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読売 ＞ 北海道
タンチョウの事故 後絶たず…ＪＲが防止策を検討 2013年2月16日
北海道東部の湿原に生息する国の特別天然記念物タンチョウと列車の衝突事故が後を絶たない
ことから、ＪＲ北海道と環境省は、列車からタンチョウの嫌がる音を出すなど、事故防止策の検討に
乗り出した。
今月１３日、釧路湿原周辺を走るＪＲ釧網(せんもう)線でタンチョウがはねられて死んだ。ＪＲによると、
タンチョウが列車にはねられる事故は、今年度４件となった。環境省によると、事故は２０１１年度までの
過去１０年間で３０件発生している。
最近では、給餌などで数が増え、湿原での過密化も問題となっているタンチョウだが、その生息数は
世界でもわずか３０００羽弱とされる。環境省は「非常に希少な生物で、事故は無視できない」
（釧路自然環境事務所）としている。
タンチョウは高い所を好むため、線路が盛り土で小高くなった場所などで、よく事故に遭っているという。
ＪＲ北海道では、事故対策として音の発信のほか、生息地付近での減速運転も検討している。
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