12/05/26 07:23:45.12
【タイトル】 不明
【作者名】 筒井康隆(だったはず)
【読んだ時期・見かけた時期/場所】 30年ほど前
【掲載雑誌・レーベル】 文庫の短編集
【その他覚えている事】
短編。作中人物たちが自分が作中人物であることを自覚しており
これからなにがおこるのか期待しながら待っているのだが
さっぱり事件らしき事件が起こらず、なにをしたらいいのかもわからず
次第に苛立って、作者に向かって怒り、自暴自棄に暴走し始める。
という、ベケット「ゴドーを待ちながら」をスプラスティックコメディ
メタフィクションにしたような感じだったかと。
「作者はおれたちにいったい何をさせたいんだ」みたいな感じの
作中人物のとまどいや怒りのドタバタに笑わされた覚えがあります。
長編「虚人たち」とは別の短編作品だったと思います。
よろしくお願いします