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菅義偉官房長官は2013年11月22日の定例会見で、自動列車停止装置(ATS)のスイッチを破壊してミスを隠そうとしたJR北海道の運転士への処分が
出勤停止15日にとどまったことについて、「ありえない」と強い不快感を示し、国土交通省を通じて、さらに厳しい処分を求める考えを示した。
運転士は9月7日、本来は切っておくべきATSのスイッチが入ったまま寝台特急「北斗星」を発進させ、ATSが作動して急停止した。
JR北海道の調査で、運転士が急停止をATSの誤作動のせいにしようとしてATSのスイッチを壊していたことが明らかになった。
JR北海道は刑事告訴を見送り、運転士を11月1日付で出勤停止15日の懲戒処分にした上で列車のメンテナンス部門に異動させた。
菅氏は、運転士を「一番、安全・安心を大切にしなければならない公共交通輸送で、一番安全・安心をぶち壊すような行動をした人」と断罪。
JR北海道の対応についても、
「たった15日間の(出勤停止)処分はあり得ない」
「『こんな処分はありえない』と、他の公共交通輸送会社も言っている」
と批判した。
「これは国土交通省で、当然対応すると思う」とも話し、何らかの行政指導が行われる見通しを示した。
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