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読売 > 北海道
貨車など26両 ミャンマーへ 室蘭港から輸出 2012年5月22日
(※船舶へ積み込みの画像あり)
道内で使われていた鉄道車両26両をミャンマーに輸出するため、船積み作業が21日、
室蘭港で始まった。函館税関によると、道内からこれだけの鉄道車両が一度に輸出される
のは、珍しいという。
輸出されるのは、石油タンク貨車14両とレール運搬車12両。シンガポール船籍の貨物船
「ダイヤモンド・エクスプレス」(9981トン)に、クレーン車やリフトなどで次々と積み込まれた。
石油タンク貨車は1975年前後の製造。室蘭市の石油精製所から札幌、旭川などへの輸送に
使われていた。ミャンマーでは、港から内陸部への石油輸送に使われる予定。レール運搬車は、
北海道新幹線のレール整備などに使われていた。
ミャンマーの鉄道は電化されておらず、中古でも性能の良い日本製気動車(ディーゼル)を輸入、
運行している。室蘭港からミャンマーへの積み出しは旧ふるさと銀河線3両を運んだ2007年以来、
5年ぶり。室蘭市港湾部総務課の西舘武志主幹(43)は「室蘭港の活用はありがたい。今後も
利用してもらいたい」と話した。同船は22日午後6時頃に出港、6月7日頃にヤンゴン港に着く予定。
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