12/10/28 09:26:27.14 CVO4f/PZO
国鉄 スハ46 スハフ45 スハニ33
特急用スハ44系の北海道型である。昭和29年に作られており、二重窓やバッテリーの
重量増のために屋根を鋼製とし、アルミサッシにするなどオハ46系の構造も
一部取り入れられている。台車もTR47ではなくオハニ36型と同じTR52又は電車用TR48を客車用にした
TR49を履く。
座席は方転は無理な関係上固定クロスではなく、転換クロスシートとなった。
全て札幌に配置され、特急「ていね」から特急「ニセコ」として函館~札幌間の
特急に使われ、牽引がC62型であったためにかつてのつばめ はとやはつかりを
彷彿とする編成となり、小樽~長万部間の重連は特に人気が高かった。
とりわけ2号機牽引はつばめの再来と大人気編成であった。
また比較的平坦な室蘭・千歳線経由の特急「すずらん」にも使われた。
牽引機はD51型が使われたが、これが後に気動車化されていく際に急勾配がある
山線小樽経由より距離が長くても比較的平坦な室蘭・千歳線経由へシフトされていく
布石となってしまった。
なお2等はナロ10及びスロ60が本州より廻されて北海道仕様に改装して
使われていた。
気動車特急の登場後は道内の寝台急行の座席車にも使われるようになり、
狩勝 まりも 利尻に使われていた。
14系化に伴い廃車が始まったものの、スハニ33-3 スハ46-1 3 4 6 8 9 13 16 スハフ45-2 3 6 11が
残されてJR北海道に承継された。また青函連絡船羊蹄丸が船の科学館に
展示される際にスハ46-7 12 スハフ45-5が車両庫に入れられて展示された。