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北朝鮮、3回目はウラン型で核実験へ=IAEA元事務次長
ロイター 4月29日(日)9時33分配信
4月27日、3回目の核実験を強行するとみられる北朝鮮。国際原子力機関(IAEA)の元事務次長であるオリ・ヘイノネン氏は27日、
北朝鮮は今回、過去2回で使ったプルトニウム型ではなく、初めて高濃縮ウラン型を使用するとの見方を示した。平壌で13日撮影(2012年 ロイター/Bobby Yip)
[ウィーン 27日 ロイター] 3回目の核実験を強行するとみられる北朝鮮。国際原子力機関(IAEA)の元事務次長であるオリ・ヘイノネン氏は27日、
北朝鮮は今回、過去2回で使ったプルトニウム型ではなく、初めて高濃縮ウラン型を使用するとの見方を示した。
もしこれが現実となれば、北朝鮮は以前考えられていたより多くの兵器用核物質を保有していることになる。
北朝鮮と中国の両政府に近い関係筋は先に、北朝鮮が核実験の準備をほぼ終えており、近く核実験を行うことが可能だとの認識を明らかにしている。
ヘイノネン氏は、ロイターに宛てた資料で、2010年に訪朝した米ロスアラモス国立研究所のヘッカー元所長が目にしたタイプのウラン濃縮施設は、簡単に高濃縮ウラン製造用に変更できると指摘。
「(3回目の核実験は)北朝鮮が十分な量の高濃縮ウランの製造に成功し、核爆弾の設計図も持っていることを表す」と警戒感を示した。
プルトニウム備蓄に限りがある北朝鮮は、ウラン濃縮に取り組んでいることを2年前に明らかにしている。ヘイノネン氏は「プルトニウム型を作れた事実を踏まえれば、ウラン型も作れるはずだ」と語る。
(つづく)