12/03/21 00:02:22.79 PKnqAjCbO
自分の中でのマーベラスが変わったのは、やっぱり28話(「翼は永遠に」)からですね。
ずっと強くてみんなを引っ張っていく存在だったマーベラスが、初めて自分の弱いところを見せた。
もちろん、それまでもバスコに対しては余裕のないところを見せていたけれど、28話に出てきた賞金稼ぎのキアイドーに対する感情は完全に“怯え”。
マーベラスがキアイドーに叩きのめされたのは、アカレッドと出会う前じゃないですか。
意識的にもまだガキのころに、あの恐怖ですよ。
そう考えると、キアイドーはマーベラスにとっての“幼少期のトラウマ”なんでしょうね。
脚本を読んだときは、いろいろ挑戦できるうれしさもあったけど、反面不安も大きかった。
“怯え”の演技は俺からかなりプレゼンをして、思いっきり幼い感じでビビる形にしました。
でも正直、あそこまで振れ幅を大きくしてOKが出るとは思わなかった(笑)。
やりすぎと言われたら修正していこうと思っていたのに「それでいいよ」って(中澤祥次郎)監督に言われて。
ここまでやっていいんだ、とびっくりしたし、結果的にマーベラスを演じやすくなった。
マーベラスは完全無欠じゃない。
あの回以降、“隙”みたいなものも見せられるようになったと思う。
(小澤亮太 ゴーカイジャーキャラクターブック2より抜粋)