンドラス少尉は、例の大型MAにあたるぞ!!」
「「了解!!」」
「・・・わかった・・・ぜっ!!」
「了ー解」
「滅殺!!!」
私は、ブーステッドマンと呼ばれる強化人間達の調整に不安を覚えるが、サザーランド少将と話すのは、戦闘後でいいだろう。
693:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/02 02:45:07.03
「まずはコンテナを破壊する!!!」
アムロは、拡散バズーカを相手の予測移動ポイントに発射する。
「こぉおのぉゴミくそがぁぁぁぁぁぁ!!!そんな豆鉄砲が通じるかぁぁぁぁ!!」
MAのパイロットからは、クルーゼほどでは無いにしろ、かなりの怨念めいた感情が感じとれたという。
「レーン!!」
「任せて下さい!!ファンネル!!!」
アムロが声をかけると、レーンはすぐにその意を汲み、ファンネルを射出した。
ファンネル・ミサイルは、コストの割に合わないということで増産を見送り、同形状のファンネルをフィン・ファンネルの実験として開発したのである。
フィン・ファンネル自体も開発に至ったが、稼働時間はペーネロペーも同じくきわめて短く、決定的な場面で有効に活用するしかない。
アムロは即断する。まずはこのMAを撃退しない限り、立て直しは不可能だ。ならば、まずは全力でこれを撃墜するべきだと。
レーンの意志が宿る、3つのファンネルは不規則な軌道を描き、大型MAに襲いかかる。
「なにぃぃい!」
拡散バズーカで動きが鈍るMAに、ファンネルが襲いかかった。
「くそぉぉぉぉ!!この、くそがぁぁぁ!!」
パイロットと思われる人物の絶叫が周囲にこだまする。ファンネルは出力もまだ不十分といえたが、後部の高機動ユニットは充分無力化できた。
694:通常の名無しさんの3倍
12/04/02 02:46:19.31
もいっちょ支援
695:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/02 02:47:11.17
「やれるか!?」
その様子を見たオーブ軍M1Aが接近戦を仕掛ける。
「やめるんだっ!」
キラが叫ぶも、おそらくパイロットには伝わらなかっただろう。突如MS形態に変形した機体は、大型ビームサーベルを持ってM1を真っ二つにした。
「ガンダムタイプか!!」
アムロは、そう漏らすと再びバズーカで牽制する。
ファンネルの寿命は早くも来てしまう。
「キラ!!サブナック少尉!!火力で対抗しろ!」
フリーダムとカラミティが大型火砲を持ってあたる。その刹那、MAは後部の推進器をパージして回避する。
「必殺!!!」
「さっさと死ねぇ!!」
そこにクロト・ブエルとシャニ・アンドラスが接近戦を試み襲いかかる。
「ごみがぁ!!!このリジェネイトがナチュラルのMSに負けるものかよ!!」
大型ビームソードを振り回し、2機を振り払う。
「この野郎ぉ!」
「うざい!!」
しかし、振り払った動きを適格に見抜いたアムロが、ビームライフルで狙撃した。
「そこだ!!!」
ビームは左腕のユニットを腕とともに破壊し、さらには右足を吹っ飛ばした。
追い打ちをかけるように、レーンとキラが時期の最も出力の強い兵器で狙い撃つ。
「落とす!!!」
「いっっけぇー!!」
カラフルともいえる砲撃は、下半身を完全に吹き飛ばした。
696:通常の名無しさんの3倍
12/04/02 02:48:53.05
支援
697:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/02 03:06:10.18
「やったのか!?」
艦橋の誰かが叫ぶ。だが、不明機は損傷箇所を分離して、一気に引き上げる姿勢を見せた。
「逃がすかよっ!!」
ナダカ1尉は部下をやられた事で激昂して追撃を始め、ブーステッドマンたちも続く。
「待て!!まずは、第6艦隊の安全確保に努めるんだ!!!」
アムロが怒鳴る。
果たせるかな、分離して脱出装置にすぎないと思われた機体に、後方から射出されたパ-ツがドッキングし、MSは元の姿を取り戻した。
「戦場で完全な形に戻るだと!?」
「おいおいおい!!!」
振り返ると、MSはロングライフルを放ち、追撃してきたM1Aとエールダガーを火球にし、続けた砲撃でフォビドゥンにも放つ。
しかし、フォビドゥンはビームを曲げて回避する。もっとも、回避したビームはクロトに直撃し、機体は損傷する形となったが。
「てめぇ!!シャニ!!!曲げる先くらい考えろ!!!」
「・・・うるさい」
「いい加減にしろ!!!!戻るんだ!!!まだ敵は少なくない!!!」
アムロが、改めて統制を回復させようと努める。そこに我々が到着した。
「全機動部隊発進!!!!分断された第6艦隊の左翼から進軍し、前線に割り込む!!!」
各艦艇から移動部隊が出撃していく。すでに戦闘を続けて疲労している部隊に、混成艦隊がたたみかける。
「オーブ艦隊突撃!!!」
「連合軍の力を見せよ!!!」
カガリとサザーランド少将の号令で、オーブ・連合艦隊が急進する。
698:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/02 03:09:10.36
「後れを取るな!!機関最大出力!!!防御帯を展開しながら突進せよ!」
コンタリーニ艦長が、防御帯の力を持って本来の攻撃的性格を存分に発揮する。
「ミサイル発射管!!前門解放!!!!ターゲット!!1番から3番は左舷前方ナスカ級A!4番、正面ナスカ級B!!5、6番は右舷ナスカ級C!!!噴射口を狙え!」
「目標固定!!!!」
「ファイア!!!!」
ラー・ザイムからミサイルが放たれ、我々の前方にいたナスカ級に全てではないが着弾する。そのうち一隻は当たり所が悪く噴射口から誘爆轟沈した。
「よぉし!!よくやったぁ!!!続けて装填!次を狙うぞ!主砲は一部防御帯を解除し、弾幕展開!!道を開く!!!」
それを見て、レディング艦長が苦笑する。
「コンタリーニの奴は、この世界でたまった鬱憤でも晴らしているのか?困ったもんだ。後ろに付けろ!支援する!!機動部隊!!周辺的戦力を排除せよ!!!」
「ラー・エルム前進します!!」
両翼が急進したので、ともに前進する我々は、光波防御帯の性能に自信を深め、積極的に前に出る。
第6艦隊とその前方に展開するフェイスに割り込むと、さらに前進して第6艦隊を分断するウィラード隊の後方を押さえる。
「これで、半包囲が完成しましたね」
「よし、メラン!!!最大戦速!!!射程にいる敵艦艇を確実に沈めるんだ!!!」
「了解!!機関全速!!!」
さらにその後方に、ネェル・アーガマがドミニオンとアークエンジェルを両脇に展開し、その後ろをクラップ級とサラミス級が続く。
「周囲は敵だらけだ!撃ちまくれ!!!」
「ゴットフリート照準!!!右舷ナスカ級!!!」
「ヴァリアント!!!前方照準!!!てっー!」
ここで、我々にも被害が出るが、光波防御帯のない連合艦艇とオーブ艦艇をサラミス級が巧みにフォローする。
さらに接近する敵部隊はロンド・ベルが容赦なく撃破した。
699:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/02 03:15:31.43
「敵は疲労しているとはいえ必死に来るぞ!!無理して一対一をせず!集団戦闘でけりを付けろ!!!」
そう叫びつつ、ジャック・ベアードはインコムを展開し、味方に促す割には自らは複数を単独で撃退している。
「いっていることと、やっていることが違いますよ!!少佐殿!!!」
エリアルド・ハンターは増加装甲を付けたジェガンを駆りつつ苦笑いする。
この機体は、実験的にスターク・ジェガン用装甲をフェイズシフト装甲にしてみたものだ。
最も、ミサイルランチャーも装備せず、シールドも装備しているので、簡単な追加装甲である。
ちなみに色はジェガンと同じなので、あまり追加装甲を装備しているように見えない。
「ま、あのひともたまっていたんだろ!」
今作戦では、新規製造リゼルを駆る、カール・マツバラが応じる。こうして我々の参入はザフト軍を大いに弱らせることになった。我々が好き放題できるのも、第6艦隊が耐えきってくれたこともあるだろう。
アムロは、統制を回復すると、ブーステッドマンを一度後退させ、第6艦隊の制空権を回復させようと試みる。そこに、グラディス隊の機動部隊が旗艦レイキャビックに襲いかかる。
すでにレイキャビックは友軍の支援もありながらも損害を出し続け中波しつつあった。
アムロはそれを認め、レイキャビックの正面に出る。
「近づけさせはしない!!!ファンネル!!!」
ついに、アムロからファンネルが放たれる。動き出すサイコミュ兵器は、襲いかかろうとしたゲイツ5機を即座に火球にした。打ち漏らした1機も、ライフルで撃ち落とす。
「さすが・・・!!」
別の敵に当たっていた、レーンが思わず感嘆する。もちろん、あの男も笑みを隠さない。
「それでこそ、アムロ・レイだ!!!」
彼自らは、インコムで敵をなぎ払う。一方キラは、紫色の新兵器と戦っていたが、突然機体は反転して後退する。
「なんだ!?」
キラがそう漏らした直後、ザフト全体に動きが見られた。
700:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/02 03:16:34.42
「なんだ!?」
キラがそう漏らした直後、ザフト全体に動きが見られた。
「前面の敵が後退を始めます!!!ウィラード隊は、我々が作った回廊にむかっている?・・・これは!?」
要塞司令部から発光信号があがり、ザフトは部隊ごとに戦線離脱を始めた。
「これは・・・どういうことだ!?」
私は思わず声に出してしまった。オルトヴァン中佐も困惑を隠せない。
「まだ充分交戦可能な状態でなぜ撤退する?」
「要塞司令部からの信号ということは、まだ指揮系統も健在のはずですね・・・」
スミス中尉が、それに続ける。
「艦長!!サザーランド少将から通信!!!同時にカガリ女王からも通信要請です」
「回せ」
画面には、サザーランド少将とカガリが浮かび上がる。両者とも。やや困惑気味な表情だが、サザーランド内容としては意見具申だった。
「ブライト提督!!追撃の許可を頂きたい!!!」
予想通りの反応である。私としてはむやみな追撃を避けたいところだ。確かに一部で追撃戦は確認できるが、総司令部も出方が解らず当惑しているというところであろう。
「少将、このタイミングでの全面撤退は妙だ。艦隊を一度再集結させ、不意の事態に備えよう」
「司令!!機の逃すべきではない!!」
ここは、強硬派とはいえサザーランド少将の意見は充分解る。確かに疲労も少ない我々が追撃すれば、もう少しザフトを減らすことはできる。
カガリは、私がどういう判断するのかを窺っているように見える。これは隣にいるユウナ・ロマの差し金だろう。
私は隣のハルバートン参謀長代行に目をやる。先ほどから画面をじっと見つめて状況を考えているようだ。
701:通常の名無しさんの3倍
12/04/02 03:17:09.22
支援
702:通常の名無しさんの3倍
12/04/02 03:18:14.83
_
/( ゚Д゚)
/ (( *´∀`))ヽ
∠⌒`)`ー‐--─'!⌒ヽ、
{三}ニo0ニ0o}彡「´
/ ̄`ゝ、___員_ノ)`く \
ト爪ヘ}_旦__}、_旦〉 `V》〉
703:通常の名無しさんの3倍
12/04/02 03:21:14.34
0===。El
(・∀・;)あれ?
>┘>┘
704:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/02 03:25:20.79
「ブライト司令!!では、連合軍主体の戦隊だけでも追撃に出していただきたい!!
むろん、深追いまではしませんし、指示がなければ無茶もしません!!
我々と交戦したフェイスとグラディス隊らは、相当疲弊している!今ならかなり打ち減らせます!!」
そこに、ハルバートン少将が口を開いた。
「先ほど偵察に出したジムⅢは何かいってきてるか?」
「いえ。後退するザフト艦隊が整然と離脱していくのを確認しています」
「・・・これは、もしかしたら・・・」
参謀長が、意見を言おうとしたとき、総司令部から通信が入る。
「艦長!!!総旗艦オデュセウスからです!!全軍に追撃中止命令!!まずはボアズ確保を優先せよ!以上です!!」
「ボアズはどうなっている?」
「大西洋連邦軍が攻撃する逆側の港から次々に脱出艦艇を確認!!!要塞を放棄する模様!」
アムロから通信が繋がる。
「ブライト!どういうんだ!?さすがに妙だぞ!」
「再集結信号、一度艦隊を再編する。機動部隊も一度直奄を除いて帰還しろ」
「ブライト司令!!!」
「サザーランド少将、状況が不明すぎる。ここは総司令部の命令の通り、ボアズ確保を優先しよう。
そもそもの作戦目標は、要塞の確保だ。ザフト軍の殲滅ではない」
サザーランド少将は、なおも食い下がろうとしたが、深呼吸をひとつすると、最終的には私の命令に従ってくれた。
アムロが、難しい顔を崩さずにいう。
「勝ったとはいえ、なんだろうなこの気持ち悪さは。不完全燃焼とは違う、何か別の・・・」
アムロの不安感は、ほとんど私も同じ気持ちであったが、憮然と沈黙しているほか無かった。
ここに、地球連合軍艦隊は宇宙要塞ボアズを攻略した。本来であれば終戦に繋がるはずの勝利であるが、ほぼ全員がこれで終わるとは思えなかったのである。
第34話「ボアズ攻略作戦」end.
「これぞ我らの創世の光だ!!」
第35話「狂気の宴」
705:通常の名無しさんの3倍
12/04/02 03:27:05.82
;y=━(´・ω・)支援
;y=━(´・ω・)カチャ
;y=━( ゚д・∵. ドゴ───ン!!!
706:通常の名無しさんの3倍
12/04/02 03:29:41.54
投下おつー
やっぱ創生絡みの罠か
707:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/02 03:32:16.22
酒の勢いで書いた、これまでの中で最長にあってしまったことを反省している。
以上、34話でした。この間色々あり、苦戦してしまった感があります。
ディアッカのバスターは完全におおぼけしていました。この辺の迂闊さも精神的なところと酒ですね。
火器運用試験型ゲイツに修正しようと思います。今回は見返すと結構色々間違えているところがあるかもしれません。
さて、年度も替わりまたぞろ忙しくなるので不透明ですが、気長にお待ちいただければと思います。
では新キャラを投下して終わりたいと思います
708:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/02 03:34:07.34
新キャラ
ロンデニオン共和国
ロバート・トンプソン大尉 作戦参謀
地球連合軍
江天祥大将 東アジア共和国軍 連合軍総参謀長
ルパート・キャナダイン大将 大西洋連邦軍 連合軍宇宙艦隊司令長官兼第1艦隊司令
ヨセフ・ムルンバ中将 南アフリカ統一機構軍 連合宇宙艦隊総参謀長
アンリ・フェイル中将 ユーラシア連邦軍 連合軍第2艦隊司令 ブルーコスモス
バーナード・グレイス中将 大西洋連邦軍 連合軍第6艦隊司令
西嶋貞治朗少将 拡大ユーラシア連邦 第3艦隊副司令官
マルコ・クールズ少将 大西洋連邦軍 第6艦隊副司令官
イアン・リー少佐 大西洋連邦 第7艦隊 ドレイク級ストックトン艦長 SEED.D
モーガン・シュバリエ少佐 大西洋連邦 第7艦隊機動部隊中隊長 SEED.A
レナ・イメリア少佐 大西洋連邦 第4艦隊機動部隊中隊長 SEED.MSV
エドワード・ハレルソン大尉 大西洋連邦 第7艦隊機動部隊隊長 SEED.MSV
ジェーン・ヒューストン大尉 大西洋連邦 第7艦隊機動部隊隊長 SEED.MSV
オルガ・サブナック少尉 大西洋連邦軍 第1特務艦隊 SEED
シャニ・アンドラス少尉 大西洋連邦軍 第1特務艦隊 SEED
クロト・ブエル少尉 大西洋連邦軍 第1特務艦隊 SEED
アダム・ジョーン少尉 大西洋連邦軍 第6艦隊 SEED.D.※ファーストネームはオリジナル
ザフト
サトー サトー隊長 SEED.D.
ヨアヒム・ラドル ラドル隊隊長 SEED.D.
ハイネ・ヴェステンフェルス ハイネ隊隊長 SEED.D.
オーブ連合首長国
ワイド・ラビ・ナダカ1尉 オーブ第1艦隊機動部隊隊長 SEED.A.Δ
今回他の部隊の登場人物が大杉ですねw
ではでは、先週のアナザーで赤沢さんを失った喪失感は、来週のヤマトで埋めたいと思います。
709:通常の名無しさんの3倍
12/04/02 03:37:12.99
あいー投下乙乙
サザランが我慢しきれない駄々っ子の面出てきましたなぁ
この後やらかしそうだ
710:通常の名無しさんの3倍
12/04/02 03:39:20.10
飲兵衛氏乙乙乙
待ってましたアムロ無双
次回ジェネシス来るな
ジョン・トゥース大佐は生き残れるか
711:通常の名無しさんの3倍
12/04/02 03:52:22.39
デンドロって完全に記録抹消されたんじゃなかったっけ?
712:通常の名無しさんの3倍
12/04/02 04:03:37.40
クワトロ大尉が議事堂襲撃後に全データは明かされたはずだが
713:通常の名無しさんの3倍
12/04/02 05:47:49.59
投下乙です。
前半でシホがうろたえたところが微笑ましかったw
次回の一部はほぼバレしたようなものだし、詳細がどうなるか楽しみです。
714:通常の名無しさんの3倍
12/04/02 17:58:14.85
あれ?
常夏達の母艦はドミニオン?
715:通常の名無しさんの3倍
12/04/02 20:14:22.63
乙でした。
やっぱりジェネシスは作られていたのか・・・
716:通常の名無しさんの3倍
12/04/02 20:35:40.20
ソーラーレイの時とかブライトは経験をいかせるかな
717:通常の名無しさんの3倍
12/04/02 21:59:59.72
100%チャージ ハイメガであっけなくつぶされてぽかーんとする様は見てみた息もしなくもないが
718:通常の名無しさんの3倍
12/04/02 22:31:25.41
>>717
CEだと艦載砲で最強の陽電子砲があるけど
ローエングリンのコピーのタンホイザーでもメテオブレイカーで砕いたあとのユニウス7の破片砕くのに数発かけてたし(砕く前の皿状の残骸で直径8kmらしい台詞がある)
アーガマ改の時点で廃棄された島3号型一基を一発で塵にしてるし、CE世界だと艦載砲の威力としては破格にヤバいな>ハイパーメガ粒子砲
719:通常の名無しさんの3倍
12/04/03 00:11:55.44
>>718
10%でもやばいんじゃあないかな?
70%でぶちかましていたけど、ボアズが落ちるんじゃあないか?
720:通常の名無しさんの3倍
12/04/03 10:14:02.85
ボアズに向けてジェネシス来るか?
721:通常の名無しさんの3倍
12/04/03 15:33:45.53
月面だろ
722:通常の名無しさんの3倍
12/04/03 17:51:43.08
撃つならまず目前に迫った艦隊からかな
本編も2射目が月面基地だったし
723:通常の名無しさんの3倍
12/04/03 18:56:43.89
ジェネシスがボアズを貫通してダメージを与えてくる兵器だったらヤバいことになるけど…
流石にそれは無いよな?
724:通常の名無しさんの3倍
12/04/03 19:01:06.42
乙
再生ガンダムにミーティアとかディアッカが火器試験運用型ゲイツとかなんという俺得
まあゲイツのほうは確か五分しか動けないけどその辺は気合でどうにかするんだw
725:通常の名無しさんの3倍
12/04/03 20:19:50.05
>>724
一応ゲイツにも核搭載構想はあった記憶はあるけどね。
726:通常の名無しさんの3倍
12/04/03 21:27:13.55
>>719
兵員の居住区画や港湾など施設の集中する部分ねらって撃てば致命的な損傷あたえるのは十分ありえるんじゃね
改装したアーガマの時点でコロニーを貫通したり、ぶっ飛ばす描写はされてるし
アーガマやネェルがアクシズやパラオをうったときも居住ブロックの住民に極力被害をださないようにやってたしね
727:通常の名無しさんの3倍
12/04/03 21:29:55.09
想定1がボアズを囮にしてジェネシス発射
想定2は試作ビームバズーカを装備したサトーのテスタメントが追撃艦隊を襲う展開だな
728:通常の名無しさんの3倍
12/04/03 22:21:17.78
想定1がかなり濃厚だな
70%ハイメガがザフト上層にかなり過剰反応されたんで
わざとボアズ放棄→ブライト達を誘因(実際はボアズの外にいた…とかw)→創世発射!…の流れとか…
729:通常の名無しさんの3倍
12/04/04 20:46:55.90
てすと
730:通常の名無しさんの3倍
12/04/05 12:58:30.90
>創世
ソーラーレイではなくソロモンへのソーラーシステムてことかな
731:通常の名無しさんの3倍
12/04/06 16:30:12.38
>この報告が5分遅ければ、キラとアスランは再び戦うことになっていただろう。
という記述や、ジョーン少尉という人やアスランが落ち着いて「後に述懐」
してるというという事は、少なくともそうできるだけの「戦後」が存在し
キラとアスランも戦わずに済むということなのだろうか。
へたにジェネシスが命中大戦果を挙げたりしたらプラント穏健派の思惑も
水泡に帰しかねないし…
732:通常の名無しさんの3倍
12/04/07 03:05:32.31
なろうや理想郷の感想欄にいる読者様じゃないんだからその辺の伏線はスルーした方が行儀良いんじゃなかろうか
それが伏線と言える程のものかどうかは取り敢えず置いておくけども
733:通常の名無しさんの3倍
12/04/07 12:39:14.56
全てが終わった後に歴史家が評価した云々と言う可能性もある
734:通常の名無しさんの3倍
12/04/07 13:45:25.63 MoC+9baU
そういえば、最新話ででてこなかったがニコルとブリッツはどうしただろう。
ブリッツがそろそろ通じなくなりそうだから、ロンデニオンで機種変換訓練でもやってるのかな。
735:通常の名無しさんの3倍
12/04/07 14:03:17.85
なにげにリゼルが新造されてなかったか?
うん。されてた。>今作戦では、新規製造リゼルを駆る
そっちに回ってるんじゃあない?
736:通常の名無しさんの3倍
12/04/07 14:31:56.57
ブリッツは使いようによっては格上でも食えるのにな~
737:通常の名無しさんの3倍
12/04/07 22:02:49.61
ブリッツはあれで近接戦闘型だから、スタークジェガンの増設スラスターパーツの試験機名目で改修しちゃえば
738:通常の名無しさんの3倍
12/04/07 23:04:47.58
ブリッツに核融合炉積むだけでも恐ろしいことになるな
NダガーNの前倒し的MSになるが
739:通常の名無しさんの3倍
12/04/08 00:16:29.28
>>738
問題はこのままブリッツを改修込みで使い続けるコストに見合った性能を得られるかどうかだな
あれたしか、ストライクとも規格が合わないんじゃなかったっけ?
今後ロンデニオンの主力量産機になるジェガンと比べて、維持するコストに見合ったメリットが得られないのであれば
解体して研究用にまわすか、モスポールして特殊作戦用に取っとくか
まあ、フリーダムみたいに他国のMSに対して性能的な優位があるわけではないし、
ストライクみたいに同盟国と互換性のある装備を持っているわけでもないから、
解体して研究用にされるだろうけど
740:通常の名無しさんの3倍
12/04/08 00:29:09.29
ブリッツに関してはミラージュコラロイド発生装置をつかってのステルス艦とかかなり凶悪になる気はするよ。
741:通常の名無しさんの3倍
12/04/08 00:31:26.08
>>740
それガーティ・ルーじゃなかろうか
742:通常の名無しさんの3倍
12/04/08 00:43:20.75
UCMSにミラージュコロイド展開させた方が早そうだな…
743:通常の名無しさんの3倍
12/04/08 00:45:19.45
ガーティ・ルーは攻撃とかしてなかったし。
あれは隠れながら攻撃もできるとさらに凶悪になると思うよ。
要塞のドッグとかに同時刻に奇襲をかけたりするとさらにOK
うん。条約で規制されるわな
744:通常の名無しさんの3倍
12/04/08 00:48:10.10
攻撃したら熱紋探知とかいろいろ引っかかりそう
745:通常の名無しさんの3倍
12/04/08 08:14:49.76
>ミラージュコロイド
アレ確か能動的行動(攻撃・エンジン始動等)をとったら解除される…とかいってなかったか?(俺の聞き間違いとかで無かったら…)
746:通常の名無しさんの3倍
12/04/08 08:47:30.76
熱は消せないから慣性とかワイヤーで移動しないと意味がないってだけじゃなかったっけ
747:通常の名無しさんの3倍
12/04/08 09:02:22.22
>>745
ミラコロはPSと併用出来ないだけ
748:通常の名無しさんの3倍
12/04/08 10:38:51.17
しかし種死の頃にはミラコロのデテクターとか開発されていたような?
Dアストレイでしか見なかったけど。
749:通常の名無しさんの3倍
12/04/08 13:53:59.45
種の時点で熱紋追尾ミサイルなんてのがあるしな
リニアガン・タンクがザウート相手に撃ってた
750:通常の名無しさんの3倍
12/04/08 23:51:29.54
>>745
00の光学迷彩と混ぜてないか?
アッチは静止してないと迷彩状態が崩れるはず
トレミー2に巡航速度なら維持できる光学迷彩が実装されたり、小惑星に偽装したファクトリーが光学迷彩で施設を丸ごと隠蔽されたりしてたけど
751:通常の名無しさんの3倍
12/04/09 01:05:15.01
動くとバレるって光学迷彩のお約束だな
元ネタはプレデターなのかしら
752:通常の名無しさんの3倍
12/04/09 01:24:37.52
ミラコロの場合動くとバレるのはスラスター噴かすと周辺のコロイドが吹き飛ばされて、そこから熱紋・電磁波探知されるから
なんで熱を出さないガスを推進剤にしたりワイヤーで移動したりするらしい
……ガスでもミラコロとんでそこから機体自体の熱とか電磁波とか探知されてしまうのは気のせいだな、うん
753:通常の名無しさんの3倍
12/04/09 01:31:37.44
動いてもバレない光学迷彩なら常時展開状態のはず
しかしそれでは映像にならないというw
754:通常の名無しさんの3倍
12/04/09 10:57:25.63
>>748
あれはミラコロ探知→どこかにステルス状態のやつがいる、程度しかわからない
まあそれでも奇襲対策にはなるけど
あとは青枠のコンプリートセンサーが周囲との微妙な誤差を探知して居場所を特定したりVLで探知したりか
755:通常の名無しさんの3倍
12/04/09 20:53:06.62
何気にPS装甲スタークジェガンてかなり強いなこれで相当な重火器使っても致命傷にはならないだろうし
ビームはこの頃のジェガンなら当時砲戦が取り得だったガサDのナックルバスタークラスでも余裕で弾くし
756:通常の名無しさんの3倍
12/04/10 17:24:36.80
でもPS装甲になると重量重くなるんだっけ?それともただ単に種世界のMSが重いだけだったかな
757:通常の名無しさんの3倍
12/04/10 17:43:00.41
UCMSが軽すぎるだけなきも
758:通常の名無しさんの3倍
12/04/10 18:57:32.51
F91とかマジどうなってんのって話ですよね
759:通常の名無しさんの3倍
12/04/10 23:44:23.05
Wガンダム「……」←10トン
760:通常の名無しさんの3倍
12/04/11 05:18:04.49
チタンの塊と仮定しても種MSですら軽いんだよな
761:通常の名無しさんの3倍
12/04/11 07:32:03.49
アウターガンダムだと「ミノフスキーの斥力場で擬似的に重量を軽減してる」って設定してたな
762:通常の名無しさんの3倍
12/04/12 01:37:27.17
ホントミノフスキー粒子はチートだなw
763:通常の名無しさんの3倍
12/04/13 16:29:45.06
スパロボZの再世篇で格闘武装が追加されてたらしいな
764:通常の名無しさんの3倍
12/04/13 16:47:57.49
失いし~ のオーブ戦に投入されたミストラルって
やっぱりフィッシュアイもどきだったんだろうか
765:通常の名無しさんの3倍
12/04/13 17:55:28.18
スパロボZもPS3のガンダムUCもアムロとニューが鬼神のように強くて、おっさんは満足です
あ…もちろん大佐も強いですよ
766:通常の名無しさんの3倍
12/04/13 18:11:38.29
大型新人さんどんな気持ちなんだろ
767:通常の名無しさんの3倍
12/04/13 21:26:48.05
ジムⅡ何機くらいこの作戦に投入出来たんだろう全機ロンディニオン産ってわけ
じゃないだろうし一年戦争でのあのいかれた量産性があれば相当用意できるな
768:通常の名無しさんの3倍
12/04/13 22:06:06.81
確か連邦だと1000体以上量産してたよなぁ
500機ぐらい製造できてたんじゃあない?
あとリゼルも少数製造しているみたいだし
769:通常の名無しさんの3倍
12/04/13 23:32:40.40
ザクですら3000~8000機作られてる(ソースはwiki(キリッ)のにジムが1000機程度とか少な過ぎね
ドムとゲルググ含めるとキルレシオどんだけになるんだよ
770:通常の名無しさんの3倍
12/04/13 23:53:31.17
生産数の設定はムックごとに異なってて
具体数はあてにならん
URLリンク(www.infosakyu.ne.jp)
771:通常の名無しさんの3倍
12/04/14 20:57:00.66
乙
772:通常の名無しさんの3倍
12/04/14 20:58:17.69
ヒャッハーやっと書き込めるぜぇー!
ひゃあもう我慢出来ねえ、飲兵衛氏に乙だぁ!
・・・荒らしやってる奴はマジつかまればいい
773:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/17 20:35:51.04
ども、酒を飲んでつらつらと書いていたら、前半部分ができました。
何か年度が替わり困難な状況の逃避にしている気がしないでもないw
427です。問題なければ45~50分頃に投下します。では後ほど。
774:通常の名無しさんの3倍
12/04/17 20:37:23.83
おまちしてます
775:通常の名無しさんの3倍
12/04/17 20:37:55.11
期待で支援
776:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/17 20:51:42.93
では行きます。もう少し書こうと思ったら案外長くなりそうなので。
失いし世界をもつものたち
「艦長、艦隊再集結完了しました」
「よし、要塞制圧部隊の方はどうか?」
「すでにほぼ制圧しています。撤退が遅れたザフト部隊は降伏している模様です」
ハルバートン参謀長代行が苦笑する。
「さすがにブルーコスモス一色じゃないと解っていると殊勝ですな」
「そりゃ、相手を見て白旗は揚げるさ」
各艦隊も、艦隊を再編しつつある。一方で、総旗艦オデッセウスと直衛艦隊は、メインゲートへと滑り込んでいく。
「どうやら完全に掌握したようだな。被害はどうか?」
「まだ詳細はわかりませんが、防御帯の装備がない連合艦隊の被害は軽くないようです」
情報参謀が、モニタを確認しつつ報告する。確かにまだ集計が出る段階ではないか。
私はふと、先に参謀長代行が言いかけたことが気になった。
「参謀長代行、先ほど追撃中止命令が来る前に言いかけたのはなんだ?」
「は・・・、あのタイミングで全軍を引かせたこということは、ボアズ陥落は織り込み済みだったのではないかと」
私は無言で頷き先を促す。
「つまり、連合軍の戦力はザフト側にも未知数な部分が多かった。そこで、ボアズ防衛に相当な戦力を配備して、大規模な威力偵察と戦力漸減を狙ったのではないかと考えたのです」
「しかし、それにしては十二分に整った戦力であったと思いますが。
それに、ボアズで食い止めなければリスクが大きすぎるのでは?また、仮に陽動だとしてもあの戦力であれば、もう数時間は耐えれたと思います」
オルトヴァン中佐が異論を呈す。ハルバートン少将は、そうした意見が出ると言うことを想定していた。むしろ、議論を進める上で求めていたようである。
777:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/17 20:54:22.50
「考えられるのはふたつ。ひとつは、連中の後退するタイミングが、我々の突入行動からだったことを鑑みて、陽電子砲やハイメガ砲による一斉攻撃の威力に、危険を感じた。
これは要塞突入組の情報待ちではあるが、要塞司令部があれで撤退を決断したとすれば、指示や準備時間的にもある程度つじつまが合うでしょう。
もうひとつは、ハイメガ砲の威力云々以前に、こちらの予備兵力投入のタイミングを見て、損害が大きくなる前に退却を決断した。これも、タイミングとしてはほぼ同じような事情なので、充分あり得ると思われます。
両方と言えるかもしれませんな。ただ・・・」
「ただ、なんです?」
「どうであれ、早期撤退をする以上は、ボアズをおいそれと明け渡すよりかは、何らかの策があるのではないか、と。
たとえば、周辺に潜伏部隊がいて、我々が油断したところに核兵器ないし、それに準じた兵器を使用する、という可能性です。
しかし、現時点で偵察部隊からは周辺に敵影がないという報告を受けているので、こちらは低いでしょう。
それに、核兵器を使うリスクは無効も同じですからな。もうひとつは、要塞を自爆させて司令部機能を失わせるというところでしょうか」
確かにこの早期撤退が罠という感じは俺もする。だがパトリック・ザラという男は、これだけの戦力を陽動にするほど肝が据わっているのだろうか。
いや、あるだろう。伊達に建国の元勲ではない。だとすれば、我々に対して何か決定的な打撃を与える用意があるはずだ。
私が考えをまとめていると、ちょうど報告が挙がる。
「ブライト艦長、突入部隊からです。ボアズ要塞の主要部に爆薬がセットされており、ザフト側は要塞を爆発させこちらを混乱させるつもりだった模様です。
工作隊の活躍で爆弾は解除された模様です。各司令官には集合するようにとの司令が来ました」
なるほど、やはりか。要塞ひとつ丸ごと潰す覚悟で仕掛けてくるか。プラントの指導者はしたたかな男である。
778:通常の名無しさんの3倍
12/04/17 20:55:48.50
支援
779:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/17 20:57:14.87
私は、ようやっと気を抜き、ヘルメットを取ると額の汗をぬぐった。そこに突然通信が入る。
「ブライト!!!」
「艦長よろしいか!!!」
「アムロ、大尉、どうした?」
ふたりが血相を変えている。なんだというのだ。
「ブライト、この世界が俺たちの世界と似た世界であるとすれば」
「この戦いはソロモン戦だ」
「なんだ?確かにそうかもしれないが、それがどうなんだ」
「ソロモン戦とそのあとで連邦とジオンが使った兵器があるだろう!!!!」
アムロの言葉に、俺はすぐさまからだが震え上がり、冷や汗が背筋を流れる。
「っ!!!ソーラ・システムか!!!しかし、この世界にあるのか!?」
艦橋の面々が絶望的な表情になっていく。一方で、ハルバートン少将は困惑の表情だ。
「同じものがどうという話ではない!問題は類似した大型兵器がある可能性を考える必要があると言うことだ!!!!
そして、連中の引き際を考えれば、このタイミングが一番危険だ!!!」
クワトロ大尉の言葉で、私は感じていた違和感に、うまくパズルがはまった様な気持ちになった。しかし、問題がある。
「し、しかし、どうします?現時点ではそれこそ山勘ですよ。総司令部を説得するには材料がなさ過ぎます!」
オルトヴァン中佐が、艦橋にいる面々の意見を代弁した。その通りだ。この段階では全くの憶測なのだ。スミス中尉が続ける。
「司令!!ここは、総司令部に罠の存在を喚起しつつ、我々の艦隊だけでも、安全を図るべきです!!!」
「アムロ、レーン、大尉!!何か感じるか!?」
「・・・何ともいえないな」
「そりゃ、怪しげな感覚はしますが、戦場特有のものかもしれません」
「レーンのいうとおりだ。確信を持ってはいえん・・・」
参謀長代行は、我々が先走りすぎているようにも見えているだろう。
「司令、少し冷静になるべきではないですかな?小官にも解るように説明して欲しいのですが」
参謀長代行の言うことは最もなのだが、このタイミングは確かに危機感を抱かせるには十分である。
説明している余裕もないかもしれない。浮き足立っている自覚はあるが、全滅の危険が焦燥感をいたずらに招いている。
780:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/17 21:02:18.81
「ブライト艦長!!勘と言うよりも推理すべきだ!もし、連中がそうした大量破壊兵器を使用するとすれば・・・」
私は、はっとしてハルバートン少将に確認する。
「参謀長代行!ザフトの撤退方向は!?」
「は?・・・コレマッタくん!!」
情報参謀は、意図することを察したのだろう。確か彼は、親族がソーラ・レイで戦死していたはずだ。
「・・・これは!ザフト軍撤退進路がヤキン・ドゥーエへの最短コースじゃありません!!!プラントとヤキンの中間方向です!!
それに妙です、一部部隊の速度が遅い!」
撤退する部隊が、最短距離ないし最速で動かない以上は何かあると見ていいだろう。私は即断した。
「全艦に通達!!!本艦隊はこれより、ザフト撤退部隊とヤキンドゥーエに対して同一線上に移動する!!!
総司令部や友軍には、ザフトの撤退方向が不審であるため、不意打ちの危険があるとでも伝えろ!!ロンデニオン艦隊には全ての事情を通達!」
「了解!!!」
間に合うだろうか。私の指揮下の部隊は艦隊行動も取らずに移動していく。アークエンジェルやドミニオンのみが、やや遅れて続く。
連合軍とオーブ艦隊は、困惑の隠せず説明を求める連絡をしていきたが、そんな時間はないだろう。
両艦隊とも不承不承に従い始めた。総司令部は不審どころではなく、状況の詳細な説明を求め始めている。
「間に合うとは思えん!!!」
「これは!!!光が、人の意識を溶かす!!!」
クワトロ大尉とアムロが叫んだ次の瞬間、レーンが絶叫する。
「艦長!!!!不快なものが来ます!!!」
各艦が全速で動く中、激しい閃光とノイズがモニタを埋め尽くした。
第35話「狂気の宴」
781:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/17 21:04:39.06
艦全体が衝撃波で揺れる。
「やられた!!!!」
「じょ、状況報告しろっ!!!!」
ハルバートン参謀長代行が叫ぶ。
「ちょ、超強力なレーザーです!!!!ボアズ要塞に直撃の模様!!!!い、いや!!か、貫通した模様です!!!」
「な、なんだと!!!」
ジャガイモのような形だったボアズ要塞は、まるで芋を丸かじりしたような削れ方をしている。続いて被害状況が大まかに挙がってくる。
「総司令部通信途絶!!!第7艦隊通信混線中応答なし!!!第4艦隊旗艦レイキャビック反応ありません!!!!」
「EEF宇宙艦隊司令部との通信きれた!EEF第2艦隊は健在を確認するも交信できない!!」
「サザーランド少将旗下の艦艇に損害が出ています!3隻轟沈!2隻大破!!!」
「ボース准将の艦隊にも被害が出ています!!・・・副司令官戦死の模様!!!」
「要塞の崩落部が艦艇に衝突中!!!被害が拡大しています!!!」
なんてことだ。この世界の類似性を考えれば、予想できたことではないか。歯を食いしばるように自らの愚かさを呪う。
だが、ここまでやる以上は次があるだろう。その対処をしなければならない。
「機動部隊を緊急展開させろ!!!部隊の半分を被害艦の救助にあたらせろ!!
残りは警戒させるんだ!!!出せる機体は全て出せ!!!混乱状態にあるこの隙を連中が見逃しはしない!!」
状況確認に終われるオペレーターに対して、唖然としていた参謀たちもにわかに正気に戻る。
「「りょ、了解!!!」」
「偵察部隊に状況を報告させろ!!!」
直ちに、マレット少佐の早期警戒ジムⅢと回線が繋がる。
「ザフト軍の一部部隊が反転攻勢をかけてきます!!!
これは・・・ミラージュコロイドで潜伏していたと思われる傭兵部隊発見、総数60機以上!!!」
やってくれる。全く嫌なタイミングを付いてくれたものだ。
782:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/17 21:06:07.39
「アムロ!!!!」
「了解だ!!!」
アムロは直ちにガンダムを駆り迎撃にむかう。
「ロンデニオン艦隊は、前進して友軍の盾となる!!オーブ艦隊も健在だ、彼らも前進して対応させろ!!!」
「了解!!!」
即応できたのは私の直属艦隊だけであった。それもやむ得ない。他の部隊にしてみれば、想定外の攻撃だったのだ。アムロが各機に叫ぶ。
「リゼル隊とレーン、キラ、サイモンは俺の指揮で救援にむかう!!タイラント!頼む!!ジャックとクワトロ大尉は残って直掩隊の総指揮を頼む!!」
「任せて下さい大隊長!!!」
「了解!!!」
「わかった!」
一時帰投していた連中も慌ただしく出撃していく。
「こりゃあ、本格的にやばいぜ!!!ニコル!!ユリア!!俺に乗れ!!マカロフとボンは、アークエンジェルの直掩に残るんだ!!!」
フラガ少佐は、新規製造のリゼルを変形させて、同じく強化装甲装備のジェガンに搭乗するニコル・アマルフィと、ユリア・ソルマン少尉搭乗のライトニングパック装備付きジムⅡ改を乗せ、混乱状態に陥っている艦隊の救援にむかう。
ちなみに、今回ストライクは、追加装備の実験機としてロンデニオンに残してきている。フラガ少佐自身が、機動戦ができるリゼルを好んだという事情もあった。
ニコルもリゼルに乗る予定であったが、義眼の性能上から高速戦闘向けのリゼルではなく、耐弾性の高い追加装甲のジェガンに乗ることになったのだ。また、ブリッツは特殊作戦向けの予備機として、アークエンジェルには搭載されている。
783:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/17 21:08:48.53
「すげぇな・・・、壊滅じゃねーか」
サイモン・バーナー少佐は、レーザーの射線上にあった連合第4艦隊の惨状を目の当たりにし、リゼルのコクピットで唖然とする。
眼前には消滅を免れたが、大破している艦艇やボアズの破片でめちゃめちゃな艦艇が漂流している。
彼が乗っていたデルタプラスは、数度の戦闘で消耗激しく、ロンデニオンに残留ということになっている。
量産機並びにガンダムタイプの備品を最優先した結果だ。その分彼の機体には、実験的にディフェンサーユニットを装備している。
「コロニー・レーザーみたいなものを使いやがったのか・・・」
「なんてこと・・・!!」
サイモン指揮下のカール・マツバラやシャーリー・ラムゼイが、何ともいえない感情を込めてはき出す。
彼やエリアルドら元ティターンズ組にとって、コロニー・レーザーの様な兵器には思うところがあるだろう。
マツバラの背中で、エリアルドも怒りというよりは呆然とその威力を眺める。
被害を受けた部隊は、阿鼻叫喚の状況であった。もし内部を見ることができたとしたら、地獄絵図であったに違いない。
部隊が接近すると、とにかく脱出するもの、悲鳴に近い声で指示を求めるものなど、様々な音声が拾われていく。
「とにかく友軍を救助する。このままでは、混乱の内に甚大な被害を被ることになる」
艦橋にいた一同の顔が引き締まる。
「あと、各艦隊との交信回復、急がせろ!!!」
とりあえずここまでです。うまくいけば割と早く投下できるかもしれませんが、何ともいえません。ではまた。
784:通常の名無しさんの3倍
12/04/17 21:09:18.50
支援
785:通常の名無しさんの3倍
12/04/17 21:28:47.73
支援
786:通常の名無しさんの3倍
12/04/17 22:14:34.20
乙です。
いやーこういうときはほんとNTは頼りになるわ。
そういや今回シンはくっついてきてるんだっけ?
第三戦隊召喚した時のあれが初期覚醒だったとしたら今頃死者の念でエライ事になってるかも…
787:通常の名無しさんの3倍
12/04/17 22:18:44.64
投下乙です。ジェネシス放たれましたか…
ロンデニオンが、ニュータイプの勘が切欠とはいえ過去の経験
と状況分析を基に事態を回避したのは流石の描写です。
788:通常の名無しさんの3倍
12/04/18 02:35:54.95
投下乙
リゼルにジェガンか
ムウやニコルも大活躍かな
789:通常の名無しさんの3倍
12/04/18 06:51:21.28
投稿乙でした。
やはり徐々にロンデニオンではCE型のMSは最前線からは撤収されていったんですね。
確かにブリッツは特殊作戦向きだしロトとかあるとコロニーへの潜入も容易かな。
790:通常の名無しさんの3倍
12/04/18 08:34:01.51
核使ってないのにジェネシスぶっ放したって事は、パパは相当キてるってことか
乙
791:通常の名無しさんの3倍
12/04/18 08:38:42.86
読み直したら、ヤキンへのルート上でぶっ放す予定なのになんでわざわざボアズに発射しやがった?
降伏した将兵いるのに・・・
まあそそのかすのはアイツだろうけど
792:通常の名無しさんの3倍
12/04/18 13:09:52.67
核確実に使ってくんだろjk→核なんか使わずにボアズ占領しましたが何か?
こっちの方が質は圧倒的に上だろjk→G兵器新型+宇宙世紀新型+ロンドベル
ここまで来ると可哀想過ぎて・・・
793:通常の名無しさんの3倍
12/04/18 13:10:52.71
降伏兵もろともぶっ飛ばしたらp、ザフト自体も内乱起きるんじゃねーか・・・
794:通常の名無しさんの3倍
12/04/18 16:51:14.04
バンシィ「たかがγ線レーザー如き、サイコフィールドの燐光でかき消してやる!」
795:通常の名無しさんの3倍
12/04/18 17:23:50.72
γ線なら粒子散布で減衰できるかもと思ったが、衛星要塞に穴が開くレベルだとさすがに無理か
ジェネシスは意外と発射間隔が狭いから結構心配だ
796:通常の名無しさんの3倍
12/04/18 17:24:31.60
インモ○ルガンダム 「ふう、腹の中がパンパンだぜ。」
797:通常の名無しさんの3倍
12/04/18 17:54:08.70
いい男のなせる技である
798:通常の名無しさんの3倍
12/04/18 18:56:41.29
降伏してた部隊がボアズにいたってことは、やっぱボアズはジェネシスの目標に入ってなかったんだな
こりゃあパパン独裁者コースまっしぐらやでぇ
799:通常の名無しさんの3倍
12/04/18 19:21:40.73
ここで先走った攻撃に出た理由はやはりハイメガ砲の存在だろうか。
プラント脱出時に撃ったのとケタ違いの威力に放置すればあっさりジェネシスが破壊されることを危惧した?
800:通常の名無しさんの3倍
12/04/18 21:04:35.39
ネェル・アーガマのハイパーメガ粒子砲ならジェネシス本体を破壊出来るかな?
801:通常の名無しさんの3倍
12/04/18 21:16:31.98
問題は創世第二射なんだよな…
今襲いかかって来たのは「傭兵」だよな?
凸父まさか…
802:通常の名無しさんの3倍
12/04/18 22:50:49.20
要塞防衛戦と見せかけて実は要塞自体をエサとして放棄し、進駐した敵ごと
戦略兵器で焼く、まあ兵法にかなってるとは言えるけどあまりに早い、
降伏して捕虜になった味方の将兵が一時的にでも収容されてるとは考えないのか?
それともサブタイトルからして、生きて虜囚の辱めを受けずというか、
低劣なナチュラルの捕虜になるような無能者はやはり生かしておかぬという、
督戦のみせしめという面もあるのだろうか。
803:通常の名無しさんの3倍
12/04/18 23:31:43.20
そもそも連合側が核使用ってのがジェネシス使う前提だったはず。
それをボアズにわざわざぶっ放してる時点で・・・
大量破壊兵器先に使っちゃった時点で外交にどれだけ影響出るか
804:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 00:16:52.35
>>795
可視光線以下の短い波長に影響しない設定がある以上、
γ線をどうこうするのは無理ポ<ミノ粉
805:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 00:23:48.06
可視光もねじ曲げていきおくはあるけどね>ミノ粉
806:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 00:28:31.96
>>793
カナーバ・ユウキラインの穏健派もそろそろ決起しないと手遅れになるぞ。
もっともそれはそれでアスランが辛い決断を迫られる事でもある訳だが。
>>802
??「死を強いる指導者のどこに真実があるっ!ねごとをいうなーーーっ!!!」
807:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/19 01:19:15.68
ども、昔お世話になった考古学の先生に紹介されたアドリアワインがうますぎて中編が書き上がりました。
拙速かなとは思いますが勢いで投下しようと思います。25分から30分辺りより投下しますね。
808:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/19 01:27:47.62
では行きます。
(中編)※※※
モニターには、各艦隊に甚大な被害が出ていることを再確認させられる。
「各艦との連絡状況は?」
「オーブ艦隊は、被害軽微ですのでこちらとともに友軍支援に入りました。カガリ女王自らクサナギを前方に出して、支援するようです」
さすがおてんば姫様だ。ユウナ・ロマの苦労が目に浮かぶ。
「サザーランド少将とボース准将は?」
「交信が取れました、両指揮官とも健在です。しかし現在傭兵部隊と交戦中の模様!!現在、アムロ隊長が向かっています」
画面を見ると、一部ザフト部隊が反転攻勢をかけてきている。ずたずたにされる前に、せめて人員だけでも救助しなければなるまい。
「今こそ連合どもに鉄槌を下すときが来た!!!!」
サトー隊が、複数の部隊とともにサザーランド少将の艦隊に襲いかかる。
「ブーステッドマンを出せ!!!迎撃遅いぞ!!!」
サザーランド少将が、乗艦するワシントンから叫ぶ。そしてガンダムを出撃させた。部下とのやりとりが残っている。
「し、しかしまだ調整が!!!」
「構わん出せ!!!このままでは全滅だ!!!」
彼は3機のガンダムを出撃させると、自らと残存艦の中で装甲の厚い艦艇を被害艦の盾にした。
「完全に不意を突かれている!!!中破以上なら無理に前に出るな!!混乱するだけだ!!!放棄もやむを得ない!!!
残存艦は人員の回収を最優先としろ!!!ロンド・ベルが来るまで持たせるんだ!!!」
ザフト軍は、艦艇に狙いを定めてたたみかける。直掩隊が迎撃に挙がるが、不意を突かれているので満足に対応できていない。
しかも、ダガーやメビウス主体である。次々と火球となっていく。
「忌々しいばけものどもめっ!!!!」
「司令!!!傭兵軍です!!」
「なんだとっ!ごろつきどもが!!打ち落とせ!!!」
傭兵軍が潜伏していたのは、伏兵のためか。
参謀本部や国防省の分析によると、傭兵たち、特に宇宙が主な活動拠点だった連中は戦後の自分たちへの処遇を考えザフト側に付く連中が多いそうだ。
連合軍が今次作戦にほとんど傭兵を雇わなかった事情も、彼らの不安に拍車をかけた。
また、反統一勢力の部隊も参加しているとの情報もある
809:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 01:28:43.44
支援
810:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/19 01:31:56.42
「なんだよ!なんだよ!!!なんなんだよ!!!」
オルガ・サブナックが、いらだちを隠さずに怒鳴りながら乱射する。
「シャニ!!!クロト!!!」
「ざっけんな!!!」
「調子に乗るなよ!!!」
3機が前方から艦隊を攻撃するジン・ハイマニューバらの一団に襲いかかる。
「Gタイプか!!しかしこの状況では統一された動きもできまい!!!
各機!!連中は浮き足立っているし、補給も万全ではない!!!1機1機仕留めるぞ!!!」
さらにハイネ隊が来襲した。
「部下の敵は取らせてもらう!!」
サトーとハイネは、傭兵部隊に壊滅状態の部隊を任せ、サザーランド少将の第1特務艦隊とボーズ准将の第2特務艦隊に狙いを定めて襲いかかる。
ここを突き崩せば、さらなる混乱に向かう事になると踏んだのだ。
「ちっ、うじゃうじゃと来やがって!!!」
オルガは、カラミティの火砲で、ザフトの編隊を崩して、そこをレイダーとフォビドゥンに撃墜させる。
「抹殺!!!」
ハンマーがシグーの胴体にめり込み、機能を停止させる。脇ではその大釜を持って、オレンジの肩で部隊所属を顕示していると思われるジンを真っ二つにした。
「死ねよ!!!」
ブーステッドマンの活躍により、特務艦隊の機動戦力が徐々に統制を回復する。それを見てサトーはハイネにその場を任せて他の部隊へ向かう。彼の部隊の持つ重装備で可能な限り数を減らしたいのであろう。
アムロたちも数十秒もあれば到着することも見越していたのかもしれない。アムロさえ到着すればこれで押し返せるだろう。すでに戦線が瓦解している。この世界に来て以来、最も危険な状況だ。
それでもνガンダムらが到着すれば、色々と見通しが立つ。しかし、突如として彼らブーステッドマンの動きが鈍りだした。
811:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/19 01:33:16.75
「くっ、時間・・・切れ・・・かよ!!!」
「うわぁぁぁぁ!!」
「ぎぃやぁぁぁぁぁ!!!」
きわめて異常な様子に、不審を覚える。
「なんだ!?動きが鈍るなんてもんじゃないぞ!ハルバートン少将、何かご存知か?」
「・・・詳細は把握しておりません。ですが、心当たりがあります。
ブルーコスモスの一派に貴世界でいうところの強化人間を製造する計画がありました。
遺伝的なものではなく、薬物等でコーディネーターに比類する兵士を生み出すことを目的としていたようです。
まさか、予算も下りて完成しているとは・・・」
そうか、オーブ戦で定期的に撤退していたのは、補給ではなかったのだ。この世界の強化人間には、何らかの理由で時間制限があるのだろう。
それにしても、まさか強化人間まで目の当たりにするとはな。しかも、自らの指揮下に置くことになるとは思いもよらなかった。
かつてアーガマにしばし乗り込んでいた、ティターンズのロザミア・バダムを思い出す。
「全く、人はどの世界でもろくでもない」
モニタのアムロが私と同じ気持ちを代弁する。そうこうしているうちに、レイダーが発狂しながら周囲に乱射を始め、友軍のメビウスすら撃墜を始めた。
「いかん、サザーランド少将に連絡して下がらせろ!!!あれでは・・・」
812:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/19 01:34:52.85
私が懸念した直後、側面から来たジュール隊の攻撃を食らう。
「シホ!!!行くぞ!!!」
「はいっ!!!ジュール・・・イザーク隊長!!!!」
レイダーはハンマーを発射したが、デュエルは盾をハンマーに投げつけて照準をそらし、シホにミサイルの全てをたたきつけさせる。
レイダーはその装甲の特質上、防ぐことができたが、イザークの目的は近接戦闘だった。
「これで終わりだぁ!!!!」
二刀流のサーベルが、レイダーを十字に切り捨てさせた。
「ぼ、僕が!!!!!」
「ク、クロトォォォォオ!!!クソがぁ!!!」
レイダーが火球になるとカラミティは、ジュール隊にその矛先を向けようとする。
しかし、動きは十分ではなく、それどころかフォビドゥンへの支援が薄くなることを意味していた。
「悪いが頂く!!!」
ハイネが駆る、橙色のシグーディープアームズが旗下の部隊とともにビームと実弾で攪乱しつつ、つまりはイザークと同じ方法を持って、懐に迫ることに成功した。
「なぁっ!!!!」
ビームソードを、コクピットに突き刺し、その機能を停止させる。カラミティは、反応能の消失で同僚の死を知った。
しかし、その時において意識が続いていただろうか。
「うぐっ・・・シャ、シャニ・・・」
813:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 01:36:59.74
支援
814:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/19 01:37:34.85
呆然とするカラミティに、ハイネ隊がさらなる追い打ちをかけようとする。
その時、リゼル隊のメガ・ビームの一斉射撃がハイネ隊を妨害する。ロンド・ベルが到着したのだ。
「これ以上はさせない!!!」
アムロは、ビームライフルでカラミティを攻撃しようとしたオレンジの肩を持つシグー2機を火だるまにする。
「サブナック少尉!!!動けるか!!!」
「うぐ・・・うぐぁ・・・」
「タイラント大尉!!!リゼルでワシントンまで牽引しろ!!これでは的だ!!」
「了解!!!」
タイラントのリゼルがカラミティを引っかける。幸いなことにレイダーのパイロットよりは、精神的な異常が少なかったので、友軍に銃を向けることはなかった。
ハイネ隊はνガンダムの到着に、その目標を変える。イザーク・ジュールが叫ぶ。
「よせ!!!そいつは!!!!」
「アムロ!!!」
フラガ少佐のメガ・ビームランチャーが、アムロに殺到した部隊に放たれる。アムロの背後より襲いかかろうとしたシグーとジンを同時に撃破すると、変形してνの背後でライフルを構える。
「ムゥ!!すまない!!!」
フラガ少佐が背後に来た直後、アムロはライフルとシールド・ミサイルを直感的に照準を合わせ、殺到してきたジン3機、ゲイツ2機を血祭りに上げる。
815:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 01:39:06.74
支援
816:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/19 01:44:22.12
「イザーク・・・させません!!!」
ニコルはイザークと直接対決せずに、彼の旗下の部隊で向かってくる機体を迎撃した。
ザフト軍も命中こそさせるのだが、実弾装備が多いジンに対して、フェイズシフト装甲は有効だった。
「さすがにいい機体ですね!!」
「支援します!!アマルフィ中尉!!」
ユリア・ソルマン少尉が、ニコルの背後からライトニングパックの兵装を解放し、ジェガンの背後から長射程で狙撃する。
これらの攻撃による被害を受けジュール隊とハイネ隊は、直ちに戦場を突っ切り後退に転じる。
「ニコルか・・・。我々の戦力ではこれ以上は消耗する!!!引くぞ!!!ヴェステンフェルス隊長にも知らせ!それに、ロンド・ベルにこの戦力は無謀だ!!」
「そうだな、このまま撤退しよう!!!十分な損害は与えている!」
アムロは追撃を避けて、周辺宙域を確保すると、タイラント大尉にその場を任せてレーンやサイモンの支援に向かった。
※※※
一方、オーブ艦隊はサラミス2隻とともに、甚大な被害をだしている第7艦隊と第4艦隊の支援をしていた。
「守って見せよ!!!」
カガリの号令の元、オーブ機動部隊並びに艦艇が傭兵部隊と交戦する。
ナダカ2尉やババ1尉が、M1Aアストレイで第7艦隊を防衛する。
「とにかく友軍艦隊に体勢を立て直す時間を確保させろ!!」
「ここが手柄のたて時ぞ!!!」
統一性のない混成部隊ではあったが数が多く、少しずつ突破を許してしまう。
オーブ艦隊にも攻撃が及ぶが、サラミス改級ユーコンとロロは光波防御帯を展開しつつ支援した。
「やらせるな!!!艦艇損失を避けさせろ!!キルケー部隊はなんとしても支えきるんだ!」
「防御帯といっても、万能ではないのだ!!機動部隊は前方の敵を可能な限り排除せよ!」
ル・ロワ中佐とルプチ中佐が、焦燥感をにじませる。先の戦いより以後改めて完全な形になっているとはいえ、自艦を盾にする行為にはリスクがあるのだ。
そのことは、防御帯にたよらず戦闘をしてきた全ての艦長が共有できるところである。
デステ大尉が、グスタフ・カールのコクピットで檄を飛ばす。
「了解です、レーン!!ハンス!!!准将の猛訓練を無駄にするなよ!キルケー魂だ!」
「ハッ!!!ケネス司令って案外おっさんでしたからね!」
ハンスが攻撃しながら苦笑する。キルケー部隊でもレーンとともに戦闘経験が豊富な彼は、ジムⅡ改のIWSPに乗り、周辺敵機を確実に落としていく。
そして、第7艦隊方面に殺到した傭兵軍のジンやシグーをレーンがなぎ払った。
「落とせ!!!!キラ!!漏らしたのは頼む!!」
「はい!!!当たれぇー!!!」
レーンの意識に感応したファンネルが、突破しつつあった機体を容赦なく打ち落とす。そして、かろうじて残った機体には、キラがマルチロックで殲滅した。
817:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 01:45:46.41
アムロ@νを相手にしているザフト軍兵士にちっと同情した
バルカン砲でギラドーガを打ち落とす人だもんなあ
818:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/19 01:47:41.09
畳み掛けてきた第1波をしのぐと第7艦隊の機動部隊も漸く体勢を立て直した。
「すまない、助かった!!」
モーガン少佐が、指揮下の部隊を何とか再編して合流する。ハレルソン大尉とヒューストン大尉も健在のようだ。
「死ぬかと思ったぜ」
「なんてもの使うのかしら」
そこにアムロが到着した。部隊の仲間に安堵感が広がる。
「モーガン少佐、ビラード中将は?」
「重傷を負われて指揮が執れない状況です!!現在の指揮は序列に基づき参謀副長のナン大佐が指揮を執られてます!」
「ラー・カイラムと連絡を取り、艦隊を後退させてくれ!!」
「了解!!!」
そこに、サトー隊と傭兵軍混成の第2波40機が襲来した。アムロがとっさに指示する。
「レーン!!!キラ!!!モーガン少佐!!!オールレンジだ!!!これで敵の進撃を止める!!!!」
アムロとレーンの最後のファンネル、そしてモーガン少佐のガンバレルが周囲に展開する。
「・・・そこだっ!」
アムロの叫びに僅かに遅れて、迫りつつあった40機は瞬時に13機が撃墜され、残った機体はサイモンやシャーリーらの部隊が全て撃破した。
「ば、馬鹿な・・・これほどとは!!!これ以上は損失が大きすぎる。撤退するぞ!!」
さすがにその被害に鼻白んだサトー隊と傭兵軍は後退を開始する。何とかなりそうだ。
819:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 01:50:05.30
支援
820:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 01:51:33.78
アムロ無双はやっぱり宇宙(そら)が似合う支援
821:427 ◆ZSVROGNygE
12/04/19 01:58:50.00
もちろん、目の前にも攻撃は殺到したが、第1波をクワトロ大尉とジャックの指揮で防ぎきると、機動部隊はこちらへの攻撃を避け、後方の艦隊からの攻撃に変更した。
私は機動部隊の指示を取りつつ、艦砲射撃目標を指示すると狙いはメランと砲雷長に委ねる。
「メラン、11時の方向の戦隊はあのナスカ級が旗艦だろう。指揮系統を潰して混乱させろ」
「了解、目標11時の方向、ナスカ級C!てっー!!」
ラー・カイラムと同時にアークエンジェルやドミニオンが砲撃し、ナスカ級を爆沈させる。
艦橋に成果を上げたときに生じる独等の満足感がひろがった。そこにさらに喜ぶべき報告が挙がる。
「艦長!!!EEF第2艦隊と通信が回復しました!!こちらに向かうとのことです。
EEFの被害艦艇救助は本多提督が行うとのこと。宇宙艦隊司令長官のエーヴァーハルト大将も健在です。しかし、艦隊戦力の5割を喪失しており行動できないとのことです」
「わかった。エクスマス提督には、損傷艦隊の正面に展開して、迎撃態勢を整えるよう要請してくれ」
「了解!!」
喜びもつかの間、被害の大きさに何ともいえない気持ちになる。そこにさらに連絡が来る。
「艦長!!!ボアズ要塞から総司令官のキャナダイン大将より直接通信です!!」
「無事だったのか・・・。回線回せ!」
画面には、ぼろぼろの軍服をまとった司令官が映った。
「ご無事でしたか」
「いや、とても無事ではないな。参謀長が私をかばい殉職した。
それだけではない参謀長以下、スタッフにかなりの被害が出ている。司令部機能は崩壊していると言っていい」
「そうでしたか・・・」
さすがに自分の表情が曇ることを自覚する。しかし、キャナダイン大将は頭を振り謝意を述べる。
「ともかく、よく状況に対応してくれた。感謝する。下手をしたら壊滅していたところだ。
ともかく、今後の方針を決定したい。ボアズ要塞に来て欲しい」
「解りました。しかし、大丈夫ですか?あの兵器の第2撃の危険はありませんか」
「連中の放送を確認した。どうやらしばらくはないと思っていい」
「?承知しました」
回線を切り、後退していく敵部隊を眺めつつ、次々に挙がる被害状況を見る。
私自身も想定を越える損害に、今後の事を思うと暗澹たる気持ちにならざるを得なかった。
とりあえず中編終了です。次回までお待ちいただければと思います。では
822:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 02:02:57.14
乙乙
823:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 02:03:16.99
お疲れ様です。
艦隊戦力の5割の喪失とは、EEFの艦隊戦力に対してなのか、連合艦隊に対してなのかはちょっとわからないけど、
どっちにしろえらい損害ですね…。
824:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 03:17:32.82
ソロモン戦をなぞるようにジェネシスが撃たれたという事なら…
やべえ、カナーバ外相達と和平の接触を持とうとしたところに第二撃クルか…!?
825:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 05:52:55.13
ハイメガ砲で本体叩けばアウトな気がしてならない。
核ミサイル使うよりはるかに高確率だぜ?存外向こうもそれで揉めてたりしてな
826:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 06:52:25.00
コロニーレーザー級のビームを放てる戦艦とかなんてチートな艦なんだろう>ネェルアーガマ
ほぼ確実に落とせるだろうなぁ
827:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 07:15:38.59
そういえばジェネシスαと言うジェネシスのプロトタイプもあったんですよね。
ジェネシス落としてホッとしている所に想定外の位置から撃たれたらたまったもんじゃないですね。
828:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 09:26:58.87
ハイメガ砲が要塞内部までブチ抜ける威力だったんで、
「アレがジェネシスに狙われたら一巻の終わりじゃあー!今じゃ、今仕留めるんじゃ!
てな感じで先走ったと。
829:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 13:27:32.68
ちなみに外交的に、今回みたいに先走って大量破壊兵器使った場合どーなんの?
830:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 16:03:47.76
そういやジェネしスってフェイズシフトで硬かったけどハイメガきくんかね
831:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 17:02:41.98
>>830
フェイズシフトは実弾にしか効果ないはずだからメガ粒子砲でぶち抜けるんじゃないか?
832:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 17:29:59.45
通常PS装甲はビームなど高エネルギー兵器にはほぼ無力だが、ジェネシスはその超広大な装甲面積によりエネルギー許容量がMSのそれより遥かに高いためラミネート装甲のようにエネルギーを拡散・無効化することができ、陽電子砲ですら破壊は不可能となっている。
ってWikiに書いてあったけどまさにワシのかんがえたさいきょうのへいき、効果:ナチュラルは死ぬって感じだな
833:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 17:32:27.07
>>804
「可視光外は阻害」じゃ無かったっけ?
粒子雰囲気下だと放射線が減衰するから核兵器の効果範囲が狭まる設定だったような
間違ってたらすまん
>>831
設定上では十分な質量があれば効果あったはず。陽電子砲も大質量で防いでる
それでもハイメガ砲直撃なら破壊はできるだろうが、射程がな……
あくまで艦隊戦レベルだったような気がするんだが、ユニコーンではどれくらいだったか
834:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 17:34:29.32
なるほどだから電子レンジに入れられた核爆弾で壊したのか
835:833
12/04/19 17:35:13.82
すまん色々混ざってる。誤爆だと思って無視して
836:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 17:40:05.06
なんか、誰が銃爪を引いたのがパトリック・ザラだと思ったのかね?ククク・・・というクルーゼの笑いが聞こえそうな展開だ
これでは講和どころじゃあるまい
837:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 18:01:22.73
自分の都合通りにいかない状況にブチ切れたパトリックが引いたに一票。
周りもいい加減に止めろよな
838:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 18:03:39.46
いくらザフトとは言え、止めたんじゃね?いい加減に
839:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 18:07:18.72
両方の穏健派が身動き取れない情勢に追い込まれたかもしれん。
プラントの多数派は大戦果を挙げた事で講和論に耳を貸す気が無くなるだろうし
地球ことに大西洋連邦…ブルコス側は復讐に猛り狂って核を持ち出しかねない。
そして事前の取り決めどおりロンデニオンがそれを掣肘しようとすれば
寝返ったなどと言い出されるかもしれず、物理的にもチームワーク的にも
連合艦隊はガタガタだ。
抗争激化の共倒れを目指すクルーゼの思い通りに行き過ぎてるように見えるが
何かいい手立てはないのか…
840:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 18:08:44.89
まあまておまいら。ロンドベルには、GN粒子にも匹敵する超ド級のチートアイテム、
サイコフレームがあるじゃあないか!あのチート武器があればたかがレーザーの一つや二つ
物の数ではなかろう
841:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 18:32:50.88
あのTの字がなくても逆シャアのラストみたいなことはできるんだろうか?
あれってどっちかと言うとオカルトと言うよりアムロの意思を触媒にして
よーし皆で頑張るぞって言う感じだと自分は思っているんだが
842:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 19:00:43.52
「こりゃあ、本格的にやばいぜ!!!ニコル!!ユリア!!俺に乗れ!!
ニコル「ぼッ僕はそっちの趣味はありませんよ!」
ユリア「少佐、セクハラです。ラミアス艦長にお伝えします」
843:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 19:11:21.62
そういえばトールの義足はパイロットが務まるレベルの優れものらしいが
ニコルの義眼というのは形だけのものではなく某軍務尚書並に実際の視覚も
フォローできる代物なのか。また火傷自体どこまで整形できてるんだっけ…
844:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 19:27:41.46
飲兵衛先生投下乙でした
一つ前だけど創生発射の場面は余りの迫力に涙が出たマジで
本編も、何だかんだ言われても場面とかの演出はやっぱり素晴らしかったと思う
845:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 19:30:42.30
そういやこの会戦にてはミノ粉散布して無かったな…
846:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 19:36:48.98
最悪ジェネシス本体が破壊出来ないのならミラーを破壊してしまえばほぼ無力化出来るかと。
847:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 21:21:30.13
一番の難敵であるロンドベルを仕留める最大のチャンスを逃したのは、ザフト側の最大の失態だな
848:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 21:35:06.99
まあ並行世界の歴史を通して限定的ながら先読みされたんじゃあな…
クルーゼは今頃ぎぎぎ…ってなってるだろうw
849:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 21:44:40.45
めっさ強いはぐれメタルw
850:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 21:58:26.64
ジオン驚異の化学力
コロニー・レーザーは色々オカシイ
一秒間に8500万GWのエネルギーを投入し、一分間
これは、地球が30秒間に渡って太陽のエネルギーを受けたのと等しい
それほど莫大なエネルギーに耐える主砲(ぇ
UCはチートやな……(遠目
851:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 22:19:51.26
何気に常夏三馬鹿が一気に1人になってんのな
早い段階で退場したのが気になる
852:通常の名無しさんの3倍
12/04/19 22:44:27.85
飲兵衛氏、乙です~
クロトとシャニはやられましたか…南無
それにしても1撃で40機中13機を落とすオールレンジ攻撃は半端ないな~
そういえばバンシィもC.E世界に来てたから、ジェネシスの砲撃をサイコフィールドで防ぐことが出来る…かな?
ユニコーンはないけどアムロ・シャア・レーンとシンがサイコフレームの共振をすればあるいは…