非処女を好きになることの馬鹿らしさ Part 112at PURE
非処女を好きになることの馬鹿らしさ Part 112 - 暇つぶし2ch343:名無しさんの初恋
12/07/15 23:09:10.62 GkZU2rvk
「本島から離れた久高島には、「いざいほう」という、十二年目毎に行なわれる行事がある。
島じゅうの処女を「かみあしゃげ」という神聖な場所に集め、そこに設置した、高さ二尺(約六〇センチ)
くらいの橋を渡らせる。ところが、すでに処女でないものはこの橋を渡りおえることができず、
落ちて死ぬといわれている。それで身に覚えのある処女は、その行事以前に身をかくしてしまうか、
それをしいて知らぬ顔で押し通そうとするかする。けれども、信仰に支えられているからだろう、
しいて渡る物はわずか二尺ほどの走から落ちて気絶するものさえある、というのである。
          ~中略~
似たような行事の内地の方における残存をもとめると、『伊勢物語』以来有名な「鍋かぶり祭り」がそれであろう。
 近江なる つくまの祭り。とくせなむ。つれなき人の鍋の数見ん 
この歌の作者は、まだ処女だと思ってしのび妻とした女が、実はほかに男があったのを知って
女を恨んでこの歌を贈ったのであるが、ここに出てくるつくまの祭りが、有名な鍋祭りとか、
鍋かぶりとかいう祭りである。米原市筑摩にある筑摩神社の祭りには、関係した男の数だけ鍋をかぶって、
女は参詣しなければならなかったというのだ。その民俗を下に持って、薄情な女に、何枚かぶるか見ようと思う。
早く筑摩祭りをしてくれと、願望している歌である。この祭り今日でも行われているが、
すでに長い伝承の間に合理化が加わっていて、祭神がこくもつの神だから、農具をもって祭るのだなどといっている。
『近江国輿地志略』では、八人の処女が選ばれて鍋をかぶって舞うのだが、異性にふれている女だと、
自然に鍋がわれて発覚する、などといっている。」
『性の民俗学』池田弥三郎  P56~57


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