12/12/18 12:21:52.01 iByg6TLw
この選挙をぶち壊したのは、石原。
まず尖閣で中国を無用に怒らせて現地の日本人が散々な目にあった。
それで終わりかと思ったら、総裁選で失態を演じた息子の仇討ちとばかりに、
今度は自身が都知事を放り投げて国政へ出馬。コイツの勢いは止まらなかった。
一番効いたのは、世論の”反原発”を”原発容認”へ変えたこと。
日本記者クラブで党首討論会での一節、「君、何年前にだね、ある電力の値上げがあってだね、
電気料金が上がっね、一体どれくらいの期間に日本の重要な産業であるアルミ業界が潰れたと思っている‥知ってる?
言ってみろよ、知らねえだろう」・・・ これが効いた。これで選挙を義務と考え、まず欠かさず行く高齢者が
70年代半ばのオイルショックのパニックを思い出して、「こら、いかん」と浮き足立った(はず)。
産経新聞によれば、選挙結果から、原発容認の3党(自維国民新)は132議席から、331議席へ。
逆に脱原発の8党は339議席から106議席へ激減した。
つまり、石原は選挙の争点をひっくり返した。
特に病み上がりの小沢を潰したのはこれだ。消費税に加え、原発が争点になると踏んだ小沢は
万全の体制を組むべく、自身が選挙前に脱原発を唱えたドイツへ行ってアピールしてみせ、
帰ってきては、近くの原発がもし同じ目にあったら、「飲料水を取水してる琵琶湖が汚染され近畿壊滅」と
誰しも考える不安に、いち早く手を挙げた滋賀県知事の嘉田を担ぎ上げて選挙戦に挑んだ。
が、小沢憎しのテレビが、その狙いを外すべく消費税を争点として全く取り上げなかったこと、
脱原発か原発容認か石原自身どちらかわからなかったものの、テレビ写りのいい自信家石原を前面に出すことで、
言内外にオイルショックのパニックを思い出させ、一方で地味な嘉田をさらに地味に映すことで
完全に小沢の消費税反対と脱原発の主張を抑え込んだ。
関西ですら大惨敗した未来、一体琵琶湖汚染の話を嘉田はあちこちでしたのだろうか?