12/03/04 12:19:00.18 CIyPVCom0
<北海道新幹線の札幌延伸の方向性が打ち出されたが、道東方面などでは「メリットがない」と
消極的な声もある>
先に15年度の新函館開業がある。東北圏との交流も活発になるし、お客さまは増える。この流れを
どう道央圏に広げていくか。次に札幌延伸すれば、効果をどう道東、道北につなげていくか。
札幌延伸で他地方がさびれるとは思わないし、それでは意味がない。
各自治体と連携し、観光地としてどう魅力ある街づくりをしていくかといった施策が必要にはなる
でしょう。ホテル、レンタカーなどとのリンクも考えなければならない。新幹線の新駅ができる
自治体では、駅前をどう開発するかといったことも委員会を設立し、検討しているところです。
札幌延伸時の新駅も(新幹線と在来線との)乗り換えをいかに負担が少なくするかを念頭に考え
なければならない。
ヒトの流れだけでなく、道東方面のモノの流れも変わる。新幹線延伸で(札幌-函館間の)在来線
特急は必要なくなる。線路容量が空けば、その分貨物列車を増やすことができる。(新幹線と
線路を共有する)青函トンネル内の貨物列車高速化の課題はあるが、貨物新幹線(トレインオン
トレイン)も一つの解決方法。本州と道内の物流が活発化すれば、当然、道東などへの波及も
大きい。
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■人物略歴
◇こいけ・あきお
1946年岡山県高梁市生まれ。東京大経済学部卒業。69年国鉄本社入社。84年に札幌鉄道
管理局に異動し、87年の民営化でJR北海道へ。総合企画本部長などを経て03~07年に社長。
その後会長に就いたが、昨年11月に社長に復帰した。
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