12/10/04 23:07:40.52 aHu6FtK60
>>8 >>23に続く平行世界もの
◎国鉄167系1000番台電車
1977年
○1978年の紀勢本線部分電化向けの急行形電車捻出を目的に房総地区に東京駅総武横須賀線地下ホームを含む
総武トンネルと東京トンネル(錦糸町~東京~品川)が走行可能な167系1000番台が新造された。
走行システムは165系を踏襲するが、優等料金を徴収する列車種を特急に統一するという国鉄の長期経営戦略に基づき、
車両の想定寿命中、急行使用は短期で、急行運用消滅後に普通車は普通列車用に格下げ且つグリーン車は特急形編入の
前提で以下の通りに設計された。
車種は、クハ/クモハ/サロ167-1000(Tc/Mc/Ts)、モハ166-1000(M')。
Tsは特急形への編入前提故に車体はTs183そのもの。
Tc、M'、Mcの意匠は、417系やキハ47に類似した両開き扉を車体中央寄りに二カ所設置、集中型冷房装置、空気バネ台車、
Tcの運転台後部にATC搭載用の機器室、内装は、後年の373系の様に乗降扉デッキとの仕切壁はあるが仕切扉は無し、
全席固定クロスシートでボックスのシートピッチは1600mmと急行形では最大、戸袋窓だけが二人掛けクロス、
便所はTcとTsに集約されTcの車端に大便所と男性用小便所と洗面所各々一つ設置。
全車A-A基準仕様で編成両端に連結されたTcにATCを搭載すれば総武・東京トンネルに乗り入れ可能なはず。
労働組合の新型車拒否対策として本車両に新形式は付与されず、
ベースの165系に対しドアが異質だからという事で無理矢理167系にされた。
本来の修学旅行用0番台との異質さは、鉄道で頭が一杯で規則性に異常に拘るアスペルガー等の発達障害者
いわゆる鉄道ヲタに忌み嫌われ、車掌等の現場職員に「何で167系なの!おかしい!これは171系のはず!」
云々と詰寄って業務妨害する者も出現。
77年に新宿/両国発着の房総急行として就役したが、結局ATCは搭載されず東京駅乗り入れは無く、残存165系と混結、
しかも急行としての活躍はわずか五年程に過ぎず、
82年のダイヤ改正で房総急行全廃・全部特急格上げに伴い、Tsは183系等に編入され、普通車はTcのATC用機器室を客室化
改造の上でよそへ転属。
86年の国鉄最後の全国ダイヤ改正で全車が北近畿地域に集結し、113系800番台と一緒に普通運用に就役。
87年に普通車がJR西日本に承継後、中国地方のローカル運用に現役。Tsは既に廃車。