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鯖江の技、２０５社がアピール ものづくり博開幕、にぎわう
（2012年11月17日午前7時10分）福井新聞
福井県鯖江市の技、一堂に―地元の産業をアピールする初の「さばえものづくり博覧会」（福井新聞社後援）は１６日、市嚮陽会館で始まった。
市内を中心に２０５社がブースを構え、自慢の製品や技術、性能を紹介している。
会場限定の格安価格で販売される商品もあり、初日から多くの人でにぎわった。１８日まで。
開場式で実行委員長の野村一榮・鯖江商工会議所会頭は「鯖江の地場産業の卓越した技術は日本一。
一人でも多くの人が来場し、素晴らしさを知ってもらいたい」とあいさつ。
牧野百男鯖江市長ら関係者がテープカットして幕を開けた。
「発信！鯖江ブランド」を共通テーマに、各社が新作の眼鏡や漆器、通気性に優れたニット生地などを並べた。
眼鏡素材チタンの加工技術を生かして作られた医療器具は、特に注目を集めていた。
担当者同士が名刺交換し、企業間の交流を深める光景も見られた。
後継者育成につなげようと実行委はこの日、市内全中学１年生徒約７４０人を招待した。
生徒たちは超軽量の眼鏡を試着したり、手作りの漆器を手に取ったりして地場産業の技術を体感。
福井工大が開発中のロボットカーや、ロボコンに出場した福井高専のロボットの操縦を体験し、ものづくりの魅力を感じていた。
会館入り口には、越前漆器協同組合が富山県の井波彫刻協同組合と共同で造った山車が展示され、来場者の関心を集めていた。
１７、１８日も午前１０時から午後５時まで開かれる。市役所に臨時駐車場を設け、
さばえもみじまつり会場の西山公園を経由するシャトルバスを１５分おきに運行する。
昨年までは丹南産業フェアとして越前市と合同で行っていたが、
今年から鯖江単独で開催することになった。同会議所などでつくる実行委が主催した。
ソース
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