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安全委、業者に「作文」指示=電源喪失対策、不要の理由-20年前、指針改定見送り
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国の原子力安全委員会の作業部会が1992年、原発の安全指針の見直しで、
長時間の全電源喪失について考慮しなくて済むように、東京電力と関西電力に理由を「作文」するよう指示していたことが4日、分かった。
安全委は東電が作成した文書などを基に報告書をまとめ、結果として検討課題だった安全指針の改定は見送られた。
安全コストの増大を嫌う電力業界の求めに沿った形で、安全委の班目春樹委員長は記者会見で
「反省したい。明らかに不適切なことをやっていた」と述べた。
(2012/06/04-18:58)