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北海道新聞 > 地域:道南
よみがえる乗船の思い出 函館(01/25 16:00)
(※画像あり)
【函館】函館市青函連絡船記念館摩周丸を運営するNPO法人「語りつぐ青函連絡船の会」は、
青函連絡船のかつての運航実績表の一部を画像データ化し、摩周丸内のパソコン上で公開して
いる。乗船の思い出を記録で振り返りたいという来館者らの声に応え、3月末まで続ける。
運航実績表は、青函連絡船が実際にどのように運航したのかを1日1枚ずつ記録したダイヤ。
運航した船名や船長名、天候などが記されている。
同館は1948年から連絡船が廃止された88年までの約1万3千枚を収蔵しているが、紙の劣化が
進み、閲覧の手間もかかるため、画像データ化を進めている。
これまでに81年1月から終航までの資料をデータ化、資料を公開した。年月日を指定して
運航実績表を表示できるようにしたほか、画面に触れた箇所を拡大して見る機能もある。修学旅行で
乗船した日の記録を見たい、両親が新婚旅行で乗った船は何だったのか知りたいなど、閲覧を望む
理由はさまざまだ。
語りつぐ青函連絡船の会事務局長の高橋摂さん(58)は、運航実績表からは、いろいろなことが読み
取れると話す。例えば、悪天候で列車の函館到着が遅れた日に、連絡船が遅れを取り戻して、定刻
通り青森に到着した記録がある。「列車が遅れるほどの天気でも運航した船の性能や、乗組員の
練度の高さの証拠」と指摘する。同会は連絡船の歴史を伝える貴重な資料として、今後も
運航実績表の画像データ化を続けていく。(生田憲)
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