12/03/01 23:49:38.38 Wrm9VuMN0
マジレスしまーす
よく言われることだけど、怪獣って、いろんな意味での異物の暗喩だし、そこが面白みだったよね
古くは怪獣の存在そのものとか、活劇作品中の内省的作品とか、勧善懲悪の相対化とか
話の方向性によって、その異物感てのはギャップとか意外性とかカウンターって言い換えられるけど、
初期のゾーンは、ベタなコントやバラエティに怪獣を出すっていう斜め上からのギャップだし、
TheLoveからのドラマ路線は、今度は逆にマジレスですか?って意外性とともに、
もし日常に怪獣・宇宙人がいたら、あるいは怪獣のいる日常とは…っていう異物感そのものを核にしていた
つまり、ある意味では怪獣物っていうジャンルの歴史を踏まえた、別ルートからの辿り直しとも言えると思う
一方、チャンネル系は、怪獣を擬人化することで異物感を薄める、つまり日常に嵌め込む方向な気がするのね
それを推し進めると、究極的には「これ主役が怪獣じゃない方がよくね?」ってことになるけど、
現状ではそこまでも行ってなくて、「怪獣を主役にして普通のドラマを作ってみました、テヘッ」っていう感じで、
どうにも中途半端な印象が拭えないんだよねー
長文マジレス失礼&異論乙ってことで