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鉄道ファン2012年6月号で、京阪13000系と同時期に川崎重工で製造され、共に紹介されているJR北海道733系。
京阪13000系と、JR北海道733系の記事にある客室の写真を比較すると、座席や荷物棚、座席間にある
縦方向の手すりが、双方の車両とも同じ形状の標準部品を使用していると思われる。
また、袖仕切りや側窓のカーテンの収納部分なども、標準部品を使用していると推測できる。
ただし京阪13000系では、標準部品を多用しつつも、様々なデザインの工夫がされている。
・袖仕切りは、標準部品でありながら、配色をホワイトやグレーなどが一般的であるものに、墨(黒色)を使用。
・座席表地のデザインを、墨や萌黄、橙を使用して、枯山水模様を思わせるデザインに。
・つり革も、グレーやベージュ系が一般的だが、墨(色)のベルト(革)と、萌黄色の握り手を使用。
・床には墨(色)、網棚より上の化粧板にはホワイト系、下の化粧板にはベージュ系の2色をうまく使い分けている。
・そして、側窓の形状や配置を、6000系から10000系まで受け継がれてきた寸法を踏襲。
これらによって、標準部品を多用して徹底的にコストダウンをしつつも、絶妙に京阪らしさを"演出"している。