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6000系の"顔"をデザインした京阪の社員は、大げさな表現だが、"神"と言ってもよい。
左右2枚の大型ガラスに、車体側面にまでガラスが回りこむ「パノラミックウィンドウ」。
"ローレル賞"を受賞しても当然と言っても良い、クオリティーの高いデザイン。
特に、左右対称の2枚のガラスが黒い窓枠でつながり、縦方向に塗装面が無いから、
車体の新カラー化の際に、俗に言う"黒いよだれかけ"のデザインが実現している。
あれが、1000系のような顔の車体デザインだったら、"黒いよだれかけ"は実現できない。
この点からみても、6000系(以降)の顔が、いかに完成度が高いものかを物語っている。
余談だが、京阪の車両で「パノラミックウィンドウ」を最初に採用したのは、
京津線の旧80形ではないだろうか。製造会社の近畿車輛がデザインをしたそうだが、
デザインのクオリティーが高いこともあって、「82号車」が、有志の人たちによって
車体の解体を免れ、現在でも保存されている。
それに比べると、旧260形は誰からの反対もなく、あっさりと全車解体されている。