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東日本大震災発生1年半を前に、岩手県陸前高田市に8日、震災後初となる芝生グラウンドがオープンした。
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校庭に仮設住宅が建ち、運動不足になりがちな児童のためにと、日本サッカー協会、NPO法人・遠野まごころネット(同県遠野市)などが整備を進めていた。子どもたちは大粒の汗を流して芝生の上を走り回った。
グラウンドは、サッカー場2面ほどの広さ。海岸から約2キロ離れた田畑だったが、津波が押し寄せ、大量のがれきなどに埋め尽くされた。撤去作業を続ける過程で地権者が「遊び場に」と無償活用を申し出て、サッカー協会が4万株の芝を提供した。
地元住民らが3カ月前に植えた芝は地に根付いた。元サッカー日本代表で、同協会で震災復興を担当する加藤久さん(56)は「みんなが集って、楽しく遊べるグラウンドになってほしい」と話した。
また、日本サッカー協会を通じてポルトガル代表で、スペインのレアル・マドリードで活躍するクリスティアーノ・ロナルド選手が「熱い気持ちを失うことなく、夢を持ってがんばってほしい」とのメッセージを寄せた。
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