12/01/10 01:47:14.92 CzOz31je0
カードキャプター佐倉投下
さやか「剣崎さん!!」
さやかを庇ったブレイドは魔女の頭部から出現したドラゴンの大きな口に捕えられてしまった
剣崎「ぐぁぁぁぁ」
ドラゴンの鋭い牙がブレイドのアーマーに食い込んでくる
杏子「ちぃっ!!」
援護に向かおうとする杏子の頭上で幾重もの光が瞬く・・・魔女の放った爆撃だ
杏子「しまった!!」
咄嗟に結界を上方に展開する。さやかとギャレンをカバーする広域な結界だ
そこに無数の魔法攻撃が殺到する
杏子「くぁぁぁぁ!!」
結界に全魔力ソースを割き、必死にしのぐ杏子
剣崎「ぐぁぁぁ」
その間もドラゴンの強靭な顎はブレイドの体を締め上げていた
既にブレイドのアーマーの耐久力は限界に達している
剣崎(これまでか・・・・ああ、もう夜か、壊れた壁から夜空が見える。あの星、綺麗だなぁ。こう、ピンク色に光っていて・・・ピンク?)
ズヒュン
ドラゴン「グワァァァァ」
桃色の閃光がドラゴンの首を突き抜けた
剣崎「ぐあっ」
その拍子にドラゴンの顎から解放されたブレイドが地面に落ちる(爆撃の降下範囲外であったのは幸いである)
さらに桃色の光は断続的にドラゴンを襲う
剣崎「あの光は・・・ほむらちゃんか」
目を凝らして見るがほむらの姿は見当たらない、どうやら余程の距離から狙撃しているようだった
ドラゴン「グワオオオオオオオ!!」
止めとばかりに打ち込まれた竜巻を帯びた矢に貫かれ、ドラゴンは断末魔の叫びと共に落下する
それを彼方から見届けるピンクの魔法少女=ほむら。
ほむら「あれは一体何なの?、たぶん伊坂だと思うけど」
QB「あれこそが魔女。魔法少女が戦いの果てにたどりつく姿だ。」
ほむら「何故伊坂が魔女になっているの?」
QB「恐らく、彼は自分で作ったベルトを使用するために魔法少女になった。だけど制御を誤って魔女になってしまった、とそんな所だろうね」
ほむら「あなたがここに居るのにどうやって彼は魔法少女になったのかな?」
QB「魔法少女を作れるのは何も僕だけじゃないからね」
ほむら「・・・・」
QBの説明にどことなく納得のいかないほむら。
QB「そういえば、剣崎にまどかとの出会いを話した時、魔女関連の事はぼかしていたけど、それは何故だい」
ほむら「今の段階で剣崎達とあなたの間に妙ないさかいを与える事が正しいのか判断に困っただけだよ」
QB「それはお気づかい悼みいるね」
ほむら「別に貴方の為じゃないよ」
彼方で手を振っているブレイドを見て穏やかな表情を浮かべるほむら
ほむら(借りは返したわ。ありがたく思うことね)