11/11/18 13:01:19.51 q8Oj4/CD
>>353
戦前の民権思想は、ヨーロッパで見られた個人主義への賞賛ではなく、
対外的な危機意識によって、国民が団結するには権利の拡大が必要だとする、
国権主義的なナショナリズムの発露です。
もちろん鈴木大蔵のような共産主義者は、民権派と呼ばれる中にあっても、
違った考えがあったのかもしれないが、戦前において民間にしっかり根付いたとするのは、
思うよくんや、当時のアメリカのような啓蒙主義者に良く見られる、
最初から決まった物語を語る上で求められたファンタジー。
またマッカーサー三原則は、鈴木大蔵の草案に感化されて練り上げたものではなく、
草案以前に検討された、アメリカによる日本の占領政策の一環。
そうしたフレームワークと流れの中で、様々な憲法が参考にされ、
鈴木大蔵の草案も、その中の一つに過ぎない。
つまり、思うよくんが主張するような、”日本国憲法は日本人が基本を提示”したようなものじゃない。
アメリカ人が占領政策の一環として基本を提示した物です。