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さて、ミクロの個別需要供給曲線とマクロの総需要供給曲線の違いは、簡単に言えばこう言うことだ。
ミクロの場合は裏を返せば、任意のある財の需給の量の合致店で“価格”が決まるとも云うものなのだ。マクロの場合は世の中のあらゆる財の物価水準は需給の関係で決まるというミクロの場合よりもより“抽象化?”された
経済原理を分かり易く図に示したものであるのだ。
だから、ミクロの個別供給曲線は、例えばある財を売る企業群がどれ位その品物を供給すれば、その価格が決まるか、或いは、消費者がどれだけその特定の財を欲するかを表してもいるものである。
だから横軸はミクロは固定財の量を、マクロは所得となっているのだ。更に縦軸はミクロは価格、マクロは物価水準となっている。
同じ自給の交点で決まるものは、ミクロは財の量と価格、マクロは所得と利子率や、労働単価など個別の財の価格ではなく、価値あるものの種別の価格水準を表すものであるのだ。
このことは拙書(ブログ記事)の経済入門ノートその9:マクロ経済入門で詳しく書かれている。