12/01/30 09:52:02.66 tlTV3Vdd
>>448
>自由民権運動の最中とはいえ、当時の貧しい国家予算を軍費に回すのは民意としてはNoだったんだよ
それは違う。
大体、自由民権運動は日本におけるナショナリズムの発露であって、対外的には強硬路線。
自由党の板垣は建鑑計画の必要性は認めた上で、毎年500万、十年間で5000万円を投入する計画を発表してたくらい。
第二回議会以降で、建艦の為の経費節減を求めた背景は、海軍における組織改革を要求を求めて行く上で利用されたのであって、
民権派の自由党ですらも軍備増強に反対ではなかった。
つまり「軍事費そのものを巡る基本的な対立はなかったと見做せます。by 加藤陽子」ということ。
それから民意はどのように捉えていたかと言えば、飽くまでも憶測に過ぎませんが、当時の新聞論調を見る限り、
甲牛農民戦争が勃発し、朝鮮の中立性が維持できない状況になった以降、自由党の機関紙を含め、より強硬的な論調に変わり、
軍事費の増額を受容するだけの素地は熟されてる状況にあったように思えます。