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福島第1原発事故の影響で、埼玉県加須市の旧県立騎西高などに集団避難している福島
県双葉町の町民は11日、先の見えない生活に不安の声を漏らした。
事故後、町民と役場機能が加須市へ移ってまもなく11カ月を迎える。自転車駐輪場には
洗濯物が干され、教室では段ボールの仕切りに囲まれたスペースで、町民は周囲に気を
使いながら避難生活を続けていた。
当初、約1300人の町民が教室や体育館などで生活をしていたが、今では576人(11日
現在)まで減少し、その約4割が65歳以上の高齢者だ。
無職の60代男性の自宅は同原発から約3キロにあり「もう、双葉(町)へ帰ることはあきら
めている。無駄な除染作業をするならそのお金を生活費へ回したり、加須市に双葉町民の
団地を作ってほしい」と訴えた。
旧騎西高では、今も1日3回、仕出し弁当が配布されている。駐輪場でつえを突きながら
洗濯物を取り込んでいた女性(83)は「3食弁当が1年間も続くと栄養が偏る。最近、目まい
が多く、体の調子も悪い。早く故郷へ帰って、畑で作った野菜を食べたいけど、無理だね」と
ため息を漏らした。
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