12/04/27 08:02:39.04 0U6Paff1
実際のところは知らないけど最近の若い人(この言い方嫌いですが)達は
洋画の字幕のスピードについて行けず、吹き替えでしか観ないと聞いたことがあります。
たとえば字幕の読めない人に自作の詩を読んでもらおうと思ったら
そんな能力しかない人に合わせたレベルのものを書いたらいいのでしょうか?
俺だったら「お前ら自分のこと情けないと思えよ」と思ってしまいます。
エンターテイメント小説の書き方の極意に
「バカにでもわかるように徹底的に説明しろ」というのがあります。
たとえば「チョモランマを登頂するように」という文章ではダメで、
「エベレストという山をご存知だろうか、チベット名ではチョモランマといい、世界一高い山だ、
その頂上に登ることは普通の者には不可能だ、そんな登山をするように」と書けというんです。
まぁわかる話ですが俺はちょっとイライラします。
「書いてないことを読み取れ」だの「優しく評価してくれなきゃ人間不信になっちゃう」だの
そういうバカな書き手は確かに結構います。
でもはっきり書いてあることを読み落とされて低評価されている人を見ると俺はイライラします。
同人誌で「俺の作品がわからんとは」と吠えている人はまぁ無視されていいとして、
読み手が当然読み取れることを読み落とした場合は、作者は「いや、こう書いてあるんだけど」
と指摘して然るべきだし、自分の間違いに気づいた読み手はそれに対して何か言うことがあるだろうと。
読み手はバカでいいという話なら俺は黙るしかないですけど。