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フレンチとラーメンのコラボ 「ふれんちラぁ麺」に連日行列
2011年10月12日
URLリンク(trendy.nikkeibp.co.jp)
京都市のガスパールといえば、市内に数店舗を持つフレンチの有名店。その中で烏丸蛸薬師にあった「ガス
パール・ド・ラ・ニュイ」が、「ふれんちラぁ麺 ガスパール」として8月にリニューアルオープンした。
通常のラーメンスープでベースとなるしょうゆ、豚骨、煮干し、昆布を使用せず、フレンチの柱となるソースや
フォン、ピューレなどをベースにしたスープが特徴という「ふれんちラぁ麺」。つけ麺タイプの「スープ ド ポワソン
らあめん」、「オニオンスープ らあめん」のほか、「ミネストローネ らあめん」「あさりの白ワイン蒸し らあめん」
の4種類があり、いずれのスープも100%フレンチスタイルで仕込まれている。「フレンチをもっと気楽に感じて
ほしいと思い、国民食でもあるラーメンと結びつけました」と話すのは、フレンチ一筋20年だったオーナーシェフ
の内野英明さん。
すべてのラーメンには「突き出し」と「締めごはん」がセットされていて、サーブスタイルもフレンチのコースさな
がら。なかでもライスコロッケ、ハヤシライス、とラーメンごとに内容が違う「締めごはん」は、ラーメンのスープを
最後まで味わってほしいからと、いわゆる“ぶっかけ”スタイルでいただくスープ漬けご飯。意外性のある食べ方
ながら、その未知の美味しさにはまる人も多いそう。また、この内容で880円というコストパフォーマンスの高さも
話題のひとつになっている(ハーフサイズは550円)。
開店前からラーメンマニアの間へ口コミで広がり、オープンから客足も順調。地下1階にある店の地上にまで入
店待ちの行列が続き、現在も1日平均150人、多い日には180人が来店する。麺が早々に売り切れてしまうため、
開店後間もなく営業時間を短縮することになったということからも、その人気ぶりが伺える。客層のメインは20~
30代の女性で、ひとりで訪れるケースも多いという。今後は地元野菜を使った季節メニューなども考案中とのこ
となので、リピーターもますます増えていきそうだ。
(文/梶 里佳子)