12/04/04 14:43:40.93 OfhSXpqC0
昭和に比べて戦う理由をどんどん個人的な方向にシフトしていったライダーは
時流にあってると言える気がする。
正直上手いシフトだと思った。
比較的、普遍的な正義よりだった戦隊だってゴーカイジャーに至っては
宇宙最大のお宝を手に入れる事が第一議だったりした。
自分の望むことのためにまっすぐ走れるのが東映においてのヒーローの定義であり
他人のために命を張れるのが円谷のヒーローの定義なんだよな。
人のために頑張れる、っていう考え方が今の世の中、どんどん異質なものになりつつある。
だからこそ、そういう生き方を見せたい、と背負い込んでしまうのが円谷。
だから難しい。
理解されにくい。
だからなのかなぁ。
ライダーは大人が見ているとカミングアウトしても恥ずかしくないコンセンサスが出来てるけど
ウルトラマンは未だにガキっぽいとさげずまれる傾向にある。
かといって、ウルトラマンが戦う理由を個人的なものにしてしまったら、それはなんか違う気がする。
「君だけのために戦いたい」と言ってのけたたのもアスカだったからこそだし。
今回は円谷流のヒーローの定義の見せ方という意味でいい作品だったと思うし
多くの人に見てもらいたいと思う。