君のセンス5段階+αで評価するよ[vol.100]at POEM
君のセンス5段階+αで評価するよ[vol.100] - 暇つぶし2ch500:  ◆UnderDv67M
12/02/09 22:02:15.89 j+eIRaSz
>>493
別にCで良いよ 思った事をそのまま言う意見ってのに価値があって一番欲しい事なんだよ

>>498
その通り >>497はただの思考の放棄

>>497
暇つぶしで嗜好している緑茶やワインなどの味や質を吟味したり
する事に夢中になれるのなら それは高尚な時間を満喫できると言うもんだ

>>496
グーグル検索に出ないんだけどw

んー 確証が無いと転載扱いで拒否する事は出来ないな
携帯やデジカメなんかで画像うpするとか…… お互いにメリット無いけど

501:  ◆UnderDv67M
12/02/09 22:07:13.00 j+eIRaSz
>>499
その裏付けがあれば ね

マジレスするとこの本スレでダラダラしている俺やお前に責任がある
実際にスレの流れ遅くなってるだろ? コレなかなか元には戻らないんだよね

まぁのんびりでもいっか いや良くないか

502:名前はいらない
12/02/09 22:17:41.38 3qjqne6A
>>499
俺はただそれら著作の原著者を指摘してやっただけなのに
べつに何も要求してないし不満なことだってないよ。

503:名前はいらない
12/02/09 22:25:12.63 2TLvTwdS
「ババ抜き」

すさんだ遊戯
手招く墓地
戸惑うキリギリス
こごえる眼球
滴る小便
芯にメスを入れ
毒に包まれた肉塊を
青く染め上げ殴り込む
特攻した拳の中で
腐敗した吐息を
まき散らし笑う死神
汚染された電撃の
ノイズを聞き笑う俺
すべてが終わった
ゲームのシナリオに
死神の頭をすり潰す




504:名前はいらない
12/02/10 00:20:41.84 zKjNd2Fg
月の明るい夜 彼に手を捧げた

地は私の足を掴む

緑の木々は私の目を奪う

青い炎はこの身を焦がして光に変わる

星が必要としているものを全て供えて生まれた私は涙を流していた




505:にゃにゃめよんじゅうごー!
12/02/10 01:44:47.22 LT1k5I1N
「もうそろそろやめようや」

1:このスレに自作ではないプロの詩を投稿(盗作)
2:投稿した意図はおそらく評価人のレベルを試すため
3:問題のプロの詩に評価人がCと評価する
4:1が発覚。だがその伝え方が少し悪かった。
5:プロの作品が見分けられないとは的な空気になる
6:猫起きる

↑評価なしで。
---

僕は昔の詩人の、知らないプロの詩が見れて満足だよ。
それでいいんじゃないかな。

506:名前はいらない
12/02/10 01:58:14.11 rB3alIbO
初めてです よろしくお願いします

「高三と雪路」

雪降り積もる通学路
大勢の黒い足跡

真っ白な雪は魅力的
僕は足を踏み入れた

鋭い音
大量の雪が忍び寄って
歩く道を奪う

ああ 今年の雪は

固かった

507:名前はいらない
12/02/10 02:21:12.75 hvF99EXc
やめようもなにも、結局気にしてるの評価人自身だけじゃないか。(おそらくだけど)
いちいち自尊心のゆらぎを露呈しちゃってることに、さもさわがしく見えてるだけなんだから
外野にしてみたら気の毒ったらない。転載なんて、ずっと前からあることなのに。

508:PANDA ◆eq3WH9ujFw
12/02/10 03:15:24.48 0yyyrncH
>>465
雨でできた街、やその他、どう想像するべきか、とっかかりがなくて困りました
読者の想像に任せるにしても、作中ではこの言葉は作者の感覚からうまれたものなので、単純に雨の街を想像しても、違う気がする。
青い魚、というのもやはりそうで、雨を繋がりにぽんっとでてくるけれど、まず雨の街が想像できていないので困りました
わずかな哀愁を感じはするものの、それだけでは最後の文にものりきれないなぁと感じましたD
>>467
SFチックなのだけど壮大さがあるわけではない、最果ての老人でなくても未来を捨てる人もいるだろうし背景が必要では
書き方次第とはいえ、いまのままではかいつまんで押し込んだような印象を受けてしまいましたD-
>>473
女児用パンツってことはオムツとれたくらいの子がいいのかな
それともミルクの香りってことは授乳中がいいってことかな
ネタにしてもオリジナリティを出してほしいですE
>>478
がんばったけどなにも思いつかなかった
せめてなにか感じさせてほしいE
>>481
中盤は想像させられたので、悔しいけどちょっと評価したい
まったく詩的さはないけれど、中盤のおかげで>473より格段にいいと思いましたE+
>>489
説得力がないと思う、人生の喜びはプライスレスですE
>>490
構図がよくわかりません。行き止りの塀の向こうに君がいて、振り返っても君がいて
この短さにするなら、これ以上にないほど忠実に描写して、そこにこれでもかって渾身の一句がないと、面白くならないと思いましたE+


509:PANDA ◆eq3WH9ujFw
12/02/10 03:53:07.69 0yyyrncH
>>494
たぶん、すべての言葉を反転させて読むとそれが作者の気持ちになるのだろうかと思って読んでみましたが
前回投稿されたものよりも丁寧さがなくなって、自動筆記をしたような印象を受けました
推敲なし一筆勝負(推測)、読者も1回限定で感性だよりに読むのがいいタイプな気がします。D-
>>495
煙突がかわらない風景の象徴になっていることが伝わらないです。そう書いてあるから、そうなのであることはわかりますが
煙突に執着する気持ちがわからないですD-

510:PANDA ◆eq3WH9ujFw
12/02/10 03:54:50.05 0yyyrncH
未評価(>>491)

>503 >504 >506

再評価 >459

511:名前はいらない
12/02/10 10:27:36.65 P09Hnjbj
<<468 がまだ評価されてないのでどなたか評価くれると嬉しい

512: ◆HDMUcC9vFA
12/02/10 11:20:12.53 0rO5klcu
>>509
今度こそ何かに呑み込まれずに生きていこうと、精神的な死から抜け出そうとする自分を叱咤激励しながら書いた詩だよ。
自動書記なんてものは、しないし出来ない、私は、混乱することはあるかもしれないけど、
自分以外の何者にもなりたくないと強く思ってるし、誰かの気持ちをわざわざ詩にする趣味もない。裏言語とかも面倒だから使わない。
推敲不足は、そうだね。言葉に変換出来るまでに何年。とかのトロ子だけど、ちょっと焦りがあったから一週間くらいでとりあえず書いた。
もし、気味の悪い思いさせてたら嫌だし、詩板にも心配な人が何人かいるから、話ずれてるけどこれだけ書かせて。


513:  ◆UnderDv67M
12/02/10 18:42:37.93 U3mamodX
おいお前らこのフリーソフトやってみようぜwww すっげぇ面白そうだぞwww

8月7日の雨宿り
平和な日常のちょっとした緊迫状態を描いたADV
URLリンク(www.vector.co.jp)


おいPANDA ◆eq3WH9ujFw お前もやるんだよ 俺1人とかつまんないだろ

514:名前はいらない
12/02/10 20:13:06.02 m4Ezn8W5
>>468 ぱっと見て分かりにくいです
分かり易いのがいいという立場で書きますので、
そこらへんはご容赦を

ご自身の空虚が、「空虚」の一言で表わせないから、
色々と書いたのだと思われます
「爪先がこわがった
どうやら受容器は肘のうちがわなんだ」
ここが特に分かりにくく、「空虚」とのつながりが見えないです

具体的に、分かり易く、比喩も分かり易さを補強する意味で

3行目までが本体で、その後は行き先を失っている感じがいたします
3行目までを掘り下げましょう。 D

515:名前はいらない
12/02/10 20:21:54.36 m4Ezn8W5
>>459 何か足りねえと思っていたら、あれだ、
貴方にとって、「青春」ってなんだ?って事です
あの白い球でもいいですけど、
とにかく、ノスタルジーという一言だけではもの足りない
花に仮託した隠喩をやってもいいですけど、ちょっと難しい
言ってお仕舞なさい 言おうとすれば、適切な比喩が出てこようというものです
青春とは何か?「日向ぼっこ」であり「冷たい床」であり、「暗い部屋」であり
もっと具体的に「部活」「恋」「勉強」「仕事」「人妻」
ひと、色々ですな
花は、花であってもどんな花か あなたの青春に相応しい花を探してください
D

516:名前はいらない
12/02/10 20:23:04.20 Y+wI8Mwh
>>515
>>459の評価ありがとうございました。

517:名前はいらない
12/02/10 20:41:21.53 +gsSaEVW
「はじめての家出」

未知との遭遇ってすげえな
はじめて母親以外の女性のおっぱいを舐めたような
そんな新鮮な世界を感じた夜のことを話します
高校くらいになって東京行くこと許されてきた頃
家の中にいると鬱になるから
机の引き出しからタイムマシーンに乗って
江戸時代のソープランドに行って
ちんこを置いてきました

518:にゃにゃめよんじゅうごー!
12/02/10 20:41:55.38 LT1k5I1N
>>468
手法としては、ギャグ漫画家うすた京介の意味不明ポエムに似ています。
ポエマーお花畑&内省で笑いを取る形の詩ですね。
バージン。なんという素晴らしき響き。

ユニコーンといえば私はセラムンSSの
ちびうさとユニコーンが夢の世界の空を飛ぶシーンを思い出します。
195話「ちびうさの小さな恋のラプソディ」という話のワンシーンです。
馬と幼子の恋を描くとはさすが武内直子&幾原邦彦。変態です。
セラムンSSと言えばED曲「“らしく”いきましょ」が秀逸ですよね。
カットアップ素材として秀逸なのに誰も手をつけていないのが残念でなりません。

私もこれからこの話を見返そうと思います。
というわけでSS評価をどうぞ。

519:にゃにゃめよんじゅうごー!
12/02/10 20:42:51.54 LT1k5I1N
やっべ、またレス番間違えた。取り消し。

520:名前はいらない
12/02/10 21:02:06.67 55Taeo/a
ことわざ

だからお前はすべてのものの
兄弟姉妹にならなければならない、
 も の とお前がすっかり溶け合って、
自分のものと、ひとのものとを分かたなくなるように。

星ひとつ、木の葉ひとつが落ちても―
お前が一緒に滅びるようでなければなければならない!
そうなったら、お前もすべてのものと一しょに、
あらゆる時によみがえるだろう。

521:名前はいらない
12/02/11 00:22:54.01 3qJIegQs
>>514

つま先が怖がった ってのは空虚を恐れたって意味で書きました。そして空虚を感じるとこが 肘の内側 です。
全体的にですが、特に最後から三行は"た"と"だ"のリズムを意識しました。

次はもっとわかりやすさを意識してみます。
評価ありがとうございます 。

522:名前はいらない
12/02/11 01:55:44.93 CJhOlz5o
「鴎」

浜辺の硝子窓を開けば
海岸線には不変の沈黙と耳
惰性的に発する心は飴細工を遮り
放置される愚鈍と
水呑場で死ぬ冷たい鴎をからかう

萎えた
柘榴を一つ潰す
親指と人差し指
その隙間を拭う様に
猿島は上昇し
経度から経度へと揺れるだろう
それは拘泥の形を変える色彩で
声は涸れ脚をも間違えた鴎を
瓦解しかねない飛び方だ
腰掛ける事もできずに
上唇を噛み締めながら目論む皺
諧調を辿って悦ぶ指先
錘から誘われる透明の森をも
ただ無意味であると
無能の内臓に響かせた

一つ呼吸を遅らせて
もう一度
猿島を仰ぎ見る

琥珀色に散らばる鴎の涙が
驟雨となって私に降り注いでいる

523:PANDA ◆eq3WH9ujFw
12/02/11 03:42:24.94 sT2tsFhm
>>513
いま海外から借物PCつかって見てるんですが、そのせいかインストールしてもうまくソフトが動かなったです


>>503
私がもしこういった作品を書くなら、土台を先に作ります。世界観だとか作品のベースになっているものを、自分の頭の中から作品の上に作ります。作者が飛躍する表現についてくるための足がかりです
そうしなければ、作中でいう毒、肉塊、青く染上げ殴り込む、特攻、腐敗、汚染された電撃、ノイズなど言葉だけになってしまうと思うのです。
読者は何を見いだせばいいのかわからないので、ただ読み流して終わりになってしまうと思います
作者の感性の高さに読者をひっぱる技術がなくてはならないし、試みる姿勢が大事だと思いますD-
>>504
もっと書いてほしいと思いました。これだけでも浮かぶ光景はありますが、それだけで十分作者の言いたいことが読者に伝わっているとは思いませんでした
例えば
>地は私の足をつかむ
なにかに歯がゆさを感じてることかもしれないし、実際の草とかが歩行を邪魔してることかもしれないです
それが作者に足を掴まれていると感じさせたのでしょうが、個人的にであればその心の経過が知りたいですし、
もっと具体的に書くなどの工夫が必要だと思います、読者に想像させるには弱く、訴える力にならないと思いましたD-
>>506
黒い足跡、というと踏むとアスファルトが見えるくらいでしょうか
量は少ないですしあんまり硬いはずはないと思うので、きっと作者はそう感じたということですよね
その辺りはもっと表現するべきです。
また、鋭い音ってどんな音でしょう。カキーーーン!とかバキーーーン!とか想像しました。
雪ですからそんなわけはないのですが、作者と読者の間には深い溝があります。言葉を通して音が聞こえるといいなと思いましたD-


524:名前はいらない
12/02/11 10:39:46.53 wxm0xVv+
>>507 ポルノグラフティだっかな?
下手な詩があったのでD-つけたら、プロだとかいうので
びっくりした事がある これでもプロかよ?ってね 
どっかのバンドで「稲穂」だっけか?貼られたので下手なのあったな
お気に入りのプロの詩が酷評されたら嫌な気分になるだろうから、やらん方がいいよ
阿久悠くらい上手なら、逆に一発でわかる
要は、評価人を試すつもりで貼るということは、レベル的に紛らわしいものということなんで、
DやC喰らっても不思議じゃないよ

525:名前はいらない
12/02/11 17:05:20.48 Sh0AHDLN
レコチョクやオリコンのチャートで上位にのさばってるような平成の歌手の歌詞を否定するのはま
だ分かるんだけど、=で作詩家や作詞家そのものの程度を引きさげてしまうのはおかしいでしょ。
取り分け、このスレに転載されたものとポルノグラフティをカテゴライズするなんてことはだよ。

526:名前はいらない
12/02/11 17:57:21.50 McFSe0A3
>>525 なんとでもとれる曖昧な書き方して判断力を奪うなよ
プロだろうとなんだろうと、ヘボはヘボだ
それとポルノはここに転載されたものと一緒にするべくもない低レベルという事でいいか?

527:名前はいらない
12/02/11 18:23:24.94 Sh0AHDLN
>>524
その前に、試すとか試さないとか、転載した人の真意なんて俺のしった事ではないよ。
有名なコピペだけど、川端康成の雪国からぬきだした見るからな美文を、横柄に振る舞うコテが
何もしらずに酷評してしまう、というのがあって、つまり、そういうことも少なからずあり得るとは思う。

>>526
低レベルとは思ってない。ただ、言語情報、聴覚情報、それぞれに適するようにしたためられたテクスト
を、交わることもないのに交わるようにどちらも変らない基準で評価しちゃうのはどうかと思うよ。

528:名前はいらない
12/02/11 18:23:54.88 sT2tsFhm
あれはどこかの海岸線
集めていたのは硝子の石
大人になるまでの日を指折り数えて
硝子の中では半解した夕日が海岸を包みこみ
沖を染め、砂を染め、いくつかの綺麗な夢をつくっていた
そして閉じられる手のひらにからっぽを握って
引潮に連れられていく
砂は遠ざかり、足の下で深く眠っている
ひとつの波に、浚われる温度だけ
砂を削りながら私の中に満ちていた
口移しされた彼女の愛を飲みこんで
幼い私がいくつかの水泡を吐き出していた

光が水の底へ、沈もうとするのとも違う
あの夕日の残りが私を抱いて
硬く瞑った瞼に彼女は影を射す
拒絶できない口づけの中で
思い切り叫んでやりたかったのに、
声の代わりに出たのは、やっぱり泡だけで
それがひとつ、
うあん、と響いて小さくなった
いっそ窒息してしまいたい
これが私の海岸線だった

そして指は開かれて
投げ捨てた硝子から
私は産まれました

砂に塗れても、いくつもの反射の中で蘇る海岸線に
取り残されたあれは母、だったと思います
硝子色の大きな泡の中で眠っているあれが
愛だったのかもしれない
最後にうわん、と響いたのは背後でだったから
私は目を逸して去るだけでした


529:ちーちゃん
12/02/11 20:09:54.64 49ZlWF/3
変なイタズラをするから上の詩もその上も大巨匠の作品にしか見えなくなっちゃったんだけど。
でも>>517は違うな。VIPからき☆すたとかそうゆうのだな。

530:名前はいらない
12/02/11 20:29:51.95 iMSYOC2v
>>523

>>506です

大学受験に失敗した学生の視点で書きました。
雪の固さで受験の辛さを表現できたらと思ったのですが…
その表現が足りなかったのですね。

次はその点の表現やリアリティに気をつけて
読者との溝を埋められるように意識したいと思います。

とても勉強になりました
評価ありがとうございました。

531:にゃにゃめよんじゅうごー!
12/02/11 20:41:50.08 lzLXBdfp
>>528
巨匠ではないけどセミプロ以上ではあるね。
少し硬質なファンタジーから胎児の原風景そして母の存在と孤独に繋げる、そのラインが美しいもの。
個人的にお金出してもいいかどうかというレベルが評価C+とB-の境界なんだけど
素直になんか奢るからもっと書いてよと思いましたね。
好みの詩なので色をつけてB+かな。

532:名前はいらない
12/02/11 20:57:03.49 D2oCoYnD
結果的にどっかからの盗作だったけど上にあったランランの詩みたいなの好きだな
ああいう童話のような言葉は分かりやすい単語を選びつつ
語感のいい、リズムを感じる詩ばかり集めた詩集が合ったら買ってでも読みたい

533:雑草 ◆je5cNlouiI
12/02/11 22:25:52.79 bcbCI3hn
>>517
申し訳ないですけど、全く楽しむことができません。因果関係もグダグダですし、詩としての体もなしていないです。
しかし、何やら不思議な魅力があるのです。東京に行くのを許されたから、江戸にいくっていうのは、漫画なら
面白い発想だと思います。未知との遭遇ってあるように、これはSF詩なのですね。題も魅力的です。D+

>>520
これは面白くてわかりやすくていいです。ひとつの、哲学的思想のようなものが述べられていて、その原理は
詩的です。この思想の、根幹、根拠といったものにまで及んでいれば、さらに素晴らしい詩になると思います。
ただ、題がわからなくて、ことわざっぽい内容だよ、というくらいにしか受け取れなく、申し訳ありません。D+

>>522
最後の方になって、おおっと思いました。終わり方素晴らしいです。いろんなイメージに溢れていますが、
それが結実しているのが、終のところだけです。それ以外は、イメージを持ち出してきているのはいいけど、
そのために内容が散漫になってしまっていると思います。そうしないためには、もっと長くして、丁寧に
イメージを拾って展開しなければならないでしょう。D+

534:雑草 ◆je5cNlouiI
12/02/11 22:31:51.41 bcbCI3hn
再評価希望の>>459

青春を花びらに例えるところが、詩的で柔らかな印象です。魔法使いというのも面白い。青春の内容についての
言及がもう少しあったほうが、バランスが取れているように思います。ノスタルジアの花びらに浸るというところは、
表現間違い(あるいは不足)ではないでしょうか。
もっともっと感傷的になって、青春の哀歌を切々と歌い上げて欲しかったように思いました。D+

535:名前はいらない
12/02/11 22:34:18.00 sT2tsFhm
>>531
ありがとうございました。
いますごくタイヤキが食べたいです。皮がぱりぱりふわふわのやつです

536:名前はいらない
12/02/11 22:34:17.51 VpNU9EV4
みかんいろの恋

あなたのくちびるが
わたしの部屋につきささって
逃げ場なんかありゃしないわ
だめねわたしいいわけばかりの平人間
あなたの思いにすこしだけ応えたいから
あなたの勇気をたくさんわけて

迷惑です
つきまとわないでください
警察にも相談にいきましたから

537:にゃにゃめよんじゅうごー!
12/02/11 22:56:18.85 lzLXBdfp
>>535
コテハン補正は入れていません。
>>536
ポジネガ反転系と言いましょうか。そのような詩です。
そして全体として短いのは一撃必殺のギミック。最後の文で裏切るという手法です。
しかし、確実にトドめを刺すためにはもっと偽装が必要だと考えます。
それに平人間というワードで女子っぽさが少し抜けていますね。
D評価とします。

538:名前はいらない
12/02/11 23:07:43.96 k7pLP6ZP
>>534
再評価ありがとうございました。

539:ちーちゃん
12/02/11 23:21:02.81 xFNAS5hE
「夕方にわか雨」

流れて行くのは千切れた雲
置いていかれたのろまな雲
そろそろ行くよと出掛けたけど
見送る空は返事もしない

カラスがすうっと
追い越したダミ声の気分
僕は地上から
ホースを構えたスナイパー

夕暮れ空にションベンかけて歩き出した
地上九十センチのにわか雨

遠くへ行くのは千切れた雲
置いていかれたのろまな俺
そろそろ帰ると踏み出す足の
踏む土も紅き世界に

紅き世界のにわか雨



540:名前はいらない
12/02/12 00:05:51.39 Qc5ejPK9
首まで湯に浸かりながら

シャワーから冷水をひねり出す

さわやかな香りと 澄んだ空気が広がって

眠かった頭がしゃんとする

そして私は また旅に出る

541:名前はいらない
12/02/12 00:08:53.97 bjGknP+9
>>539
具体的な風景を重ねて、心の情景を映す。
私が本当に歌いたかった詩はこういう詩だと思った。


542:名前はいらない
12/02/12 01:46:06.47 vOJ3nKTv

ああ今日もまた雲は流れて空は流れず
ああ明日もまた人は流れて僕も流れて
純粋になりたい夜を君と汚して
音楽と言葉の隙間に流れ込むことはできない

殉教者になりたくて
できたてのアスファルトの上を歩いてる
心中したってよくなるまでに
僕には三か月も持たなかったよ
走り出すことはできなさそうだから
死ぬまで有酸素運動にいじめぬかれるだけ

十二月には宇宙みたいな夜を
粉雪が舞っていた
夏の終わりに見た最後の陽炎を
猫みたいに追いかけてた

ああ、今日もコバルトブルーの憂鬱が
ビルの間に流れてはアスファルトに溶け込んでいく


543:にゃにゃめよんじゅうごー!
12/02/12 02:28:21.41 iTR7GpWl
>>539
コテハンなのでスルー。
>>542
詩を書く人と読む人との壁というのがあります。
書く人は詩の背景を全て知っている、しかし読む人は前情報が0で、この差が壁というわけです。
この壁の向こうに行くためには壁を無効化するヒントが必要になります。
よく詩において「惹かれる・惹かれない」と言われるのは、惹かれる詩には絶妙な位置にヒントがあり、
ヒント通りにパズルを解けば向こう側に行けるからです。
では>>542はどうかというと、書かれた単語を読み解こうとしても壁が無くならない。
言いたい・伝えたい事はわかるけれども。
私としてはD-という評価になります。不服でしょうから他の評価人の再評価を私から求めます。
というわけで結果をお待ちください。

544:名前はいらない
12/02/12 03:48:44.22 zzaM1+G/
>>539
>カラスがすうっと
>追い越したダミ声の気分
声とカラスがすうっと飛ぶというところは正反対だと思いました
ダミ声の濁りには、飛ぶように通るような音とは異なる気がするのです
1連目の語り手、2連目のホースを構えた僕、置いていかれた雲に投影される俺、
何が繋ぎあっているのか、うーんすっきりしない、と。整合性が欠ける、伝わらないと思いましたD-
>>540
何故?というのが欠けています。
湯船に入ってるのにシャワー、まずこれ自体不思議なことだと思うのですが
これをしようとしたところに作者の心があるのだと思いますが、書くべきだと思います
そして旅に出る。これも、なぜか?というのが伝わるようには書かれていませんE

未評価なし

545:名前はいらない
12/02/12 06:34:21.01 9dNOZm1d
何故?

546:ちーちゃん
12/02/12 12:42:31.25 yEtWqGd4

関西弁が怖くて堪らない
ネットで見付けた中年男性の悲痛な叫びは
俺の足を道頓堀へと向かわせた
「これは酷い…」
行き交うおばさん、学生、OL、サラリーマン
全ての人間がイガイガの棍棒を肩に担ぎ
片手運転でハーレイディビッドソンを転がしている
ブオンブオンブオン!!
「お前ら、世紀末の田舎パンクスかーー!!うるさいんじゃー!」
頭に来た俺は力の限り絶叫した訳だが
一瞬で自分の言葉に疑念を抱く事となる
"果たして新世紀をむかえて間もない現在、世紀末の~と言う表現が有効なのだろうか"
関西人A「なんやと~ワレエ、もういっぺん言うてみいや~」
私「ですから、あなたたちはそのー…」
関西人B「ハッキリ喋れやボケエ、オマエさっき世紀末がどうのとか言うてたやろー!」
私「言いましたけど、そのお…」
関西人A「な!?北斗の拳みたいやろ!」
関西人B「ちゃうわーオマエ、マッドマックスやっちゅうねん」
関西人A「マッドマックスはカワサキやけどな。まあ、どっちでもええっちゅうねん。」
私「はぁ…」
関西人A「ところで、このバイクはなあ…」
結局自分のペースを最後まで取り戻せ無かった俺は
地元に帰った後もコンビニでバイク雑誌を読みふける日々を過ごす事となってしまった
自分の第一声に感じた疑念を打ち消す事は容易ではない
しかしこの敗北は多くの関東人にとっての肥やしとなるだろう

547:名前はいらない
12/02/12 17:26:36.47 9jGwGsnE
「サンタクロース」

君に与える
プレゼント

いー
でぃー
いー
しー
まいなすでぃー

明日も
届けに
くるからね

548:  ◆UnderDv67M
12/02/12 17:56:35.62 d5xHJbU8
>>523 40年前くらいの詩がすぐ出てきたり海外から評価活動してたり
過疎板で100まで伸びるスレッドは流石一味違いますね レベル高いね

>>525
「平成の歌手」ってだけで分かるなよw 酷過ぎるだろw
低レベルでも適当でも良いから批評できる眼識くらい持ち合わせて生きろ

>>527
議論スレでやれ糞名無し(憤怒

>>528
厳正に言うとマルチ扱いだぞ 一言書いとけよ せこいんよ

>>532
有力な根拠無しで盗作だと結論付けちゃう辺り甘いと思うよ

でもあの終盤の流れは如何なモノなのか

>>543
当然作者本人からじゃないと再評価なんて受け付けられないよん


未評価(>>510

>546 >547

549:ちーちゃん
12/02/12 19:16:06.88 yEtWqGd4
転載転載と言えばじつは僕は>>354の詩の感想を書かせて貰った事がある。
うーんとどこでだったかな?セン五とかいうスレだったかな…

550:ちーちゃん
12/02/12 19:17:16.91 yEtWqGd4
記憶に残る名作です!

551:名前はいらない
12/02/12 19:34:25.65 b1nkko3F
 「イチゴミルク」

 暗い中 互いの息の音響いた
 互いの汗 相手にこすりつけた
 君を想う愛しさが 激しく体を動かした
 痛がる君は黙って我慢して
 猛るボクを受け入れた

 横たわる裸の君 ベッドに腰掛けるボク
 うつむいた先に見えるのは
 ティッシュについた 赤と白が混じったイチゴミルク
 飲んだことのある それとは違う
 いつまでも残る苦い味

552:名前はいらない
12/02/12 19:50:36.00 6ikWBCkN
◆UnderDv67M
このコテは未評価をまとめてばかりいるけど、作品は投稿しないのか

553:ちーちゃん
12/02/12 21:40:28.48 8QTfbkd4
>>544
ありがとうございます。折角なので弁明を。

> >カラスがすうっと
> >追い越したダミ声の気分
> 声とカラスがすうっと飛ぶというところは正反対だと思いました
> ダミ声の濁りには、飛ぶように通るような音とは異なる気がするのです

すうっととダミ声は別物ですので、ソプラノに変えて整合性をもたせるのには抵抗があります…

> 1連目の語り手、2連目のホースを構えた僕、置いていかれた雲に投影される俺、
> 何が繋ぎあっているのか、うーんすっきりしない、と。

野外でオチンチンを露出して放尿しようとする「僕」
のろまな雲にさえ置いていかれた「俺」
人称などは対する相手、心境などにより変化する方が自然な物で、
後から「こちらではこうしたから」と消しゴムを掛けることのほうがその想いそのものを消してしまう事と僕は思います。

554:名前はいらない
12/02/12 23:32:00.10 vOJ3nKTv
>>542
再評価お願いします

555:名前はいらない
12/02/13 00:06:04.88 jKz26Dm5
「始まり」

朝昼夜朝昼夜朝昼……
続く、めぐる、
時間のわっか
断ち切って
始まりにする
断ち切ったのは自分

だからいいのだ
暗い夜の底
それを始まりにしても
投げつけられる救いのない言葉
それを始まりにしても

勢いでつかんだ
始まりの切れ端
続く先に
対になるもう一方の切れ端が
見えたけど

それに名前はつけないことにする

556:PANDA ◆eq3WH9ujFw
12/02/13 03:28:38.89 sZ12d0f5
というわけで結果をお待ちください。

>>542 再評価
音楽と言葉のすき間に流れ込むことが
語り手の信仰だったのだろうか。
そう考えるなら精神の飛躍しようとする姿勢が、2連目以降に見て取れるとも思えるけれど
飛躍というのは、慎重に行わないと読者はついていけないものです
ここにメロディーがない以上は慎重にならざるを得ないと思います。
或いは韻律を取り入れるか、読者が立つ土台か作品を一貫するイメージが冒頭に欲しいと思いました
いまは不十分だと思います

>できたてのアスファルト
>心中したってよくなるまでに
>死ぬまで有酸素運動にいじめぬかれるだけ

具体的にこういうところが、読者をおいけぼりにしていると思いました
イメージを作りにくい描写で、進行が飛躍するものだから、私 ポツーン。
言葉に詩情を読みにくいのです。雰囲気だけはわかりますが
読者との壁を無視しているように思います

>十二月には宇宙みたいな夜を
これはまぁ想像できます。ただ出てくるのが遅いし、これだけでは1連目の夜とも重ねにくく粉雪にも思いを重ねにくい
そして夏との対比、陽炎を思い起こすことに感慨がわきませんでしたD-

557:PANDA ◆eq3WH9ujFw
12/02/13 03:29:32.05 sZ12d0f5
余計なところまでコピーしてた!はずかし!

558:名前はいらない
12/02/13 15:55:54.71 v4w5QVY3
>>556
>>543
いろいろと参考になりました。
ありがとうございます。

559:名前はいらない
12/02/13 18:42:37.23 DnGzjk2O
  (^q^)
         /   ヽ      現実は いつもぼきに選択を迫る
        | |   | |       ぼきは それがたまらなく嫌なのだ
        | |   | |        ならば逃げよう その先に何があろうとも
        ||   ||        その現実からも 逃げてみせよう
        し|  i |J         ぼきには この生き方しかできない
          .|  ||
         | ノ ノ
         .| .| ( 
         / |\.\
         し'   ̄



560:アゴヒゲ掲示板を守る会
12/02/13 19:32:18.99 q0uQayg4
>>559
転載カスボケ糞VIPPER!!アゴヒゲ掲示板の面汚しがああ!!!E!(;o;)rx

561:名前はいらない
12/02/13 21:38:47.30 q0uQayg4
>>555


562:名前はいらない
12/02/13 21:40:32.46 Jdls0Nl+

車のライトが延々と続く道路
スローモーションで対向車が飛び込んでくる
押し潰されて
空中に紅い華が咲く
大輪の赤黒い花が夜空に拡がる

手を離せよ
オレまで落ちるだろ
笑顔で振り向くとそこにはぽっかりと闇

宝石みたいな極彩色のライトが夜空にちりばめられる

極彩色の感情が宙を舞う


終わりの少し前




563:名前はいらない
12/02/13 21:51:30.12 q0uQayg4
>>555
クイズ形式ながら誰もが正解するであろう伏せられた切れ端の名前。
これは作者の意図をあやふやにするばかり。
目視できる程小さな時をつかまえたことを勿体ぶって話している。
切れ端の意味を知り名を呼ぶ事のみを拒むなど単なる誤魔化しに過ぎない。
と、言うよりすでに読者の心に「終わり」の文字を置いている。
単なる言葉遊び。
作者の意図が見えないので成功か失敗かすら分からない。D-

564:名前はいらない
12/02/14 03:07:52.67 HJ+2H4fK
きっと途中で離ればなれ

あなたは重金属でできている
だけれども私はいくらか軽いから
あなたと一緒に深海には行けない
きっと途中で離ればなれ
きっと途中で離ればなれ

すべては鉛は空気に分けられる
わたしは軽すぎるわけではなく
かといって重すぎるわけではない
だから雨の生まれた場所も
最後の最期の行きつく先も知らない
だからだれと一緒でも何年か先は
きっと途中で離ればなれ
きっと途中で離ればなれ


565:山田波々
12/02/14 12:34:40.50 bXmYCONY
>>562
映画のワンシーンみたいでヴィジュアルが浮かびます。
とは言え描写は不足していて、読み手の想像力に任されている部分は多め。
対向車が飛び出してきたぐらいで空まで赤くなるような事にはならないだろ
というデフォルメというか不思議感はありますが、映像ならもっと説得力をもって同様のことができそう。
あるいは危険物を積んだ大型車がひっくり返ればありえることかも。
全体的に文章表現ならではの魅力が薄く、映像に負けてしまっているように感じます。
「極彩色の感情」だけが文章表現ならではですが、抽象的すぎるし、弱いです。
詩作品としても詩表現としても「ただ書いてみただけ感」が強く、
強い「表現への意思」等何も感じるものがありませんでした。評価D

>>564
読後感が薄いです。
重い、軽い、中途半端の位置説明と状況説明に終始していて、
描写がほとんどないためだと思われます。
説明の裏側に「だから私は誰にもついて行けない」という悲しみのような感情は見えるわけですが、
ツッコミますと「じゃあ中途半端なひとを探したらいいんじゃない?」
「すべては鉛は」は「すべては鉛と」のミスでしょうか。
極端な気がします。「深海」「雨の生まれる場所」と限界は設けているわけですが、
そのふたつの間にとどまる存在が1番多いような気はしてしまいます。
離れ離れになるのは結局主人公にやる気がないからで
離れ離れにならざるをえない宿命のようなそんな悲しみは一切感じませんでした。評価D

566:555
12/02/14 18:35:22.04 MR8lPfoY
>>563
うー、手厳しいです~
何にでもくる「終わり」をどうにか消したかったのですが、どうにも消えないですね…もう一回修行してきます
評価ありがとうございました

567:名前はいらない
12/02/14 19:16:23.76 woWYWYJ4
「雪の日に」

雪は
汚いモノをどんどん隠す…
そう、どんなモノだって
その白さで隠してしまう

雪ってさ
冷たくって白くって
音もなく降ってきて
いつの間にかこんもりと積ってるんだよね…

こんな雪が良く降る日に
カワイイスピッツのあのコはいなくなった
きっとね
雪があんまりあのコがちいさくてカワイイので
隠してしまったのかもしれないね

こんな雪の日なると思いだすんだ…
いなくなったあのコ
なくなった自転車
見つからなかったいろんなモノを

568:nil
12/02/14 19:36:44.25 Y8NH4QNp
「意味不明ポニョ4~バレンタインver.~」

別れ際のあなたの笑顔が忘れられない

2011年3月
陽光射す画廊で僕らは最後のキスをした
「ポニョ、元気でね」
あなたはそう言うと、絵画の住人となった
それは永遠が施した体温の刻銘であり、
長い長い物語の終焉であった
僕らは混沌に立ち向かい混沌に飲まれ
混沌の中で愛を語り合った
常識と名のつくものは幻想となり
中空を漂い続け、地面に足をつける者は闘争の奔流に押し流された
画廊はそこだけが唯一の安楽の地であるように
暖かく光り続け、僕らはそこで逢瀬を重ねた
そして荒廃した世界に横たわる暗黒の歴史が僕を死地に向かわせたが、
神によって唯一、体温を許されたあなたの手が僕を救った
「女というものは果たしてこんなにも温かいものだっただろうか」
僕はその疑問を反芻したが、あなたの左手は霊性を伴って
柔らかく発光していた
それは夜空に揺らめく海月のごとき官能であり
あなたという存在の疑う余地のない煌めきであった

「ポニョ、愛してるよ」
暗闇の中で囁くあなたの声はこれからも
僕を強固に支え続け、僕を導いてくれるだろう
僕の歴史の中であなたの笑顔は永遠であり
その輝きは女神のように完全なのだ


569:名前はいらない
12/02/14 20:49:56.08 aaPqka17
>>565

ありがとうございました。

570:名前はいらない
12/02/14 21:04:56.99 +yn+DKvG
唯、生存の条件を買い漁る為の仕事

ただ、何もせず喰い散らかす時間

唯、唯我を騙り何も絆し得ない怠惰

ただ、愛す事も愛される事も無い日常

唯、執着する意味の無い自身

死に場=無し 生き場=無し
自称=白痴 他称=廃人
痴(し)に場=無し 行き場=無し
目標=白痴 現実=廃人

無と無しか絆(つな)ぎ得ない等号
内と外とじゃきっと不等号




571:にゃにゃめよんじゅうごー!
12/02/15 00:34:14.47 UFkMFjNR
>>567
最初に「スピッツ」を使う場合、音楽バンドの「スピッツ」と分けるための工夫が必要です。
加えて「カワイイ」「スピッツ」を繋げると謎な印象になります。
これも分ける工夫が必要です。「カワイイ」自体は良いけれども。
そして三点リーダは多用しない方が良いですね。

詩全体を見て一連目に「汚い」を入れる要素は無いと思います。
四連目「こんな雪の日なると思いだすんだ…」は蛇足かと。
この文が無くても回想は成立しています。

内容について、雪の日のセンチメンタル情景ですが、
一歩間違えると“雪の日に女の子が誘拐された”ようにも読めます。
どちらかを確定する言葉が入っていないのが原因ですね。
作者側としてどちらを狙っているかわかりません。

詩の評価として
“雪の日に女の子が誘拐された”ならばD、
単に雪の日のセンチメンタル情景ならばD-。

>>568
コテハンなのでスルー
だけど個人的に大好き。

>>570
A=B=C C=Aではないというのを最後に書いてくれてよかった。
ちょいラップ入ってますね。D-

572:名前はいらない
12/02/15 00:36:33.87 r/IPD6P9
>>570
何もせずと言うが我を騙り食い散らかしてんじゃねえか。
執着する意味もない。それでは執着する意味とは何か?
陥った悲劇の必然を現さねばイコールで繋いだ言葉遊びは軽く上滑り
これでは誰も廃人の称号すら与えない。E

573:名前はいらない
12/02/15 01:25:49.90 Pj7p5XuR
「ほら、おかしくなる前に
自己防衛すんだよ
現実逃避だって
ひとつの現実なんだろ
頭ん中で生きてたい」

クソみたいな授業を前にして
僕は思わず目を閉じんだ
頭ん中で生きてたい
夢と現実との違いはなんだ
俺にはわかんないんだよ
悪夢なんて見ないから


574:名前はいらない
12/02/15 03:27:08.83 pCsvK6ey
「唇と夜の隙間」

上手くタバコも吸えない唇から
北風に震えた吐息が散り散り大気に溶けたのさ
ミルクよりは薄いくせに雨よりは軽い
そんなため息にも似た吐息に応えて
ギチギチとネオンが鳴いたのから
恥ずかしがりやの6等星は眩しいからと居なくなったんだ

ギチギチうるさいネオンは6等星を追い出したのを良い事に
辻に立つ厚化粧の女たちの輪郭を薄ボンヤリとさせては
万華鏡を気取っては子供を街から遠ざけている
俺は雛鳥みたいに口をあけてそれをニヤニヤ眺めては
ため息にも似た吐息を高度2mに後悔よりも速く打ち出すんだ

北風が強いからちゃんとしろとダウンに閉じ込めておいたガチョウに言えば
俺のいびきがうるさいと文句を言って出ていっちまった
あまりに寒くて仕方ないから昼間の稼ぎを厚化粧の女に渡して
春の真似事をしながら少しだけ笑ってはウイスキーを呷るのさ

あまりにも寂しい夜の隙間だから
ネオンがギチギチうるさいから
ダウンはぺしゃんこだから
財布だってスカスカだから
せめて唇の隙間は埋めたいのさ

それくらいはいいだろう
なあ いいだろう

575:名前はいらない
12/02/15 03:34:37.68 pCsvK6ey
未評価(>>548から引継ぎ)
>546 >547 >551 >568
>573 >574


576:名前はいらない
12/02/15 06:45:10.89 r/IPD6P9
>>573
誰もが頭ん中で生きてんのは大前提で、それがぶつかり合いながら形成せれるのが現実だろ。
屁理屈にも説得力を持たせるなり、わからないならわからないなりに美しさや醜さを見せつけるのが詩であるのだが、
これではわからねえならスッこんでろと言われるレベル。D-

577:名前はいらない
12/02/15 10:15:08.92 K5s99z4/
>>539
 最後のところ、なんかこれあれじゃないかな、
「紅き世界のにわか雨」
紅き世界っていうのは夕暮れで赤く染まって見える風景のことだと思うんだけど、
ちょっと単純簡単な表現なうえどういう景色なのかわかりづらい。
「紅(あか)土のうえに にわか雨」
僕ならこう、表現したい。想像したらこんな風景が出たから。

 「夕方」「夕暮れ」「紅き世界」同じ意味内容で言い方変えただけ。ここにどんな効果があるのか?
問うた時、答えが出ないようなら、やる意味はない。

 夕方は風景と時間と空間という広い意味を含んでいますね。
夕暮れは同じ風景でも時間のほうに寄っていると思います。夕暮れのほうが同じ夕方でも時間が限定されていると思います。
何時から何時までを夕方といって、何時から何時までを夕暮れというのかですね。

 おそらく夕暮れの数分の間の出来事をうたった詩だと思いますので、時間を限定できる夕暮れで題名を統一するのがよいかと思います。

 題名「夕暮れにわか雨」でも、これだとかっこわるいので、僕だったら接続詞を入れて「夕暮れのにわか雨」

「夕暮れのにわか雨」

流れて行くのは千切れた雲
置いていかれたのろまな雲
そろそろ行くよと出掛けたけど
見送る空は返事もしない

カラスがすうっと
追い越したダミ声の気分
僕は地上から
ホースを構えたスナイパー

夕暮れ空にションベンかけて歩き出した
地上九十センチのにわか雨

遠くへ行くのは千切れた雲
置いていかれたのろまな俺
そろそろ帰ると踏み出す足の
踏む土も紅き世界に

紅土のうえに にわか雨

578:577のつづき
12/02/15 10:19:03.95 K5s99z4/
なんだか泣きそうになった。最初読んだ時も。僕がいじったほう読んだ時も。
 あと、なんか赤い風景が見えてこない。
 1連目の出だし2行の「雲」が青空の中に浮かんでるのを思い浮かべちゃう。
この時点では雲としかいっていないから自然と青空が広がっちゃう。
日はもう暮れているというのを出さなきゃいけない。
冒頭に「日も暮れて」と入れたらどうでしょう?

日も暮れて
流れて行くのは千切れた雲
置いていかれたのろまな雲  

 このにわか雨は作者が自分で降らした雨なんですね。本当は晴れなのに、自分でホースで雨を降らしている。
 一連の動作を想像してみると、
出かけたといっているけど実際は庭みたいなところに出ただけ。そこでホースで水をまいてションベンだ、とかいってみたりしてホースの口をすぼめたりして水の勢いをよくしていたりする。
ひとしきり水をまいてから帰るといっているけれど、実際は帰るってほどの距離ではないでしょう。
 ホースで水まいただけのことをこんなふうにドラマチックに書くのは詩人だと思います。
 何かに置いてきぼりになったんでしょうね。置いてきぼりの自分がすることといえばホースで水まき。
みんなは集団行動でどんどん先へ進むのに、自分はあの置いていかれたのろまな雲だといっているのですね。
そしてこのにわか雨が「俺も一緒に行きたかったよう」と悲しんで泣いている作者の涙なんですね。
 土が赤いのは怒りを表しているのかな?本来茶色であるはずの土が赤く染まっている。置いてきぼりにされた自分の怒りを静めようとしてホースで水をまいているという見方もある。
 よく書けてると思いますよ。
どんな解釈をされても伝わるものがあります。
濁りのない透き通るようなむなしさと悲しみです。不純物を一切含まない純粋なむなしさ、悲しみがよく出ていると思います。
評価A

579:山田波々
12/02/15 11:19:15.27 0IGVY2Pi
>>546
第一声に感じた疑念と書いてあるけど、第一声は「これは酷い」なわけで、そこにどんな疑念が?
第二声のことだとしても、それは北斗好きなら誰もが既に思ったことなので今更感しかありません。
あるいは作品中には書かれていないリアルでの第一声のことだったとしたら、反則です。
全体的に誰でもが思いつくようなデフォルメに終始していて退屈でした。
着地点だけは意外といえば意外ですが、冒頭に書いたように「そこかよ!」とはなりませんでした。評価D

ちなみにですが私の関西弁恐怖体験を少し。
簡単な鍵しかついていないボロボロのトイレで私がうんこをしていた時、
扉を開けようとしたオッサンがいたんですね。鍵が閉まってるんで「あれっ?」と言った。そのイントネーションが関西弁だった。
鍵が閉まってるんだからわかるだろ?と私が思っているのにオッサンは
「オウッ」「なんやこれェ!?」と言いながらしつこく扉を引っ張り続け、
ついには力づくで鍵を破壊して扉が開け放たれてしまったんです。バーン!と。
振り返った私の目の前に破壊した扉を担いだオッサンが、
オッサンの目の前に白いお尻から茶色いものを排出している私が。
「なんや入っとんのやったら一言どついてくれたらよかったのに」
と言ってオッサンはすまなさそうに扉をはめてくれましたが、
いや、どつけません。私、どつく習慣ないんです。

580:山田波々
12/02/15 13:34:33.26 0IGVY2Pi
>>547
このスレを知らなかったらなんのことかすらわかりません。
なんのことかわからなくても面白いという内容でもありません。
内輪ネタはまぁアリでしょうが、私が許容できる内輪ネタは2ちゃんねるの外までです。評価E

>>551
面白いアイデアを得たところまでで止まってしまっています。
血の赤と精液の白が混ざってイチゴミルク、確かに面白いですが、それだけで終わっています。
それだけで「苦い味」と言われても、単純化されすぎていて伝わってくるものが希薄です。
愛しいから奪い、愛しいから与えたのではないの?苦いだけなの?
「苦い」が単にお子様向けの「甘い」の対義語として使われているとしたらそれこそ単純すぎる。
大体ティッシュって現在は白いティッシュしかないはずだから、
ティッシュの白が精液の白とかぶってしまっていてあまりよろしくありません。
また、ティッシュに吸い込まれた血の色の上にゼリー状に精液が付着するからこそイチゴミルクになるんだと思いますが、
ぱっと読んだ限りでは白+赤=イチゴミルク色、みたいな単純な図式しか書いていないので
「そんなわけないだろ」という気がしてしまいます。説得力が不足しているんです。
言葉が全体的に状況説明ばかりなのでぐっと感じるものがありません。
「色」とだけ書いて色を表現することはできないんですね。評価D

581:にゃにゃめよんじゅうごー!
12/02/15 15:10:06.50 UFkMFjNR
>>574
一行目のタイミングは「北風に震えた」の後ですね。
そうでないと寒いから上手く吸えないという事が伝わりません。
>ギチギチとネオンが鳴いたのから
>恥ずかしがりやの6等星は眩しいからと居なくなったんだ
>ギチギチうるさいネオンは6等星を追い出したのを良い事に
二重に被せるよりかはまとめた方が個人的に好みですね。
夜の街と酒はグッと来るか風俗知らないために陳腐化するかのどっちかですが、
最後で上手くまとめていますね。良いと思います。
個人的な注文として「ウイスキーを呷る」とありますが、
そのウィスキーが入っている容器が気になりますね。
ガラス瓶なのか、ウィスキースキットル(だっけ?)なのか。
呑み方もグラスなのか瓶から直接なのか。
D+

未評価
>568

582:名前はいらない
12/02/15 17:52:58.36 Pj7p5XuR
あちこちで起こる
くだらないことの
ひとつひとつが
興味深いだろう
空の雲のかたち
ひとつひとつが
いろんなものに見え出すだろう
体の中では
何かが元気に暴れる
引っ張り出したいから
叫ぶというのか

お前が聞いてくれるなら
俺も言ってやろう
俺の今まで吸ってきた酸素を
吐き出してやろう
誰かに嫌われたくなければ
誰かをいじめろ
誰かから慕われたければ
誰かをけなせ

リセットするためには
空と地上を結ぶ感情に
触れなきゃいけない
空が飛べる人間になるためには
翼を生やさなくちゃいけない
不思議な形の雲を引き裂いて
一緒に飛びまわろう

引っ張りだしてやろう
吐き出してやろう
澄みきった空が見たいんだろ
引っ張りだしてやろう
吐き出してやろう
俺の酸素を吐き出してやろう

583:名前はいらない
12/02/15 18:41:27.62 k1RZHIWU
鮮やかな青色 
晴れ渡った空の下で
幾億もの透明な結晶が砕け散って砕け散って
何度も繰り返し砕け散って砕け散って
空間にまぎれていく

それは風化していく少年の心
天気雨
鮮やかな青色

強烈でやさしい光がまたたいて拡散し拡散し
支離滅裂に拡散し
晩夏の世界を駆け巡った

砕け散っていく世界を


584:ちーちゃん ◆maltese.Zk
12/02/15 20:37:22.44 sZDJ3QAb
>>579
「あの子可愛いなあ」「ヘイ彼女!」と続いたら第一声はドッチじゃアホンダラ。
まあええ。それはまあええ。そんな事よりも便所の件で大事なんはボロボロとか簡単な鍵とかそう言う事やないんとちゃうか?
お前が男か女かで話はエライ違って来るやろが。
たぶん女なんやろけどせやったらオマエ、「男女共用の便所やってん」とか、
そっちの方が大事なんや。わかるか?ジャンルの話を言うとんのやで?
オマエのアピールしたい層が、広い層なのかごく一部のマニアなのか知らんけど、
やるんやったらオマエ、ストライクのヤツには「文字だけで逝けるぅ!」言われる位にやらんとアカン。
ワシかてやっぱりチンポをしごく時は安心してしごきたいやん。
そんな男か女かわからんのに白いケツて…。
ストレートのワシがチンチンだしてスタンバってる所にもしアンタが男やって教えられたら
「男がめそめそポエム書くなー!」わめいてどつき回すトコやでホンマ?
とにかく、オマエのケツが憧れの観光名所なる位のファンタジーを描いて見せーな!
ほんなら男なら男でもええ。むしゃぶりついたる!
俺も口悪いこと色々言ったけれどもそれ以外はまあ、アンタの言う通りや。
あと、一言どつくとは恐らく内側からノックせい言うことやろな。ホンマ上手いこと言いよるわ。


585:ちーちゃん ◆maltese.Zk
12/02/15 20:58:10.59 sZDJ3QAb
>>577
あと、オマエや。オマエ。Aをくれたんはおっぱいを揉んでやってもええくらい有難いが、
オマエ自分で「言い方変えただけやん」わめいとったのに自分で同じ事やってどうすんじゃアホンダラ!
オマエの分析した言葉の解釈がそのまま原文にも適用されてるとか考えんのかーーー!!!!!!!
普段は温厚なワシも仕舞いにゃサングラス掛けて怒るでホンマ。
それとタイトルで夕方言うとんのに「青空違うんか?」とか面倒くさいヤツはホンマ知らん。
ほんで撒いた水をションベンに喩えとるんやなくてワシのチンチンがホースや!!
するとオマエらの回答は何時もこうや
「放尿の放物線とにわか雨とではイメージがとても繋がらない」
じゃかあしいわボケエ!脳内でイメージが繋がるようにワシのチンチンをプラグインしてやろうか!?
それと何や、何で土が二回や。最後はワシのションベンに照準が当ってんねん。土フェチは今回ターゲットちゃう。



586:にゃにゃめよんじゅうごー!
12/02/15 21:32:14.75 UFkMFjNR
>>582
生のまま(きのまま)、という言葉がよく似合う詩だと思います。
不器用な優しさが垣間見えて僕は満足しています。
C+をどうぞ。

>>583
素地はとても良い。ですが詩の強さというものが、詩の短さによって
失われているような感じが見受けられます。
そして「世界」は取扱注意な物件でして。
「世界」使いたいのはわかりますけれども、デリケートに設置しなければなりません。
リライトすれば良くなるので現時点ではD+というところでしょうか。

587: ◆HngSoA3Z0g
12/02/16 00:34:22.90 6kq65H9Q
人身信者の強権政治は期待を殺し、
人身奏者は信者を賛美し、ひたすら演じ。

精神報謝の奉納演舞
献身農夫は荒廃農地を必死で耕し、
人身信者は奉仕強制で若葉を摘んだ。


  罪業妄想を植え付けられた少年達
  彼等は悪意を狂気にぶつけ
  感染症を遂に潰(つい)やせた。

  「狂犬病患者共への餞(はなむけ)だ」
  少年達は狂喜し沸かし
  生命倫理を滅(めっ)して見せた。


人身信者へ片身分け
片身は彼等の魂で
形見は生者より沸かされた
生者は片身を信者に分けて
信者を片身で細々生かし
生者は肩身を主張し開(ひら)けた。


荒廃農地は次々と
立派な農場に耕され
献身農夫は喜び讃(たた)えた
「少年達こそ救世主だ」。



  罪業妄想に駆られた少年達
  その妄想はいつまでも消えず
  永遠に彼等を蝕(むしば)んだ
  心は、少年達を縛り続け。

  彼等は心を迷わせた
  彼等は心を殺せず絶えず縛られ
  彼等は日々を病み続けた
  彼等は永遠に許されなかった。


世界は遂に潰えてしまって
人の形見は遺(のこ)る事無く


一切を
ただの有機物へと
姿を変えた


  彼等の想いは世界を蝕み

彼等の病(やまい)は世界を壊した。

588: ◆HngSoA3Z0g
12/02/16 00:35:20.21 6kq65H9Q
>>587
入れ忘れ。
タイトル
「人身信者へ片身分け、形見を沸けた人世生者(せいじゃ)の肩身に染まれ」
です。失礼しました

589:名前はいらない
12/02/16 00:38:04.51 UyiYIEg9

 カーテンを閉め切った
 放課後の部室
 相手の体温を求めたふたり
 愛の重さを知らぬまま
 ただ流されるままのふたり


590:名前はいらない
12/02/16 01:07:41.40 6kq65H9Q
>>587
うわ、改めて見たら間違えてコテ入れてたし……
何度もすみません、名無しに戻ります。

591:名前はいらない
12/02/16 01:44:30.46 biO/O6yM
「身勝手。」

奇跡を願って。挙句の結果が怖くてしかたない。
希望にすがって!すがって、すがって!

俺がダメなのか!そうなのか?努力はした。後悔して、何度も何度も。

くじけた、砕けた、周りに色々言われながら。
なのになのに、どうして理解をしない?なぜ煽る?

奇跡はおきぬと!なぜ平気な顔で言う!

あの子は良いねとみんなで笑う。
あいつはダメだと嘲り笑う。
心が死んで目が腐る。そいつもこいつも似た目をしてる。

周りに縛られ。ここではダメだ、ここに行け。お前ならできる!と薦めて!
ダメだとわかればやっぱりなと呟く。嘯く!

なにを信じてなにをする? 数字だけで生きる苦しさにはもう飽きた。
ならばいっそここから飛ぼうか?
何度も繰り返しよぎる!
頭ん中でおなじみの選択肢。dead or die

最近時間の流れがわからなくなった。曜日感覚も消え始めた。
心がなくなって、目までもうつろになって。

残る気持ちは空虚な気持ち。激しい嘔吐感。

TVで笑う。死因は鬱だと。心が弱い奴だと。
ならお前に聞いてやる!なにが心の強さなんだと!
お前の心は鋼の心なのかと!誰がアイツの気持ちを理解してやれる!
嘘付きの君には無理だろう!奴の理解できるのは同類だけだから!

あの人は素敵ねとみんなが羨む!あいつはダメだとみんなで笑う!


592:にゃにゃめよんじゅうごー!
12/02/16 09:05:59.11 Lce8kMjt
>>587
コテハンなので個人的にスルー
>>589
短歌として読んでみても何もなかったですね。

>>591
叫び系の詩ですが、「!」を取ってみると当然ながら勢いは無くなりますね。
それだけこの詩において「!」の比重が高い、頼っているわけです。
僕からは何も無いですが、多分他の評価人ならば「チラ裏か日記に書け」で終わりでしょう。
E+

593:ちーちゃん
12/02/16 11:29:12.56 OqC62yaW
「器」

オレンジの間接照明の中で惹かれ合う遮蔽物
日没を待たず閉じられたカーテンを
くりぬく僕と君との二つの影
ベッドの縁に座る僕の前にゆっくりとしゃがみ込む君の眼前
しなやかな筋肉に覆われた二本の足の付け根に
柔らかく丸みを帯びた太股が二つ
物欲しげな君の視線を察知した下腹部も緊張を緩め
君一人安らぐ為だけの器が形成される
静かに顔を埋める君の頬に撫でられて
ぴくりと君の目の前を掠める僕の感情
猫が獲物を追う様に
本能で捕まえた君の指先は次第に僕を操り始める
僕の温かな器に包まれて自由を得た君の唇が
熱を持つそれを玩ぶ


594:名前はいらない
12/02/16 14:14:03.68 2OCLgtBt


至高。宝石
純愛。泥泥沼
絡み合う二者
崩れるダイヤ
きらめくヘドロ
虹色の大地は
糞色の空に屈服する
私が上で
私が横で
私が0で
私が∞で
進まない時計の針に接吻し
戻らない時の流れを抱擁する



595:  ◆UnderDv67M
12/02/16 17:30:22.48 V7rfbvyT
なんか昨日色々書き込もうとしたら
>あたりー!! toro.2ch.net は忙しいのです。もう怒った寝てやる
って出て一切書き込めなかった 運営仕様変えすぎ意味分からん

596:名前はいらない
12/02/16 18:40:57.06 sSl7nQ+S
「満月」

ふだん甘えてばかりの息子が言っていた
「かーたん、お月たん、みてみて!」

忙しさにかまけて
無視してしまった自分を叱りたい…
何度呼ばれてもまたあとでね、と行かなかった自分を
今後悔してもおそいけれど

「母さん、今夜は満月だね…」
我が子をおぶりながらそう言う彼を見て
あのころの幼子の姿がよみがえった
「そうね、キレイね」
苦い思いとともに今の幸せをフッとかみしめた

597:秋吉なめくじ ◆2itMTGf8Qk
12/02/16 22:27:27.89 0wteyzMz
>>595
あきらめるな!

598:名前はいらない
12/02/16 22:32:16.71 wf9ScvKT
「零人ぼっち」


電車に乗って山を見て、少し休んで海に行き、街に戻ってお酒を少し、それでも自分は見つからないよ。

歌を歌って絵を描いて、美人の記号に腰を振り、古典映画を二本見て、それでも自分は見つからないよ。

ナイフを持って袖を折り、手首を返して赤を見て、白い包帯ぐるぐる巻いて、それでも自分は見つからないよ。

赤と白とが7:3に、なんだか眠たくなってきて、薄い思い出ペラリとめくり、やっと気づいたぼくの声。


誰か僕を見かけたら声をかけてください。
どうか僕に声をかけてください。
僕もあなたを見かけたら、声をかけますから。

599:名前はいらない
12/02/16 23:58:54.73 o1tQAPNe
あなたが本気で好きなんです!馬鹿だと、狂っていると罵倒して。
あり得ん夢だと目を覚まさせてよ!ねえ、張り倒してくださいよ。

600:名前はいらない
12/02/17 03:12:55.33 6Rsnew1P

「自己恋愛詩」

ここに2本の平行線があって 私の向こう側にあなたが居る

どれだけ触れ合っても あなたと繋がれるわけじゃない
どれだけ零れた言霊が 本当に息をしているのだろう

懲りずに私は手を伸ばす 掴もうと必死でもがいて、焦りが
熱と一緒に天井に歪で可笑しな染みをつくる

汗が玉に変わる数だけ 愛がうまれれば
誰より私は感謝する
この膜を張った世界にも感銘を受ける

前歯のあいだから漏れた
息が あなたを火傷させてしまった
味が分からないのはもう分かってるから
これが最後の飴のように 大事に大事に舐めとった

601:名前はいらない
12/02/17 05:07:52.36 Jf+GfnFQ
自由なんてほっといてつくもたんを愛でよう。それがすべてだろ
かわいいが正義なのは明らかだ、文句があるやつはちょっと鏡を持て
あ、ポエム?ああ、あのいけ好かない自己中か
むかしから大っ嫌いだったよ、どうみてもかわいくないだろ?
強調性がないんだよ、あいつは
長いものにまかれろってのは、この世の3大原則だろ
長いものってのは、意味もなく長いんじゃないんだよね、これほんとに
まあそれで、あいつは口を開けば酔っぱらいみたいなことばかり、論点がずれたり、というかもはや焦点だな
あいつはいっつもそういう世界に住んでたよ
2.5次元とか最近できたけどさ、やつは5次元くらいズレてたね
というかぶれてたよ
天然萌えとかそういう次元じゃなかったね
たまに文学の中に、音楽のほうの詞がまぎれこんでだけど、まだそっちのほうがかわいかったね
なんせやつらは素直だったからね。
そう、素直クールが至高なのは証明するまでもないだろうけど
それで清純ビッチとかたまんないよね、バカみたいな言葉で。
しかも太鼓を叩くとすぐにケツを振るんだ

でまあ、ポエムがなんでかわいくないかっていったら

何言ってるかわからないんだ
もう、あいつどこで何して何でその思考になるの? みたいな?
自由? ああ、そういう点では自由なの? まあ、だれも相手にしないからね
それで俺はどうしたらいい?
このままあいつの背中によくわからない世界重ねて? たまに見える腋に性欲掻き立ててそれで?
おれ どうしたらいい?
ってまあ聞いたんだけど、俺ばかだからわかんないしっていう中学3年のつらいところ?
どうしたいの
ってわかんないから聞いてるのに
まあこれがポエムのかわいいところなんだよね。つまるところ
聞いてもダメだから、まあ、だいたいわかんない俺が悪いんだよね
男はとりあえず謝っとけみたいなね。かわいいは正義だからしゃーないわー

602:名前はいらない
12/02/17 08:20:18.78 TuGxerSk
>>600
彼を思いながらオナニーしてるって事ですかね…
少し分かりづらい
Eです

603:名前はいらない
12/02/17 08:26:28.73 TuGxerSk
>>596
分かりやすいが
普通すぎて特に何も伝わらない
詩にもなってない
Eです

604:名前はいらない
12/02/17 15:50:29.29 LfiPquOG
「楽園」

流れ行く時の中で 一つずつ気づいてゆく 僕の罪と愚かさ

輝いていたあの頃 楽しかった思い出
心の海に浮かぶ楽園

いくら涙を流しても 叫んでも もう戻れない

僕は一人取り残されていく

605:雑草 ◆je5cNlouiI
12/02/17 21:16:43.60 mOb6ETY7
「好奇心の行方」

僕らの好奇心
ポケットの中にしまい忘れた
だからボロボロになってしまって見る影もない
オオバコが一本、強い奴が
クタクタになってしまった好奇心の印

シロツメクサの花に顔を近づけた
時代を超えて生うる花
最低の人間にも平等に可憐だ
僕は蝶じゃない

期待はしないほうがいい
夢は持たぬほうがいい
現実はいずれ僕を追い抜いていく
たった一本のオオバコをポケットにしまったまま

606:雑草 ◆je5cNlouiI
12/02/17 21:48:01.69 mOb6ETY7
>>568
こういう詩を読むと、創作というものの入口に立っている作者の能力を、羨ましく感じます。
>永遠が残した体温の刻銘であり、
>長い長い物語の終焉であった
ここなど、意味空間を立ち上げて、世界観を定立している。幻想的な世界に、愛の確かさ。
意味不明な中にも、一本通った精神のつながりが好ましいです。C-

>>587
一見入りづらい世界、でも、乗ってしまえば、そのユニークな言葉遣いの世界に遊ぶことが、
大変楽しい。真面目なのか、ファンタジスティックなのか、不思議な言葉の意味生成。
この意味の飛び具合、展開の荒唐無稽さは、僕なら買いです。新しい詩世界に挑戦することを
高く評価する。C

607:雑草 ◆je5cNlouiI
12/02/17 21:57:47.99 mOb6ETY7
>>593
官能的な詩は、あまり得意じゃないのですが、頑張って評価してみます。
一行目が、凝った描写でいいです。二行目、日没を待たずのところは、迂遠な言い回しではないでしょうか。
あ、三行目を導いているのか、ごめん。部屋の中の様子が、描かれていて、空気感が伝わってくるのは
いいと思います。あとの、官能的描写は、いいのか悪いのか、判断に困りましたが、ひとつのテーマ
をくっきりとは浮かび上がらせておられないところ、つまり、注意力の散漫さが感じられて気になる
ところです。D+

>>594
言葉を並べることで、ひとつの詩にしようとする意図が見えます。いろいろに変化する言葉たちは、
見ていて楽しいものですが、やはり集中力にかけているところが、致命的です。
つかず離れすといった、統合力の発揮が欲しいところだと思います。D-

608:593
12/02/17 22:07:03.70 f7g75O1d
>>607
ありがとうございます。
しかし来るべき実技の日に備えて女性の意見も聞いてみたい。
>>593再評価お願いします。

609:雑草 ◆je5cNlouiI
12/02/17 22:08:49.58 mOb6ETY7
>>598
精神の柔らかいところに訴えてくる詩ですね。孤独さ。もう少し踏み込めば、人間というものの業みたいなものが
描き出され得るところではないでしょうか。いろんなことをしてみても孤独。それを、十分に描ききっています。D+

>>601
誰でも通るような、詩についての感慨ですね。一応、心の感じるままに語っていて、納得というか、
ひとつの意見としてわかる論です。語り口を売り物にしたいわけではないのなら、もう少し、
短くまとめることも大事かと思います。D+

>>604
ストレートにまとまっていて、読み易いです。楽園という言葉には、遠い哀感と郷愁を感じさせる
魔力があると思います。そして、この詩では、それを効果的に用いています。短いためか、あまり
高評価はくだせませんが、時間について、はっと立ち止まって考えさせるような、効果がこの詩には
あります。D+

610:秋吉なめくじ ◆2itMTGf8Qk
12/02/17 22:38:23.40 UPPXNOND
頑張れ雑草!
おれには応援しかできんが応援してるぞ!

611:雑草 ◆je5cNlouiI
12/02/17 22:57:15.64 mOb6ETY7
>>610
励ましてくださって、ありがとうございます。もう少しで統合失調症が治るんです。

612:名前はいらない
12/02/18 00:33:44.27 2RO13ENK
>>611
統失って直んのかよ
うらやましいな
おめでとう

俺も精神科行ってみるかな

613:名前はいらない
12/02/18 00:48:39.86 2RO13ENK
「マラソン」

一番になりたかった
とにかく全力で駆け抜けた

羊の水に揺れられて
母なる道を
ただひたすらに

やっとゴールが見えてきた
僕は一番にゴールした
でもそれはスタートだった

吃驚して僕は泣いた
音が
匂いが
光が
心が
頭の中に
矢継ぎ早に
ぶつかってきたから

いきなり顔を叩かれる
僕は泣いた
とにかく泣いた
必死に泣いた

でも周りは笑ってた

そして今日
僕はゴールした
みんなは泣いていた

でも僕は笑ってた

614:名前はいらない
12/02/18 03:26:08.37 iUiaw+ma

何度拒否を繰り返したの
今更やり直すなんてできない
何時迄そんな想い抱いてるの
殺りたくないだけじゃない

貴方じゃなくてもいい
それでも会いたい
答えはもう知ってるの
だけど聞かせて
貴方の口から私の五感へ
染み渡る幸福感
もうそれだけでいい
ただ、貴方が好き。

615:名前はいらない
12/02/18 07:45:11.71 zdwuOxs3
「心の村」

轍に少女
鋭い瞳
歪な表情
強ばる拳

轍に少女
怯えた瞳
歪な表情
握った拳

おかえり

おかえり

霧の朝
起き出す農夫
響く汽笛

夕暮れの田舎道
親子と愛犬
季節の歌

ただいま

ただいま

私は起きなくては
あなたの為に

私は眠らない
私の為に

616:名前はいらない
12/02/18 09:10:08.79 XooXANfS
「ねっとりとした夜明け」

朝から泣いていた子供の声に
起こされてまるで小さな亀裂が
入ったような気がして
とりあえず水道の水を飲んでいた

隣から巨大な男が歩いてきて
それがSF映画の中の人間みたいに
何の根拠もなくそこにいるので
とりあえず鍵を開けて家を出ました

たくさんの放射線がぼくらの前に
突き刺さってくるような気がして
秋も冬もこうしてコートを抱えて
表に飛び出して野良犬にでくわして

人生ってまるでドミノだねと
いっていた人がいたので最初の駒を
声も高らかに打ち鳴らしました
そこで投了するのも人生です

幾つもの屍が折り重なる公園の
前を通りかかると死体が
急に数を増やしたみたいで
ぼくはまた風邪をひきそうです

家に帰ったらパブロンを飲んで
ゆっくり眠りにおちます
明日目が覚めて非現実の中に
入れられてもたじろがないように

まるで悪魔と契約を交わしたようで
時々夢が何度もフラッシュバックします
そのとき地下鉄の下から叫び声がして
今日もぼくはゆっくりと眠れそうです

617:473
12/02/18 10:00:21.17 luiY9+eN
遅レスすみませんm(_ _)m

>484 >508
評価、ありがとうございました
次作の参考にします

618:ちーちゃん
12/02/18 12:57:50.26 q16TJCHZ
>>614
想いはなんとなく伝わるのだが他所にいる僕らには何の事やらさっぱりわからん。E

619:雑草 ◆je5cNlouiI
12/02/18 15:48:59.87 EiCCBjJ9
>>613
マラソンという題がとてもいいです。少し考えたのですが、胎児期の様子なんですね。それだけではないような(
現実の苦労など)きもしますが、とにかく叙述の文がいいです。はっきりとは言えませんが、この詩から伝わってくる
分だけでは、大変に気持ちがよく読めます。C-

>>615
全体が、統一されていて、読み易いです。繰り返しの効果も、効いていると思います。少女の様子が、この詩の
特徴であると思います。村、という題が、なるほど、と、納得しました。おかえり、とただいまの効果的な使用も
あります。最後の終わり方も、感動的です。C-

620:雑草 ◆je5cNlouiI
12/02/18 15:56:33.34 EiCCBjJ9
>>616
すごくシュール。セン五(みのでひょう)はとてもいろんな人が、いろんな詩を書いています。一日の様子
を描いているものだとおもいますが、映画にしたらいいようにも思いました。最後の終わり方がいいですね。
シュールさに蓋をするような、ゆっくりとした終わり方。D+

621:ちーちゃん
12/02/18 17:46:35.29 q16TJCHZ
>>599
キレ具合は悪くないね。これは逆に「何のこと」とかが全く関係なくていい。E

622:616
12/02/18 19:07:07.96 zdwuOxs3
>>619
ありがとうございます!

623:名前はいらない
12/02/18 20:03:48.71 n5Ybiesz




行き止まりで貴方に出くわしたわたしは
甘い甘い蜜の味を知って虫になりました
顔がゆがむほど悔しくなっても
かすかな香りがふと思い出される時は
すぐにでも全身の力が抜けるのでした

強張りと腑抜けの状態を幾夜も繰り返し
現在わたしの「虫」ははるか空を舞うようになったのです

わたしはどこにでも貴方の匂いを思い出します
優しくて癖になるこの香りは
やはりわたしのエネルギーとなるようです







624:にゃにゃめよんじゅうごー!
12/02/18 20:27:09.34 C5u74P44
>>623
見ようによっては覚醒剤かな。またはセックス依存。
人間から○○になる、この場合は虫ですから思考停止体験。
そして空を飛ぶのは電波化とも読めますね。
恐らく読み違いしているかもしれませんが、とりあえずDかな。


625:名前はいらない
12/02/18 22:09:19.60 zdwuOxs3
「サボテン」

どうか日陰に置いて下さい
僕はそれほど暑さが好きではないのです

たまには日向に置いて下さい
それでも日光浴はしたいのです

水を与え過ぎないで下さい
本当に少しでいいのです
甘やかすと僕は腐ってしまうのですから

むやみに棘に触らないで下さい
棘は僕を守るものです
そしてあなたを傷付けるのです

あなたが僕を
僕があなたを
決して好きにならないように

626:PANDA ◆eq3WH9ujFw
12/02/18 22:23:47.25 fwH1ji7R
>>605
すっきりしていて読みやすいといえば読みやすい
小さくなりすぎてるといえば、そうでもある。
僕と現実の距離の掴めなさが、全体にさえもかかって曖昧に映りました


627:にゃにゃめよんじゅうごー!
12/02/18 23:08:48.52 C5u74P44
>>625
じゃあ僕は鉈を持ってきて思い切り叩き切きり中の水分をおいしくいただこうかな
という冗談はさておき、この詩に似たある有名な文章があります。
「犬の十戒(The Ten Commandments of Dog Ownership)」。ググれ。
ちなみにこの犬の十戒、泣きエロゲフィルターを掛けて読むとお酒が美味しく飲めます。
評価としてEかEかE+か迷うところですが、お好きなの選んでください。

628:名前はいらない
12/02/18 23:16:26.82 2RO13ENK
>>619
汲み取ってくれて
ありがとう

◆詩の訳

「マラソン(ヒトの一生)」

精子の僕は
無我夢中で
母なる道を駆け抜けた

わけも分からずゴールした
でもそれはスタートだった

いきなり誰かに掴まれ
世界に引っ張り出された
ピシャピシャと助産師が僕を叩く

痛みが
音が
匂いが
光が
気持ちが
ごちゃ混ぜになって
頭の中に飛び込んできた

びっくりした赤ん坊の僕は
泣きまくった
でも家族は笑ってた

月日は流れ
今日は人生のゴール(死)の日だった
家族はみんな泣いていた

でも僕は笑ってた

629:名前はいらない
12/02/18 23:18:50.87 zdwuOxs3
>>627
ありがとうございます

お酒は未成年なので飲めませんが参考にしてみます

630:名前はいらない
12/02/18 23:35:45.38 BHWtiqZ2
「まわるは」

カレンダーを見た僕の目は
舌打ちをして首を横に振った

仕方ないのは知っている
タバコを吸いたいが
もう何年も前にやめたのだった

平等とかいう見えないものに支配され
最終的にはそのしわ寄せが
この両方の目にやってくるのだ

高校の頃、帰り道
僕は一緒に帰った女の子にナイフを見せたことがあった
なんでそんな事をしたのか今となってはわからないのだけれど
ナイフを見せびらかしたかったのだ

そういう昔話が耳から出ようとしている

僕はぎゅっと目をつぶり
まぶたの中で眼球を動かす

そいつはぐるりぐるりと確かな感触で動く

そうだ、焼酎の湯割りを飲もう
いや、お湯を焼酎で割ろうか

不確かな事ばかりが、机いっぱいに広がる
そしてきっと夜は白々しく
新聞屋が毎朝ドアポストに新聞を入れるのと同じように
明けてしまうのだろう。

後悔だというとそれはとても子ども地味てるし
諦めだというとそれはそれで少々大人げない

そういう狭間を
ぐるりぐるりと

631:名前はいらない
12/02/19 00:09:46.25 b60Htjl4
>>609
楽園の評価ありがとうございます
楽しかった過去を思い出し立ち止まりそうになって、この気持ちを誰かに伝えたら少しは楽になるかと思い書いてみました
詩は初めてなのでよくわからなかったのですが短い方なのですね、次はもう少し長くして書きにきますね

632:名前はいらない
12/02/19 00:11:00.11 CxpbwklH



MIKAMIのインターネット   でググると

俺のブログがあるから見てくれwwwwwwwwwww
Numeriを超える面白いブログを目指すwwwwwwwwwwwwwwww

633:PANDA ◆eq3WH9ujFw
12/02/19 00:23:16.25 HLN+uUxM
>>626
つけ忘れD
>>630
あまりまわっているという感じがしませんでした
書きたいことはあるのだろうけれど、うまく形にできていないような印象さえ受けます
まず5行目までについて、恐らくはまわる、巡るものの1つとしてカレンダーがあって
しかしタバコをやめてからの月日が、なぜ仕方ないと思う理由に繋がるのがよくわかりません
平等のしわ寄せが何かわかりませんし、なぜ目にやってくるのかも。
高校の頃昔話は必要だったのだろうか、耳から出ていくってなにを狙っているのだろうか
巡りまわってくるものにうんざりしているのかもしれないけれど、その気持ちがあまり伝わりませんでしたE

634:名前はいらない
12/02/19 00:44:00.42 WhHrFDbZ
>>633
あ。ありがとうございますです。

今僕の中で起きている事を書いただけですので
あまり誰かの感想とか、誰かの何か変化させたいとか
(あるいは何か分かってもらいたいとか)そういうのを求めていなかったので
読んでもらっただけでも、しかも感想なり採点していただいて、恐縮の極みです。

この詩とよべるかどうかわからないものは
なんやかんやで締切に追われている今の自分の今の正直な心の中の
なにかしらないものを言葉に置き換えただけでなのです。

なので、高校時代の話がなんでここで出てくるのか、実際僕だって分からない次第です。
でもそれが出てきたのは事実なので、僕は事実に基づいて心の中で起きている現象を言葉に書き起こしただけなのです。

まぁ、あまりそういう言い訳みたいなのは格好悪いので、言わないのが大人の嗜みってやつなので
ここいらでやめます。

あ、また耳から何か出てきたみたいなので
ちょっと見てきます。ではまた。

635:名前はいらない
12/02/19 01:18:25.92 b92xvhok
「灯影」

暗い雑踏の中に於いて
あなたはまるで一縷の希望のように

手を伸ばせども
距離は一向に縮まらず
煩雑とした声が私をあなたから隠す

あなたを見たのはこれで十八度で
今まさに十八度目の死が訪れようとしている

宴が終わるその前に

斯くして静閑の間際
夜空の下
私は漸く逢瀬を遂げた

ああ
しかし何ということ
私の心を燻っていたのは
花模様の和紙だったとは



636:名前はいらない
12/02/19 03:25:02.54 6GYqRZJn
>>616

普通に巧い作品だなと思った
ひとつの亀裂から派生していく悪夢のような現象に
対して明らかに正常とは思えない「ぼく」が
現実と非現実の間を縫うように描かれていて
高度な作品だと思います
ひとつひとつの部品をていねいに磨いてその中で
物語を演出していく部分に驚きを感じました 評価A

637:名前はいらない
12/02/19 03:32:01.48 6GYqRZJn
>>635

きれいな作品だと思います
雑踏の中に浮き上がる自分自身に問いかけて
その中で何度も死と再生を繰り返していく
部分は好感がもてました
最後のオチなのですがこれを何かのメタファーとして
読むのかそのまま読むのかで味わいが違う気がします
評価D

638:名前はいらない
12/02/19 09:38:00.53 HD3QXTXn
歌詞ですけど

「Triangle」

まだこの想いは薄れないで
私の中で 揺れていますと
世界の真ん中で 叫んだつもりでも
世界中の誰にも 届きませんでした

もし私がもっと 勇気を出せたなら
もし私がもっと 素直になれたなら
未来は変わっていたんですか

ねぇ 何の想いもないのに
優しい笑顔を 向けないでください
今は 君をただ愛するだけの
役立たずの私に 罰を与えてください

君との始まりが いつからかあって
今は終わりでいるとしたなら
その枯れた愛には 見向きもせずに
新しい愛を 上書きするでしょう

でも私と君は「親友」で
もはや始まってすらいない
君に愛された証もなければ君を嫌いになる理由だってない

ねぇ 想いは消えないままで
私の心を 痛め付けています
ささやかな幸せを 日常から探して
役立たずの私は 今日も無駄に生きてく

君の幸せは私の幸せだよと
思ってあげられる 私でいたいのに
涙は溢れて 止まってくれなくて
心にこだまする 君の優しい声が
そう思うのを 邪魔してるんです

ねぇ その記憶があるなら
全て忘れたような 顔をしないで
精一杯の気配りを しているつもりなら
そんなのきっぱり止めてください

ねぇ この役立たずの私を

どうか今すぐ 嫌いになってください
私の為にも 君の為にも
その選択が 一番良いんだ

トライアングルを ばらばらにしよう
二度と元の形に 戻らないように

639:名前はいらない
12/02/19 10:31:54.85 H3IFd7f4
料理がうまくなりたいな
料理がうまくなってくれ
うまくならんでいいけどね

明日は掃除がんばるぞ
明日は掃除がんばれよ
がんばらんでもいいけどね

大きな花瓶の流線型
早くお家へ帰りたい

世界は磁石でできている

あたたかく
面倒で
頼もしい

640:The Reeds ◆CZwAR0.raQ
12/02/19 11:19:05.75 ais8YeCY
"Story of A Newshound"

明日の朝刊の一面は殺人事件のすっぱ抜き
彼の記事は三面の片隅に
上司がノルマ表を見てブツブツ
彼は視線を落として退社していく

1920年から使い回してる
しみったれたハンチングとスーツを脱ぎ捨て
シャワーの中明日の予定を確認する
彼の癖は中々抜けないみたい

犬みたいに嗅ぎ回っても
彼の鼻は排気ガスとオーデコロンにやられてる
地方紙の割に部数は多くても
勧誘は永遠に終わりそうにない

次の異動で営業部まで飛ばされそうだね
隣部屋のギターの音が頭にキてる
いつも通りハンチングとスーツに着られて
ノルマの為隣人に頭下げるのかい?

ここは
ホールデン・コールフィールドが通り過ぎる街
ホールデン・コールフィールドが通り過ぎる街

明日の朝刊の一面は容疑者逮捕のすっぱ抜き
彼の記事はどこにも見当たらない
そういえばこの前の誕生日
使えもしないキッチン用品貰ってたね

1920年から覚え始めた
どうしようもないときの頭の掻き方
無神経な歌い声鼓膜をつんざき
使い方を彼に教えてくれた

明日の朝刊の一面は殺人事件のすっぱ抜き
彼の記事はなんとその記事
上司がそれの写真を見て笑い出す
「お前もやれば出来るじゃないか」

641:名前はいらない
12/02/19 17:32:12.75 WWId4Ao/
「2月」


雪  。       。
  。     



。 雪 。



。  。

  。        雪


   。 。


 雪    。      


 


   。




     。







     
。。。。。。。。。。。。。。私。。。。。


642:名前はいらない
12/02/19 17:37:37.47 adm/OT7/
昔下の三題で書いたやつ
「風船」「鉛筆」「布団」

あいつは風船を膨らませるのが好きだ。

段ボールいっぱいに風船を買って来て一日中膨らませてる。

あいつは鉛筆で風船に文字を書きたがる。
よーく丹念に尖らせた鉛筆で。

あいつが風船に文字を書こうとすると割れてしまう。
もう一度膨らませる。
膨らませ終わったらさっき風船を割ったことは忘れてしまう。

あいつはこの作業をよく布団の上でやる。
気付いたら色鮮やかな風船で埋め尽くされた布団。
眠たくなったらあいつはそれを片付ける。


片付け終わったらまた膨らませる。




643:名前はいらない
12/02/19 19:34:09.35 b92xvhok
>>637
評価ありがとうございました

自分は祭りのランプシェイドと人間のどちらとも取れるよう書いたつもりなので
読み取って頂けて幸いです

644:名前はいらない
12/02/19 20:46:36.54 +9Hglobq
やっと積み上げた砂を
また誰かが踏み潰す
やっと楽できると思ったら
誰かがまた押し潰す

またか
いつまで続くんだ

夕方のやまぶき色の光が木葉の影を窓に映す
ずっと昔に見た穏やかな光
あの頃は友達がたくさんいて
遊んでる時だけは楽しかった
家に帰るとそこには何もなくて
ボケた祖母が独り言をいってた


あの頃と光は何も変わらないのに
私のまわりはずいぶん変わった
祖母が死に
私を痛め付けた父がぼけ 私のまわりにいる人は変わったけど
まだみんな砂山を潰しては嘲笑う
いつまで続くんだいつまで


チラチラ揺れるやまぶき色の光が
こっちへおいでと私を手招きする
いつかあの光の中にいくんだ
そして溶けて消えていくんだ



645:名前はいらない
12/02/19 22:34:44.70 LUO1ZVq+
9月に書いたもので季節感無視ですが失礼


「あめつぶ」

秋晴れの空に雲がわきぽつぽつつぶが降ってきた
冷たいつぶが落ちてきた
とおいとおい所から
たどり着いた水のつぶだ
不意の雨に傘を持たない私は走り出す
走るよりももっとはやく雨はどんどん降ってきた
とおい空の彼方へと
昇って行った水滴が
冷たくひやされ降ってきた

ぴちょんぴたん
やあこんにちわ
ぴたたんぽちょん
やあはじめまして
みちばたの草のつゆだったつぶが
クジラの水しぶきからやって来たつぶにおじぎする
寂しがりなあのこの涙は
真っ先に水たまりに飛び込んでみんなといっしょに遊んでる
わんぱく坊主なあのこの汗は
赤い屋根の雨樋ではねて駆けてはしゃいでる

やあこんにちわ
やあはじめまして
雨はどんどん降ってきて
おでこがうでが冷たくなる
あまつぶの分だけ冷たくなる
どんどんふったあまつぶが私のところへ落ちてきて
服もみるみる重くなる
はるばるここへやってきた
あまつぶの分だけ重くなる

走って走って家につく
気付けば雨は止んでいた
あまつぶが空へ昇ってゆく
七色の橋を渡ってとおい所へ昇ってゆく

君たちと会えてうれしいな
ここへ来てくれてありがとう
今日はどこへ行こうかな
明日は誰に会えるかな




646:名前はいらない
12/02/19 23:08:11.30 7od4JplE
「酒屋での雌」

さわるさわる
女は触る
俺の体にペタペタと

脇腹を掌で舐め回す
耳に息を吐きかけて
唇を舐めて挑発する

でも彼女は気付かない
俺を好きでは無いことを

彼女は単に計っている
俺を物差しにして
自分の魅力を測定しているだけなんだ

年寄り達が俺を羨む
同僚が足を引っ張る
羊共が二次会を作る

世の中の仕組みが漸く分かった

戦争は
男が起こすんじゃない
女が男に起こさせるんだ

女は男の嫉妬の起爆装置だ

647:名前はいらない
12/02/19 23:17:58.38 nk36JlU9
>>616
Aには値しません。どこも完成されているとは思えません。
まず一つ一つの表現のレスポンスが遠すぎるのはいいとして、
こちらから向かわせてもらったところですぐに捕まえられてしまうことに、
そいつの顔はのっぺらぼうにそっくりという、、、読者は捕まえ損ですよね。

この詩は基本的に横に走っている。もちろん時間軸の問題ではなく詩の観念として。
そういう横の詩に対して、レスポンスが遠いというのは至極あたりまえの話になってきますが、
これにはそれにしても読者から逃げきるという執念を感じませんでした。
ようするに半端なのだと思います。読者の忖度に捕まってもいいのですが、
それなら顔を泣き面でもいいので曝け出してほしかった。駄目なのはそうではなくて、
どこか人為的に表情を繕っている顔であったことで、
それは読者からすればまさしくのっぺらぼうにひとしいのです。

余談ですが、作者がしたいことはどちらかというと「逃げきる」ことだったのではないでしょうか。
作者の薄っすらとした狷介さが、作品の底にどこかはかとなく流れているように思えたので。
それなら、どんどん逃げてもらって構わないと思います。詩のスピードは、それこそ光速にまで達します。
また読者の審美的な衝動にしても、それにあわせるが如く光速にまで達します。(一定の読者に限りますが)
そのときに重要なのが、読者が追いかけても追いかけても、ドンドン銀色に光りながら逃げていくような、
まさしく光の速さで逃げることのできる詩、であることだと思います。

648:新人ナイフ ◆XBzaII/xfg
12/02/20 00:03:03.63 0kti+r/2
このスレはセンス抜群な詩が多いですね。
その中で特に好きな詩を並べてみました。

>>108 「水平線」 B
>>139 「おやすみ」 A
>>381 「ランランが死んだ夜」 A (これはプロの作品なんですよね)
>>465 「雨」 A
>>481 「なきむしおとこのこ」 B
>>528 A

649:名前はいらない
12/02/20 01:45:29.60 MAFvc9Un
>>616

十二分に読み応えもあり雰囲気もしっかり
つくられていて、僕もよかったと思います
練りに練られた構想力も抜群のセンスを誇っており
読者に対してあえてこういう書き方をしたのでしょう
人によって評価は別れるのでしょうが
こうした工夫を持っている詩は評価したいと思います

自分も評価Aでお願いします

650:にゃにゃめよんじゅうごー!
12/02/20 02:00:13.06 HWvUtd8U
>>647
A評価が付けられたのに誰も文句を言わずにスルーという事で察していただければ
評価人と貴方との平和的解決ができるかと思います。

眠い。

651:PANDA ◆eq3WH9ujFw
12/02/20 03:44:12.73 fv7gDod/
>>638
歌詞はよくわからないのですが
自分の気持ちの主張だけになってしまっていて
私にはくどいな、という印象を受けます

何かの場面を挿入することで、聞く人はその場面を思い浮かべながら聞くことができて、くどさも緩和できるとおもいますが
あるいは小道具に、ここでいえばトライアングルを背景にどうにかできないかな、と
最後に1度でてくるだけだったので、なんでトライアングル? と最後に疑問を置いただけでした
歌詞の中にもトライアングルを入れるか、連想させるものだとか必要だと思いますD-

652:名前はいらない
12/02/20 06:32:28.29 q29HEPB4
>>650
お前…平和的解決がこのスレに一体何をもたらしてくれると言うんだお前… 片腹痛いんw

653:名前はいらない
12/02/20 06:41:49.03 SWWxeqPB
昔の安室風に作詞しました。


囁いた言葉が 急に聞こえなくなって
Uhどうしてかって 聞かれても
私は何も答えられずに

華やいだ街並みが 急に色褪せたのかって
Uhどうしてかって 聞かれても
私は答え見つけられずに

夜のサービスエリア 車停め
二人ただ 夜景見てるだけで幸せ
なんか笑っちゃうね
交差点 シグナル変わって
それだけで 走り出す人達の群れ
なんか 一人だけ置いてかれる気がして

※何にも考えずに 飛び出していって
Uhあの頃あの子に出来た事
私は今じゃ出来ずに

無難なプランに とらわれてちゃ
Uhどう行ったって 結局を言えば
私いつも疲れてばかりだね

654:名前はいらない
12/02/20 07:24:54.26 2x9l1scb
>>651評価ありがとうございます。なるほど、改めて読むとご指摘の通りですね。参考にさせて頂きます。

655:名前はいらない
12/02/20 15:13:49.40 I5TCj3Vw
私とあの人の間に
どれほどの距離があるかなんて
分からないけど
生と死を隔てる壁はきっと
私の二重瞼の幅くらい

死んでもいいななんて考えながら
命を諦めなかった貴方に手を合わせる
私はそれを不思議に想う

色んな人が
色んな形で
去っていった
この扉の向こうで
陽が沈む

陽が
沈む

656:名前はいらない
12/02/20 18:10:36.53 NeouDTm+
一般的には常識とされている、
 真実は一つだけ
 怒りは自然な感情
 戦争・テロは無くならない
 死刑には殺人の抑止力がある
 虐められる側にも虐めの原因がある
 自己チューな人間ほど自己愛が強い
などの間違いを解説ちう m9(`・ω・)ビシ
恐らく義務教育では多分教えない、きっと目から鱗のあわよくば最新哲学  感情自己責任論

657:名前はいらない
12/02/20 19:09:31.48 VhPe1Egb
        追い夢人


沙ごとく、ちるる虫食い日々よ、青年の夢は何処へいった。かく
て、叶わなかった潰える夢追い人よ、どうかどうか忘却しないでおくれ。
、僕に呪いをかけてくれ。かようにも、僕も忘れえぬ。

658:にゃにゃめよんじゅうごー!
12/02/20 20:39:09.75 HWvUtd8U
>>639
日常から地球レベルへのシークエンス(映画用語としての使用)
これによって>>639は詩になっています。
手法としてはありふれてますが不快ではありません。


>>640
コテハンなので個人的にスルー
好きな詩のタイプなので評価したいけれども。

>>641
AA的と思わせておいて漢字という記号を使った表現。
ネットでの横文章文化とAA文化が垣間見れて「なるほど」と。
「2月」という題、「雪」という記号(詩内定義としての「雪」=「。」)
誰もが思いつきそうで思いつかない領域だと思います。
Cに近いD+

>>642
三題「風船」「鉛筆」「布団」としては捻じれていなく素直さが見れてなかなか良いです。
意味無い事を繰り返すのは幼児性とも言えますが
>風船を膨らませるのが好きだ。
>鉛筆で風船に文字を書きたがる。
で、その人が楽しんでいるのが見えます。

この詩は見る人によって見え方が違ってきます。
その辺がこの詩の面白いところですね。
Cに近いD+

>>644
最後の連が綺麗ですね。
その分、この詩には必要な要素ですが、
>(夕方のやまぶき色の光が)木葉の影を窓に映す
が、少し引っかかります。
特につっこみ所がないのでC-

>>645
全体的に完成度は高いです。
>とおい空の彼方へと/昇って行った水滴が/冷たくひやされ降ってきた
これは時間経過の要素が必要なのと「降ってきた」を2回使っているのが少し引っかかります。
それを差し引いてもC+。

---
あとニコ動見て寝るのでよろしく。じゃあね

659:名前はいらない
12/02/21 00:46:51.77 n/gH6yY5
「憎しみ」

殺したい
しかし
殺さない

殺したい
だから
殺さない

殺したい
つまり
殺さない

殺したい

殺さない

660:PANDA ◆eq3WH9ujFw
12/02/21 03:19:29.34 4BMXuVkg
>>646
言いたいことがよく伝ります、確かに世の中の仕組みの1面だなと思えました。
ただこういう格言名たことは結構ありふれているので、ちょっと書いただけでは面白いと思えませんでした
>年寄り達が俺を羨む
>同僚が足を引っ張る
>羊共が二次会を作る
ここに書かれた1場面に世の中の仕組みを表すには、視点が表面上をなぞっただけで足りないと思いました
また、最後の1文は蛇足でしたD-
>>655
なぜ、二重瞼の幅なのでしょうか。
そこには作者の詩的さが宿る理由があるのだろうけれど、私には分かりません
読者に想像の余地を残すのと、読者が想像を働かせないと読めないのでは違います
生死と瞼の開閉を重ねるのであればわかりますが、隔てる壁ってなんだろう、その幅が二重瞼ってどういうことだろうということが
欠けていると思います。
生死の話題を出てから
>命を諦めなかった貴方に手を合わせる
この後に別れについても書かれているし、これは貴方が死んでいるとも読めるし
死んでないとも読めてしまう。あちこちで書き足りなさを感じます。E
>>656
m9(`・ω・)この口の部分を最初に考えた人は表彰してもいいレベルのぷにぷに感
犬猫の口は歯に当たって、思っているほどぷにぷにしないけれど、このぷにぷには信じてもいいと思わせるほどのぷにぷに感
紙の上に最新技術を駆使して再現してほしいけれど、アニメや漫画の実写版は本当にやめてほしいのに、完成しちゃったみるしかないよ。と同じ心理が働いている。
かくして読者の期待を抑えられなくするこのぷにぷににAを出したい。
>>657
小さな虫食い日々と行方しれずな青年の夢がちょっといいなと思いました
とくにつっこみどころはなしD
>>659
最後の殺したいと殺さないの間は空白を置かれ、読者はそこに自由に何かを思うことができるだろうけれど
試み自体には価値がありますが、これだけではまず読まないです。評価のためでなければ、ぱっとみて終わりですE+

661:PANDA ◆eq3WH9ujFw
12/02/21 03:24:25.77 4BMXuVkg
未評価
>640 >653

>593 再評価

662:名前はいらない
12/02/21 07:47:45.74 O6J20aDM
では何故猫の額なのでしょうか

663:名前はいらない
12/02/21 08:57:33.78 ORuCHI91
それ依然に猫の額は詩句じゃないでしょ

664:名前はいらない
12/02/21 20:33:51.37 3gw9/Mb/
61階


こんな風に歌えって
誰かが僕に囁く
こんな風に喋れって
誰かが僕を促す
「お前はこうゆうのが好きなんだろ?」
僕は黙って頷いた

こんな風にかき鳴らせって
誰かが僕の手を取る
こんな風に振る舞えって
誰かが白い歯を見せる
打算的な不良性
僕は恐くて逃げ出した

61階から始まった僕の故郷への旅
いつかまた会いましょう
僕がずっと憧れていた
西の国で

どんな風に歌おうか
ついに僕は権利を得た
どんな風に喋ろうか
誰かは僕が殺したから
ひとりぼっちの大きな部屋
僕はそこで何をするの?

流れていく灰色は君で言う田舎の夏の風鈴
ピンク色の小さな僕
やっと会えた
諦めていた
もう離れない

665:名前はいらない
12/02/21 21:46:24.64 CQb094kV
>>658
評価ありがとうございます
なる程言われてみると少し近過ぎますね
それに「昇っていった」のに「降ってきた」のもおかしな話で
自分で推敲したつもりでも見て頂かないと視野が狭くなりますね
精進します


666:名前はいらない
12/02/21 23:49:40.34 T4nG0LUN
蔵が建つほど儲かるって…
わたし蔵なんか欲しくありません

667:にゃにゃめよんじゅうごー!
12/02/22 00:33:33.84 ns7JCKWg
>>665
昇っていって、そこで一旦ストップしていないのがちょい気になるだけで。
改めて読んだら「降ってきた」連発は気にならないね。
B-に近い。

さて。

>>653
歌詞とは聞く人の心をどう動かすかを計算しなければならない詩の形態です。
そしてメロに合わせて発音する関係で文字数が決められてて
需要に合わせて作らなければならない。ミク曲はそこから外れてるから面白いけれど。
で「結局を言えば 私いつも疲れてばかりだね」という歌詞を誰が求めているのか。
そういうことでD-

>>664
普通の詩かなと思ってたら最後の連である意味暴力的にまとめてきて、おおう、と思いました。
最後の連に関してはB評価でも良いと考えます。
しかし1~4連目が最後の連のための仕掛けに過ぎないのも事実です。
そういうのもありでしょうけどもCかなと思います。
61階が謎なんだよなあ。寿命年齢の比喩でもなさそうだし、うーん。
地下61階なら輪るピングドラムから繋げられるけども、うーん。
つまり“よみがえりでの小さな(胎児)としての自己の獲得”だと思うんだけど、うーん。
情報が少にゃいにゃー にゃにゃん。

668:名前はいらない
12/02/22 01:35:51.68 z+13MQ/h
三題
最近書いたやつ
「庭」「ピアノ」「宿題」

幼い頃私は庭で踊るのが好きだった

近くのお家からピアノの音が聞こえてくるから
それに合わせて踊るの
お庭の横を通る人たちがみんなニコニコしてこっちを見てくれる
とっても楽しかった

お母さんに勉強しなさい宿題しなさいなんて言われても聞こえなかった
いっつもくらくなるまで踊ってた

いつからか踊らなくなった
楽しいことがなくなった
来週テストだよとか明日課題提出だよとか
みんなそんなかとばっかり話すんだ

でも今日は久しぶりにお庭にでてみようかな

ほら

あのピアノの音が聞こえるから


669:名前はいらない
12/02/22 03:30:24.76 FiyNoKOv
すこし遅く起きた午後
ストーブの上のヤカンがコンコンと湯気を立てる中に
体育座りに体を丸めて寄せれば
しわくちゃに冷えたパジャマから
丈を余す爪先の赤みが
私という素体なしでは泳げず
熱気に煽られて揺れるだけの
爪先があたたかな水をゆめみている

祖母はベランダの近くで
静かに揃えて伸ばしたひざの上に
洗濯物を畳んでいて
その手は私よりも細くて頼りない
影ばかりがはっきりとして
洗濯物越しのひざに頬を重ねると
視線の先にあるのは爪先ではなかった
仕方ない子だねと笑った祖母のしゃがれ声だけが明るい

窓際には水を替えたばかりの金魚鉢が置かれ
曇天を映した鉛色の水の
敷き詰められた砂利へ
汚れが沈殿しようと漂うような
厚い雲がもうすぐそこまで来ている
どんどん暗くなり
瞼を降ろすと
祖母の匂いと混じって
生臭い春の風の匂いがして
祖母の手が頭の後ろをやさしく撫でてくれている

微睡みはほんの何度かの瞬きのうちに浸食された
窓から見えていた庭も、なにもかもが雨に突然閉ざされて
とても激しい、弾けるような音は、後からやって来た

670:名前はいらない
12/02/22 08:30:32.41 BtBuDOIH
>>660
パンダさん
ありがとうございます

671:にゃにゃめよんじゅうごー!
12/02/22 08:34:34.54 ns7JCKWg
はよー なんで俺は出社前に評価しているのか。

>>668
三題で綺麗なもの選びすぎですね。もっとカオスに。
詩ですが、天然狂人入ってます。
しかしそれは作者の意図するところではない(狙ってない)でしょう。
D+

>>669
作者の観察眼が鋭くて良いですね。
>ストーブの上のヤカンがコンコンと湯気を立てる中に
温かい、のは理解できるけど100%伝わってこない。
「ヤカンがコンコンと湯気を立てる」のは間違ってないから多分他の要素。
ああ、ストーブだ。燃えてる感じがないんだね。
2連目、3連目はしっかりしてる。4連目で音が聞こえる構成。
>後からやって来た で一瞬遅く認識させるディレイ効果もGOOD。
C+をどうぞ



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