11/10/26 15:33:41.51 vyQyB19w
武田邦彦ブログより
ダブルスタンダード社会2 原発は安全で危険
原子力に携わってきた私としては原発事故の一要因として日本社会の特性をあげることはやや躊躇しますが、
事故を繰り返さないためにも考えを進めておきたいと思います。原発の安全性に関する日本の
ダブルスタンダードは次のようなものでした。
【日本人が建前で使う御札】 原発は安全
【日本人の本音の気持ち】 原発は危険
【地元の人の心】 お金と危険を交換
日本人は床の間に「原発は安全」という御札を貼ってきました。首相、大臣、知事、市長・・・責任ある立場の人は
「原発は安全」と繰り返してきましたし、福島原発事故のあとでも「原発は安全」と言っています。
また、原発が爆発したら、今度は「被曝量の限度が低すぎた。人間はかなり被曝しても大丈夫だ」という
御札に取り替えつつあります。日本人の多くは矛盾した論理にはまっていました。それは「建前としては
原発は安全、本心は原発は危険」というものでした。
だから、日本の原発は「安全だが、危険なので僻地に作り、地元に危険手当を出す」ということを続けてきました。
「安全だが危険」という矛盾した論理はどうして生まれたのでしょうか?
・・・・・・・・・
正しくは、
1)原発が安全か危険かをハッキリさせる、
2)安全なら実施し危険なら止める、
3)安全だから実施するなら電力の消費地の近くで水のあるところにたてる、
4)東京なら利根川沿い、大阪なら琵琶湖湖畔がもっとも良い、
ということになります。