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JR北海道2代目781系特急電車
先の石勝線事故を受け、国土交通省より事業改善命令を受けたJR北海道は
抜本的対策として、長大トンネルの多い石勝線の南千歳~帯広間の電化化及び
高速化工事と富良野線の電化に着手した。
工事としては160Km/h運転に対応したノーズ可動式ポイントの全面投入や
高速化に伴うカントの打ち直しとレールの60Kg化も含まれる。
恒久的対策として、被災した第2ニニウトンネルの付け替え線として、
新串内第二トンネル(7135m)の掘削と北海道最長となる大狩勝トンネル(12957m)
を掘削し、現行の新狩勝トンネル~新得間を根室線専用にする別線案である。
新トンネル完成までは現行線を電化化するが、完成後はトマム~新得間のほぼ
半分は新線になるなど抜本的に見直された。
特急の運転も見直された。
札幌~釧路の「スーパーおおぞら」は廃止。電化化される南千歳~帯広間に
2代目781系を投入。特急「とかち」に使用する。
元々「スーパーおおぞら」だった帯広~釧路を分断し、キハ261系を使用する
特急「まりも」に置き換えるもの。
電化工事には約2年 付け替えるトンネルの完成と新線移行には5年かかる予定。
「とかち」に投入される2代目781系は、基本的には789系のマイナーチェンジ型だが
南千歳~新得間で行う160Km運転に対応したもの。編成は帯広方に
クモロ781を先頭にした6両編成。
全車指定席特急になる予定のため、特急のみしかない区間の青春18きっぷ
特例対象から外れる関係で救済策として富良野線を電化し、本数を増やすことで救済に充てる。
なお新夕張支線は電化対象外。
普通列車用にはJR九州817系の北海道OEM車の735系が投入される。
おおぞら廃止とキハ261系化で捻出されるキハ283系は「オホーツク」と
「サロベツ」に投入。キハ183系完全駆逐を図る。
(当初予定されたスーパー北斗転用は見送られた)
なお電化対象外の新夕張の支線はキハ150系折り返しとなっている。