【セン五スレ】について語り合うスレッド Part15at POEM
【セン五スレ】について語り合うスレッド Part15 - 暇つぶし2ch53:48
12/02/12 21:39:34.64 DwFaJ/2g
詩、小説に関わらず、文学における自由は言うまでもなく町の中にあるんですね。
だって草原の中では言葉に意味がないから。
大体受け取る人間がいなければ作品を書いたって仕方ありません。
何よりも我々は人間社会の中で生きているので「既存の型」にどうしても影響を受けています。
人間が書いて人間が読むものである以上、タブー等を破る自由はもち得るとしても、
ある種の決まり事、約束事、影響、あるいは過去作品の存在(同じものを書けばパクリと言われる)
等に制約を受けた範囲内での自由だといえると思います。

ただ、文学の「ふるさと」は草原にあります。
本当は人間の決めた約束事(シニフィアンにしろシニフィエにしろ)なんて決まっているものではなく、
何も決まっていないからこそ何をしてもいい自由が文学の源にはあります。
何が文学で、何が文学でないかを区別する基準があるとすれば、
それはまさしく草原にふるさとをもっている作品であるか否か、であると思います。
もちろんそれは曖昧だし、そんなにスッパリと区別することは難しいでしょうけど(笑)
子供が書く詩の中に時に大人をはっとさせるようなものがあるのは、
子供が未熟な語彙と文法で(町の中の自由の範囲内で)自分の思いを書いたつもりが
それが未熟なあまりに意図せず草原の中の自由へ大人を還すような表現をしてしまうからで、
こんなものは成長によって失われてしまうものだし、何よりその子の思いは伝わっていないわけで、
大人が勝手に「凄い!」と目を剥いているだけであり、文学的価値が高いわけではありません。



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