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読売 > 北海道
脱線現場 除雪されず…函館線事故 2012年3月2日
(※解説の模式図あり)
北海道八雲町のJR函館線八雲駅で29日、普通列車が脱線した事故は、現場付近の線路の
除雪が行われておらず、レール間の圧雪に車輪を乗り上げた可能性があることが1日、
JR北海道の調査でわかった。運輸安全委員会の事故調査官2人は同日、事故現場を調査した。
同社によると、脱線した長万部発森行き普通列車(1両編成)は29日午後10時頃、八雲駅から
約500メートル先のポイント付近を時速38キロで通過した直後に脱線。列車前部の車輪四つが、
線路から最大約2メートル右側に外れた状態で、雪に乗り上げて止まった。乗客2人と運転士に
けがはなかった。
同社の調査では、運転士の操作や車両に問題はなかったが、脱線現場のレール間が、圧雪で
隙間なく埋まった状態だったという。
同社のマニュアルは線路の除雪について、レール内側の上部が3・7センチ露出するまで除雪する
よう、定めている。事故当日の29日には、見張り役1人と作業員3人が八雲駅構内のポイントの
除雪をしたが、脱線現場の周辺の線路では除雪を行っていなかったという。
同社の藤原一夫運輸部長らは1日、札幌市中央区の本社で記者会見し、事故原因について
「普通列車が夜間に凍った圧雪に乗り上げて脱線した可能性がある」との見解を示し、「重大事故を
起こし申し訳ない。お客様におわびしたい」と謝罪した。
この事故で29日と1日に特急など計25本が運休し、3140人に影響した。
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