11/07/30 23:01:25.27 xskMOEm60
>>342に続く平行世界もの
◎国鉄417系300番台交直流近郊形電車 JR四国417系1300番台
○1970年代、本四架橋の神戸・鳴門ルートとして本四淡路線が着工。
経路は駅名で山陽本線鷹取~名谷~塩屋~淡路夢舞台~淡路大磯~洲本~福良~鳴門線鳴門。
明石海峡は技術的・政治的理由で道路・鉄道併用橋から鉄道は海底トンネルへと計画が変更され、
明石海峡の深い海底渓谷を避ける為明石海峡大橋との近傍並行ではなく大阪湾側須磨浦に敷設、
大鳴門橋と共に青函トンネルの様に四国新幹線との共用。
だが新在共用にも拘わらず地理的事情や費用対効果上の建設費抑制により30‰台の急勾配が連続。
明石海峡須磨浦と鳴門海峡の渡海区間が新在共用となる計画上、鷹取以外は鳴門線と高徳線徳島・池谷間も含め全線
交流電化20kV60Hz、共用区間以外は原則単線。
85年の夏に本四淡路線が鳴門~淡路大磯間で暫定開業、88年夏に明石海峡トンネルも含め全線開業、
87年春の国鉄分割民営化以後本四淡路線全区間は417系300番台と共にJR四国に継承。
本四淡路線のローカル用に85-86年に製造投入されたのが、417系300番台である。
明石海峡トンネルの連続急勾配の存在により415系ではなく、勾配抑速ブレーキ搭載の417系を選定。
本番台の固有仕様は、渡海区間の塩害対策として車体外板のみをステンレスとしたスキンステンレス(セミステンレス)
車体で裾絞りが無い狭小幅断面、119系類似の先頭形状、雪切室等の耐寒耐雪装備省略、ボルスタレス台車。
当時の国鉄財政破綻寸前及び地域格差の影響で同時期の211系や415系1500番台と同様のオールステンレス車体は不採用。
セミステンレスの欠点である異種金属接触による電触対策は当時の最良の技術で十分に施され、
一段下降窓不採用、二段サッシ窓採用も対電触の慎重策。
設計当初ステンレスはJR東の253系の様に屋根と床のみでの使用が検討されたが耐久性重視で外板全部に。
McM'Tc'の三両を基本編成とし、85年本四淡路線暫定開業で徳島~淡路大磯間で就役開始。
88年の全線開業向け増備車がJR四国により1300番台として投入される。
主な変更点は、オールステンレス製広幅断面車体、転換クロスシート。
300番台と共に東灘信号所へ直通開始。
近年更新施工。