12/02/19 20:46:36.54 +9Hglobq
やっと積み上げた砂を
また誰かが踏み潰す
やっと楽できると思ったら
誰かがまた押し潰す
またか
いつまで続くんだ
夕方のやまぶき色の光が木葉の影を窓に映す
ずっと昔に見た穏やかな光
あの頃は友達がたくさんいて
遊んでる時だけは楽しかった
家に帰るとそこには何もなくて
ボケた祖母が独り言をいってた
あの頃と光は何も変わらないのに
私のまわりはずいぶん変わった
祖母が死に
私を痛め付けた父がぼけ 私のまわりにいる人は変わったけど
まだみんな砂山を潰しては嘲笑う
いつまで続くんだいつまで
チラチラ揺れるやまぶき色の光が
こっちへおいでと私を手招きする
いつかあの光の中にいくんだ
そして溶けて消えていくんだ