11/11/22 20:32:42.28 jISfbSz7
>>507
憲法無効論は、憲法制定当時の経緯を厳密解釈し、GHQの押しつけであり日本人の意思が反
映されていないと見なし、本来の帝國憲法改正に則っていないことを論拠としている。
このことから、帝國憲法についても当然、制定当時の考え方で厳密に解釈すべきだ。近年の法
理論は排除しなければならない。
ここで帝國憲法は俗に言うビスマルク憲法を参照して制定されており、当時の法理、価値観及び
制定経緯で判断する必要がある。この結果として、五箇条の御誓文及び告文にある皇祖皇宗の
大権が重要となってくる。故に天皇主権で読む。
あなたの言う「文明國共通の法觀念」の確立はワイマール憲法以後であり、無効論を成立させる
厳密解釈の手法を採る場合は新し過ぎる概念だ。
厳密解釈により憲法無効論は成立するだろうが、無効の先は無効論者の思惑とは全く違う方向へ
進むと思う。例えば、帝國憲法の軍に係る条文を何らかの事情で改正出来ず「陸海軍としか規定し
ていないため航空自衛隊は解体する」といった馬鹿げた話も起きえると思っている。