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脱線事故 前回復旧工事は適切か調査 8月17日 17時48分
17日未明、北海道南部の八雲町で貨物列車が脱線した事故で、現場では復旧に向けた作業が
本格的に始まっています。
この現場では、今月9日にかけての大雨で、線路の下の砂利が流され復旧工事が行われた
ばかりで、国の運輸安全委員会は復旧工事が適切に行われたか調査しています。
17日午前1時すぎ、八雲町のJR函館線で、札幌から福岡に向かっていたJR貨物の21両編成の
貨物列車が、線路上にあった木に衝突し機関車と貨車合わせて4両が脱線しました。
現場では、14日から断続的に雨が降っていて、近くを流れる川が増水し、JRによりますと線路の
枕木を支える砂利が流され、上下線の線路が宙に浮いた状態になっているということです。
この事故を受けて、国の運輸安全委員会の事故調査官が17日午前、現場に入り、脱線した列車や
線路の枕木を支える砂利が流された状況を確認しました。
この現場では、今月9日にかけての大雨でも砂利が流され、土のうを積むなどする復旧工事が
行われたばかりで、国の運輸安全委員会は復旧工事が適切に行われたかどうか、今回の雨量も
調べながら原因を調査しています。
一方、現場では、午後から本格的な復旧工事が始まり、線路上の木を撤去し、枕木を支える砂利が
流された場所では新たな砂利を入れて固める作業が行われています。また、貨車に積んだコンテナを
クレーンで持ち上げて移動させるなど、脱線した列車を動かすための作業も並行して行われています。
この脱線事故の影響でJR函館線は、現場付近で不通が続いて函館と札幌を結ぶ特急が終日
運休するなどし、JR北海道では臨時列車を運行していますが、お盆の帰省客などに大きな影響が
出ています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)