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朝日 ＞ 北海道
《節電の夏に》電力逼迫時ＪＲ１０区間運休 2012年07月21日
（※ＪＲ１０区間運休の地図あり）
■電力逼迫時 ＪＲ、１０区間９９５キロ運休
■バス代行しない方針
深刻な電力不足で計画停電が実施される可能性が出てきたときに、ＪＲ北海道が１０区間を
運休することになった。バスでの代行輸送もしない方針で、実際に運休となれば広い範囲で
通勤通学などの日常生活に支障が出そうだ。ＪＲは「全路線で運行が続けられるよう北海道
電力に要請したが、技術的に難しいとの回答だった」と理解を求めた。
政府は、電力需要に対する供給余力が３％を切る見通しとなり、計画停電が必要になる恐れが
ある日の前日の午後６時をめどに、電力需給逼迫（ひっぱく）警報を出す。
ＪＲはこの段階で、翌日の始発から計画停電の対象地域が含まれる１０区間を終日運休する
ことを決め、ホームページや駅の掲示で利用者に知らせる。
警報が解除されて計画停電が見送られても、運行は再開しない。計画停電を実施するかの
最終判断は２時間前に行われるため、そこから運転の準備をするのでは間に合わないという。
運休するのは総延長約２５００キロのうち９９５キロ。札幌を中心に幹線の大半は計画停電対象から
外れ、踏切や信号が使えるため運行を続けるが、網走・釧路より東や名寄以北など先端の路線や、
夕張―新夕張などの枝線で列車が走れなくなる。バスによる代行輸送は「安全にバスを走らせ
られる状況か分からないので、現時点では考えていない」という。
特急列車は大半が運行するが、札幌―稚内のスーパー宗谷（１日２往復）、特急サロベツ
（同１往復）は運休か札幌―名寄のみの運行となる。小樽経由で札幌―函館を走る８月の
臨時列車特急ヌプリ号も影響を受ける。
１日の乗客約３５万３千人のうち、約１万３千人（４％）に影響が出る見込みという。（渕沢貴子）
URLﾘﾝｸ(mytown.asahi.com)
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