12/02/11 20:15:43.09 mzruaRfC0
札幌や仙台、新潟など、冬季に積雪や凍結に見舞われる都市では、
都市高速道路の道路規格(第2種1級・2級規格)で都市内高速道路を造る事ができない。
いわゆる都市高速規格の狭い路肩の幅(第2種:路側帯 125 - 100 cm、中央分離帯側 50 - 25 cm)では、
除雪した雪を置く場所がなく、凍結時のスリップに対する遊びが少ない。
そのため、路側帯が広い第1種で造る必要があり、結果、都市高速が存在しない。
豪雪地帯指定の札幌都市圏や新潟都市圏では、除雪した雪が置ける様、一般道の高規格化や、
旧日本道路公団による高速道路(第1種1級・2級規格道路:路側帯 250 - 125 cm、中央分離帯側 75 - 25 cm)によって都市高速の代わりにしている。
豪雪地帯指定を受けていない仙台の場合は、積雪よりも夜間や早朝の凍結の方が問題であるため、
除雪した雪を置く分を考えた広い路側帯はあまり必要ではない。
しかし、凍結時のスリップに対する遊びのため、
ある程度路側帯の広い第1種3級規格(路側帯 175 - 100 cm 、中央分離帯側 50 - 25 cm)が宮城県道路公社の建設した高速道路で用いられている。
その他、旧日本道路公団が建設したものは全国標準規格の第1種1級・2級規格で造られているが、
いずれにせよ、都市高速規格である第2種は採用していない。