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読売 > 北海道
潤滑油漏れ、エンジン下部から...JR 2013年7月23日
(※特急「スーパーとかち」のエンジン部の構造の模式図あり)
北海道清水町のJR根室線で22日、札幌発帯広行きの特急「スーパーとかち1号」(4両編成)の
3両目のエンジン付近から白煙が出たトラブルで、エンジンの下部から潤滑油が漏れていたことが
JR北海道への取材でわかった。同社は同日夜から同型のエンジンを載せた車両を対象に、
エンジンに異常がないか緊急点検を始めた。
潤滑油はエンジン底部にある「オイルパン」にためられている。同社はオイルパンかエンジンの
別の場所に穴が開いた可能性があるとみている。22日夕に札幌市手稲区の札幌運転所に車両を
移し、潤滑油の漏れた場所や発煙原因について、詳しい調査を始めた。
同社によると、潤滑油はエンジン内部を流れてピストンなどの動きを円滑にしたり、内部の温度を
下げたりする役割がある。潤滑油は400~500度で気化し、周囲に火などの熱源があれば燃えるが、
走行していた環境下だと炎上の危険性はないという。
同型のエンジンを載せた車両は、今回の車両を含めて21両あり、全て札幌―帯広間を走る
特急「スーパーとかち」で使われている。同社では今年4、7月に1件ずつ、特急「北斗」の
エンジン上部に穴が開いて出火するトラブルが起き、エンジンの燃料供給量を調節する部品が
破損していたが「スーパーとかち」では破損した部品は使われていないという。
このトラブルで同線では新得―芽室間で約2時間半、運転を見合わせ、22日は特急1本が運休、
6本に遅れが出て約700人が影響を受けた。同型車両の緊急点検は23日のそれぞれの特急の
発車時刻までに終える考えで、ダイヤに支障は出ない見通しとしている。
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